品川近視クリニック集団提訴 ドライアイグループ 3月22日に勝利的和解!!
皆さん、こんにちは!レーシック難民のレンコンです。
レンコンは今日も過矯正遠視とそれによる眼位異常で目が痛くてよろよろしてる毎日ですが、皆さんいかにお過ごしですか?
さて、大ニュースが飛び込んできました!
3年以上にわたって続いてきたレーシック集団提訴ですが、ついに「ドライアイ」のグループで和解となったようです。
は非公表。
●「医療法人、厳しく指導監督を」
ドライアイはレーシック手術を受けると発症する合併症。中には症状が続いたり重症化したりして、点眼だけでは改善せず新たに治療が必要になる人もいる。そんな中、同法人はレーシック手術のメリットだけを強調。HPでは「後遺症はほとんどの場合時間の経過とともに改善されます」といった文言や、ドライアイの発生率は4%とする図などが記載されていた。
レーシック被害対策弁護団団長の梶浦明裕弁護士によると、和解条項には法人側が遺憾の意を表明した上で、レーシック手術の合併症について患者に適切な説明を行うことやウェブサイトなどで患者に誤解を与えないよう努めることなどが盛り込まれた。
和解の内容は金額こそ非公開ですが、ウェブサイトに載ってるリスク情報が非常に少ない説明に修正を求めるなど、実質勝利的和解となったようです。
記者会見に出て下さった被害者さんには、心の底からお礼を言いたい気持ちです。
本当にありがとうございます!!
品川近視クリニックと錦糸眼科が集団提訴された当時の記事
品川近視クリニックと錦糸眼科の集団提訴について、被害者の会で取材ご協力させていただいた記事。
レーシック後のドライアイというのは、レーシックにおいて逃れられない合併症の一つです。
というのは、レーシックをするときには、「フラップ」という部分を作成します。
角膜上皮を完全にちぎれないようにちょっとだけくっついた部分作って切断し、ペロッとめくって、めくった部分にレーザーを当てて形状を変え、めくった部分また戻す」という手術がレーシックなのですね。このフラップが肝で、切断せずにレーザーで削った部分にまた戻すことによって、PRKなどと比べて回復が早いと言われているんです。
でも、フラップ作成するときに、角膜切るわけだから、角膜に通ってる神経も切っちゃうんですよね。
この神経切断がレーシック後のドライアイ発生の原因となるのです。
医者の腕など関係ありません。「フラップ作る=神経切断=ドライアイになる可能性あり」です。
まぁ、女性だったりもともとドライアイ気味の人をのければレーシック後重篤ドライアイになる患者は減るでしょうけどね。
でも、レーシック業界ってトップ慶應大学の坪田先生からしてこのありさまなので、ドライアイ被害者が激増した理由も皆さんに察していただけるのではないかと思います。
慶應坪田先生は今回集団提訴された品川近視クリニックの理事、増田寛次郎大先生とも台の仲良しで、慶応大学から品川近視クリニックに医局員が派遣される仲です。
さてドライアイの話に戻りましょう。
レーシックした後一時的にドライアイになっても、その後うまく神経再生してくれる人の方が多いのですが、困ったことに、神経再生しない=いつまでたってもドライアイ気味な人も一定数いらっしゃるのですね。
重篤化したレーシック後のドライアイなのですが、「コンタクトがゴロゴロして…」というレベルとはレベルが違い、
・目薬ボトルを1日1本使い切ったり、
・自分の血液を抜いて遠心分離器にかけ、血清部分を取り出して目に点眼するという、自己血清点眼をしたり
・目の痛みでうつ病になったり失職したり
という生活になります。
下の写真は、レンコンのドライアイの友達から拝借した目薬容器の画像になります。
1年で365本使うそうです。
レーシック後、重篤ドライアイになった人の生活は、まず朝に瞼を目から「はがす」ために目薬をさすところから始まります。
乾燥で瞼が眼球にへばりついているので、目薬でふやかしてバリバリとはがすのですね。
そして、1日15分ごとに目薬を差します。皆さん目が痛いので、気分が落ち込みがちになり、仕事どこらか日常生活にも支障をきたします。
夜は痛みで眠れないので睡眠薬のお世話になることもあります。
ちょっと想像していただくと、24時間目の中にシャンプーが入ったみたいに目がヒリヒリしてる生活ということになりますかね。
こんなドライアイレーシック難民はレーシック大手の大学病院などに通っているのですが、治療の経過はとても厳しくて
レーシックしてからすでに数年たって全くドライアイが改善しないのに、
「切断された神経はその内はえてくるから…」と
レーシック推進派の眼科医に、他人事みたいに言われ続ける毎日です。
レーシックって、術前説明の時は
「うちの最新機械ではドライアイになりにくい」
「万全のアフターケア!!」
と言われるので、「何かあっても治療してくれるのか…」と考えて受けられてしまった方が多いのですが、被害が出ると
「ウチに涙点プラグはない」
「交通費がもったいないから他の病院に行ったらどう?」
「レーシックする前からドライアイだったんですよ」
って感じでアフターケアも糞もないんですよね。
そんな状況ですけど、
今回裁判においては、「勝利的和解」と呼んでもいいような内容で和解さになったので、心底ほっとしてます。
被害者救済と自由診療の規制のために、国と眼科には動いていただきたいですね。
自由診療って、がんのインチキ診療なども含め、本当にとんでもないことになっちゃってますから。
ちなみに、多くの方はこの和解のニュースをお知りになり、「やっぱ品川近視はやばかったんだ!!」という印象を持たれるでしょうけど
実は裁判されている眼科は品川だけじゃなく、現在個別で提訴されている眼科もあるようです。
また、被害者の会には品川近視クリニックの被害者もたくさん集まってますけど、それ以外の眼科の被害者さんの情報も入っております。
その中には今話題の永久コンタクト(ICL)の被害者さんもおります。
もし眼科自由診療を希望される方がいらっしゃったら、上記の点、よくよく考えていただければ幸いです。
眼科自由診療って、レーシックもICLも、リレックススマイルもホント被害者さん大変な目に遭っておられますから。
指原さん 永久コンタクトレンズ(ICL) IN 神戸神奈川アイクリニック!
指原さんが
「永久コンタクトレンズ!」
「神戸神奈川アイクリニックで受けました」とニュースになったおかげで
神戸神奈川クリニックとICL(永久コンタクトレンズの別名)が
すっかり有名になってるようですね!
ウチのブログのICL被害情報に関する記事のアクセス数がどえらいことになってます。
読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。
特にアクセス数がすごいことになっている記事を掲載しておきますね。
ICLの被害者さんのブログについて書いた記事
ICL被害者さんのブログ
北沢さんの被害体験談にあんまり衝撃を受けたので、イメージ図まで書いちゃいました。北沢さん、応援してます!!
※イメージ図です
この永久コンタクトレンズ(ICL)被害ブログ、精力的に記事を更新されているみたいでありがたいです。
今回は「逮捕歴のある実業家の男性」が宣伝するレーシックやICLについての記事でした。
芸能人がやると、みんな「安心安全な手術なんだ、すごいね~」って
思ってしまわれるかもしれないが、
そもそも芸能人を使った宣伝は
禁止です。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/kokokukisei/dl/shishin.pdf
つまり芸能人が宣伝してるクリニックは
破っても屁とも思わないブラック病院
ということなのですね。」
芸能人がやってる→安全(^^♪
という認識から
芸能人がやってる→危険('Д')
というのがこれからの病院選択の新基準!なんです。
現代社会はなかなかに厳しいですよね!
さて、ICLのリスク情報の記事の続きです。
それと、
ICL被害者ブログの北沢さんが失敗された病院は、
レーシック被害が多数出ている病院でもありますが、
レーシック失敗した人にどんな対応したか
被害体験談が随分とたまってるので、
リンクを貼っておきますね。
「リスクについて説明したら、お客さん減っちゃうじゃん?」なんて、
思っていても患者になかなか言えることではありませんよね!
そんな感じで、この記事が、永久コンタクトレンズ(ICL)にご興味を持ってくださった皆さんのお役に立てたることを祈るレンコンでした。
誰もが認める過矯正にされた患者の憂鬱
こんにちは!レンコンです。
レーシック後遺症で地獄をさまよう皆さんはいかがお過ごしですか?
リアルタイムで休職や失職、転職手続きをされている方もいらっしゃるようで、なかなか被害者の皆さん阿鼻叫喚な人生を送っておられるようですよね!
さて、今日のお題は「レーシックで明らかに過矯正判定が下った患者の憂鬱」に関してです。
過矯正の症状をお持ちの皆さん、辛いですよね。近くを見ると気分が悪くなるし、眩しいし、LED空間に入ると頭痛吐き気がスゴイからそのせいでせっかく就職したのに、まもなく退職されちゃった方もいます。就職活動にもお金がかかるのに、悪夢ですよね!
PCスマホもやっとのことで使っているのに、安心レーシックネットワークの広告塔、サイエンスライターの竹内薫から
「お金がもらえますね」と言われちゃうし、本当にいいことないですよね!!
togetter.com
過矯正の症状の問題として厄介なのは、計測値が正視や極極軽度の±0.5Dとかの屈折以上を示す方がとっても多いということです。その場合、特にレーシック眼科に行くと「数値上、何の問題もない!!」とお金だけ取られて診察終了しやすいんですよね。
こういう患者さんの中には、調節緊張を測るマシンであるトライイリスで計測するとバッチリ近見ストレスがスゴイことになってることもあるんですが、レーシック医はオートレフしか興味ない方々が多いのでそういう判定が下りやすいのかもしれませんね!
そういう「レーシック眼科で高いセカンドオピニオン代払ったのに、説教と拝観料だけで終了した」という患者さんの中には
「もっと明らかな異常があればよかったのに…!!」と思われてる方も多いことでしょう。
しかし、ここからが本題なのですが、
レーシック医は+2Dとか+4D超えちゃった人に関してもNOPLANというか、確実性を持ってできる治療は特にないんですよね!!
ドライアイに関しては血清点眼やら蒸しタオルで目を温めたり冷やしたりするという対処法が提案されるようですね。しかし、血清点眼したから完全に良くなったよという話はまだ聞いたことがないんですけどね。
効果は期待できないけど、リスクが低いからまだマシ?ってやつですかね。
さて、レンコンの知ってる患者さんで、
ガイドライン違反の手術で、レーシック後の屈折以上は+2D超えちゃってて、おまけに角膜も微妙に濁りが生じ…って方がいらっしゃるので、今日はその方のお話を書きますね!
患者さん、ご協力いただきありがとうございます!
レーシックを受けてからの状況:
+2Dを超える遠視になった。近見作業で眼精疲労が大きく、デスクワーク系の仕事は辞めざるを得なかった。
眩しいことも有り、今はカーテンをいつも引いた部屋の中で生活している。
カルテを見ると、明らかに屈折度数より強い値で削ってあった。
後で知ったが、術前の屈折以上が大きいと、たとえ正視目標で削った際にも誤差が出やすいとのこと。
また、強度近視のほうが術後、近視に戻る確率が大きいとも後で知った。
クリニックからこういう説明は一切なかった。
術後の状況:
レーシックをやっている眼科や、安心レーシックネットワークの病院を受診した。
遠視は+2Dほどは常時計測でき、ガイドライン違反の手術なので、眼科で「あなたの手術は問題ありません」と言われることはあまりない。
しかし、治療法なども特にない。
再手術に関して複数の眼科で聞いてみたが、強度近視にレーシックを行ったため、角膜が非常に薄くなっており、更にレーシック後からドライアイ気味なので、眼科では「あなたの再手術はウチではやりたくない」と言う雰囲気がいつもある。
最初は再手術を受けたい気持ちが大きく、色々な人の話を聞いた。
すると、治った人の話もあるが、手術してもっと目が痛くなった人も多いことが分かった。
成功する人と失敗する人の分かれ目は、カルテを集めて検証すればわかるかもしれないが、聞いた限りでは全くわからない。
レーシック眼科で「再手術したら確実に良くなりますか?」と質問しても、いい返事が帰ってこないのを見ると、「再手術という技術は、それで確実に治りますと即答できるほど確立されたものではないのだろう」と感じざるを得ない。
再手術に失敗した人の話も聞いたが、
最初にレーシック手術を行ったクリニックと再手術を行ったクリニックの間で責任のなすりつけ合いが起こり、再手術でもっと悪化しても「最初に手術した病院が悪い」と言われてしまうようだ。
「再手術で良くなるはずです」と事前に医者が言っていたとしても、実際に悪化した場合、「一番最初に手術したクリニックが悪かった」と言われるだけで、保証などは特にない。
自分の場合は最初で手術した病院で再手術というのがなすりつけ合いを起こさない方法であると考えるが、明らかにおかしな度数で手術した最初の病院での再手術は考えられない。
今後どうするか:
自分の場合、室内で暮らしていけば生存できるので、再手術を受けるかはまだ考えたいと思います。
色んな人から話を聞きましたが再手術はリスクがあるもので、レーシック医も失敗するか成功するかは「やってみないとわからない」というレベルの技術に感じました。
あの人たちは、患者が「痛いです」「術前より目が痛くなった」と訴えても、オートレフの数値だけ見て「数値上は正常」「目が痛い人なんていくらでもいる」「精神科のお世話になったらいい」「文句を言う患者は神経質」と考えてしまう人たちなのです。そんな技術が確実だとはとても思えません(もちろん、うまく行くことはあるでしょう。でも確実ではないのです)。
少なくとも私は、私や他の多くの人のレーシックを失敗し、しかも結構な人数の患者さんが「再手術のせいで余計悪くなった」と訴えているレーシックの再手術を受けたいとは、なかなか思えません。
レーシックをする医者は失敗に関しては関心が薄いので、眼科学界などが主導して、リスクがある再手術や角膜移植を受けなくても私達が元の生活に戻れるようにして欲しいです。
再手術に関しても、成功した人と失敗した人がいるのですから、データを集めてきちんと検証して欲しいです。
「レーシックは成功した人も、失敗した人もいる。失敗した人は神経質」という手術は、科学ではありません。
そして治療では失敗することもあるのですから、失敗した人の人生についても考えて下さい。
多くの人が失職し、家族に養われています。その中には「お前がレーシックなんて受けたから」とトラブルになっている家庭も有ります。
家族がいなくなったらこの人たちの面倒は誰が見るのですか?
「レーシックは眼科専門医の手で!」と専門ページまで作り、学界を挙げて手術を推進していた責任を取って下さい。
読んでくださって本当にありがとうございました。
…
以上です。
協力してくださった患者さん、ありがとうございました!!
ホントにね、いくら遠視の数値がすごかろうがどうしようもありませんよね!!
そんな感じで、例え明確に失敗っぽい特徴を持つ患者でも、決して見通し明るいとは言えないのがこのレーシック被害なのでした。
有名な眼科医に失敗された被害者の憂鬱
こんにちは!レンコンです!!
過矯正のレンコンは今日も目が痛いけど、皆さんお元気ですか?
さて、最近レンコンは「診療情報」というシリーズをやってます。
第一回は眼瞼けいれんの被害者に献身的な支援をなさってる井上眼科の若倉先生。第二回では東京歯科大学教授にして日本白内障屈折矯正手術学会の理事長、ビッセン宮島先生のセカンドオピニオンの記事を掲載しました。
良かったら読んでみてくださいね。
特にレーシックの後遺症でお悩みの方には必見の情報だと思っています。
それと、眼科関係者や医療関係の弁護士さんにも読んでいただきたい内容なんですね。
なぜなら、良心的な眼科や弁護士さんだと、レーシック被害者が相談しに行った時に「うちじゃよくわからないから、レーシックの専門の病院を紹介してあげるよ」という流れになることがあるんです。
そんなレーシックに詳しいレーシック医たちが、どんな感じでセカンドオピニオンしているか知っていただきたいと思うんですね。
レーシック医のセカンドオピニオンは、予約量だけで4000円というところもあるので、レーシック難民だったら特に情報集めて受診したいというのが、被害者の気持ちであると思います。
ただでさえレーシック後の目の痛み、眩しさ、頭痛吐き気などでみんな失業やら休業やら、自殺願望やらで大変なんですから。
この連載ですけど、レーシックの被害者様方からの情報で成り立っています。皆さんどうもありがとう!!
レーシックの被害者になると、家族や知人に借金してまで「ゴッドハンド」のところにウン十万も使って遠方からセカンドオピニオンに行ったりしますから、結構有名どころの診療情報が集まってるんですよね。レーシックの「ゴッドハンド」のセカンドオピニオンの内容がどのようなものなのかは、今後も公開していきますね!!
さて
今日の話題はレーシックで被害者にダメージを与えた執刀医の「身分」が患者に与える影響に関してです。
これはどういうことかというと、医者にも階級があって、単に美容系で小遣い稼ぎでバイトしてたバイト眼科医から、開業医平、開業医院長(小規模)、開業医院長(大規模)そして有名大学の医局員、教授レベルといろいろあるわけなんです。
美容系レーシック病院だと稀に「そもそも医者の執刀ではない」が入ってくるけど、それだと違法だから、カルテには医者の名前を書き込むしかないのですけどね☆
そしてその「執刀医」の身分は、被害者の診察に影響を与えてしまうんです。
この執刀医身分に関しては、レンコンは運のよい方に含まれたなと自分では思ってます。
レンコンの執刀医は「大手美容系クリニック アルバイト眼科専門医(現在開業中)」です。
レーシック医のヒエラルキーの最下位ってところですかね。
執刀医の身分がレーシック医ヒエラルキー最下位の「大手美容系クリニック、アルバイト眼科専門医」だとどんないいことがあるかというと、
「話が進むのが早い」んです!
別の病院に行った時に
「あー、君を手術したのは美容系のバイトレーシック医か。だったらガイドライン違反なのも、こんなに遠視にされてるのも、角膜ペラペラなのもよくわかるね!!」という感じです。
「あの病院だもんね!!」と気持ちいくらいにけなしてくれる眼科医さんもいます。分かってくれてありがとう。
これに対して、教授や眼科大病院などのゴッドハンドの被害者さんはどうでしょう?
下の画像をご覧ください。
これは巨大掲示板の眼科関係の板に落ちてた書き込みのキャプチャです。
美容系でない有名病院や教授のところでレーシック受けた患者さんがかわいそうなのは、ほかの病院に行った時に
「あの先生がそんなことするはずない!!」
「〇先生もかわいそうに…」
…となぜか患者が非難されやすいことです。
エクタジアで失明寸前クラスの患者が、よろよろしながらやってきた時ですら「〇先生の気持ちわかるわ…」と何故かお医者さんの方が同情されています。失明寸前なのに!
レンコンも、近くの大眼科の被害者を3名くらい知ってるんですけど、その話をしたとたん「あの先生は立派な方だ!!」と眼科医が怒りだしてびっくりしたことがあります。
でも、冷静に考えてほしいんだけど、
レーシックの不満足度は
15%。
それだけ不満足度があれば
どんな評判がいい病院だって被害者が出て当たり前ですよね?
ま、眼科医さんたちの気持ちはわからないでもないですよ。
お医者さんの世界って縦社会だから、教授の治療に文句つけるわけにもいきませんよね~。
被害者が困っていても、ほかに患者もいっぱいいるし、眼科なんてそういう世界だから…って感じでしょうか?
そんな感じで、「美容系でない有名病院や大学病院で、特に教授クラスに失敗されちゃうと、その後のセカンドオピニオンはさぞかし大変なんだろうな…」って印象を受けたレンコンなのでした。
診療情報⓶ 東京歯科大学 水道橋病院 ビッセン宮島医師
こんにちは!れんこんです。
今日はレーシック難民の皆様のお役に立つように、
「診療情報」第一回目はこちら
この「診療情報=セカンドオピニオン情報」シリーズは、レーシック難民の皆様のお役に立つのではないかと思って製作しております。
レーシック医のセカンドオピニオンって15分診療で、屈折検査も薬使わなくて、眼位検査もなく「原因不明」「レーシック成功」で、特に治療無しでも1万円を超えるのが通常ですので。
セカンドオピニオン先の病院からは「患者個人によって差がある」とお返事されそうですが、15分のやり取りでも、先生方が発する「お言葉」から、その眼科医のレーシック後遺症に対するスタンスが垣間見られるのは重要であると思います。
この情報が、レーシックの後遺症で眼痛や倦怠感がものすごい中、高い交通費と数万円の受診料払ってまで受けに行く価値があるかどうかの参考なればこんなにうれしいことはありません。
そういう意味で今回のセカンドオピニオン情報は、大変興味深い物です。
なぜなら、今回はグーグルにレーシックの広告を打っている日本白内障屈折矯正手術学会理事長のビッセン宮島先生の、過矯正遠視被害者への診療体験談なので。
ビッセン宮島先生が理事長を務める日本白内障屈折矯正手術学会(JSCRS)がグーグルに打ってた広告の魚拓はこちら。
ビッセン宮島先生の理事長挨拶を一部引用します。
これらの目標を達成するには、眼科医である会員のみならず、白内障や屈折矯正手術を支える関連企業のご協力が必要です。今回、企業会員制度を新設し、眼科医と企業が一体となって社会に貢献できる学会になるよう、さまざまな企画を進めております。
さて、前置きが長くなりましたが、以下「過矯正」
情報を提供いただきました患者様、
m(__)m
−セカンドオピニオンを求めた病院、医師
東京歯科大学水道橋病院 ビッセン宮島医師
−セカンドオピニオンを受けた時期
2013年ごろ
−セカンドオピニオンを受けるまでの過程
電話予約後、2ヶ月待ち
−ビッセン宮島医師の診察に期待していたこと
過矯正の遠視によるものと思われる症状がひどかったので、
再手術への期待もしていた。
−セカンドオピニオンで行われた検査
視力測定と屈折検査のみ
薬剤を用いた遠視の検査なし
(「遠視がもっとひどければ薬剤を使おうと思った」
眼位異常のための検査なし
角膜形状検査は有ったかもしれないが、記憶は曖昧。
−実際の診察でビッセン宮島医師から言われたこと
「世の中にはもっと目が痛い人がいっぱいいる」
「そんなに遠視はない」
「じゃあ何でレーシック受けたの?」
「精神科のお世話になったらいい」
−その他
患者はレーシック施術クリニックでのカルテをビッセン宮島医師の
診察時には一切使用されず。
−セカンドオピニオンの診察時間
15−20分ほど
−セカンドオピニオンの費用
2万円(税抜き価格 30分以内で2万円)
−感想
なにか言う気力もありません。
以上になります。
もう一回書きますけど、ビッセン宮島先生は日本白内障屈折矯正手術学会の理事長です。
情報を提供してくださったレーシック被害者の方、
レーシック難民の静かな生活
コメントくださった方、どうもありがとうございます!
レンコンのブログ見てレーシック考え直してくださった方もおられるということで、被害者としては嬉しい限りです。
私もメガネで矯正していた頃は、こんな生活が待ち受けてるとは思いもしませんでした。
日本眼科学会が認定してる眼科専門医に、本当はレーシック受けちゃいけない患者なのにレーシックされ、視覚障害者にされるとは…って感じです。
レーシックの不満足度は15%だそうですが、これは「不満足度」であって、私達みたいになった場合の後遺症の研究も何もまだ何もないんですね。
15%の確率でこんな感じになるかもしれない手術って受けたいですか?しかも、時限爆弾製で手術してから数年立ってドライアイや眼痛を発症される方もいるんです。その時にクリニックは潰れていて、どーにもならんということもよくあるのです。
リレックスとかICLとか新しい図式もあるけど、レーシック医が研究意欲ゼロなので、そういう新しい手術でも過矯正の患者さんが来たりしています。
もう2018年でレーシックの売り文句は「昔は危険だったけど今は技術が向上して安全になりました!!」なのに、最近手術を受けた患者さんが来るのです。
技術が向上しても検査の腕がまずくて、強すぎる度数入力して削ったり、眼病があったりしてリスクの高い患者を手術してしまうから、被害がいつまでも収まらないんですよね。
こうなった場合の対策も救済も今の時点ではゼロですので、レーシックやリレックス、そしてICLなどの屈折矯正手術は、やめておいたほうが良いのではないかと思われます。
何度も言いますが、日本眼科学会の眼科専門医は後遺症の研究を何にもしてませんよ?
さて
皆さんこんにちは!レンコンです。
元気にお過ごしですか?
レンコンは遠視眼鏡とフレネル膜のせいでちょっと元気になってきました。
テレビもパソコンもスマホも使えないけど、一番ものすごい時は、気持ちが悪すぎてずっと座ってどうしてこんなに目が痛いのか理解できなくて眼科医学書やスネル解剖学をずーーーーーっと調べてるだけという毎日でした。だから、料理のレシピ本を見る気になっただけでも感謝しないといけませんね!
今日は使おうと思っていたネタ本が埋もれて見つからないので、「レーシック難民の静かな生活」についてちょっと記述しておこうかと思います。
レーシック難民になった場合、どうすれば痛くない生活ができるのかということですね。
1,パソコン、スマホ、テレビなど、液晶画面は極力避ける。映画も見ない。
レンコンはLEDリトマス試験紙と化してるレーシック難民で、LED機器を使うとすぐに目が痛くなります。
現在のLEDはかなり質が良くて、一見白熱灯にしか見えないものも有りますが、レンコンにはLEDだと目の周りが収縮するので、「これはLED!!」と分かってしまうんです(すぐに分かるのではなく、じわじわと目が痛くなってくるので分かってしまう。わかりたくないけど)。
この間もコメダ珈琲の照明がLEDでそれから3日くらい目が痛くてのたうち回って過ごしました。
多分もう二度と行くことはないだろうなコメダ珈琲。
加えて両眼視機能に異常をきたしているため、動くものを見るのはとても苦しいです。
パソコン、テレビ、スマホなどの「光って、かつ動く」ものはレンコンの目の痛みを激しく悪化させます。
だから、今これを書いている端末も、中国のE-inkという技術のBOOXというアンドロイド端末なんですね。
E-inkモニターというのは液晶モニタと違って光らないモニターです、
このBOOXという端末は処理速度も表示速度もかなり遅いですが、この端末を使うことで、かなり人生楽になりました。ネットから切り離されると生きていけませんしね。
ただ、この端末でブログを書くのは結構大変です。もっと早くてアプリも同時起動できる端末がゲットできるといいなぁ。
このBOOX、レーシック難民でスマホが我慢ならんようになってきた…という方にはものすごくおすすめです。
光らないって素晴らしい!!
安い奴は3万円くらいからあります。レンコンの持ってる奴は古いモデルで遅いのですが、最近はもっとメモリ積んだ処理速度が早いものも発売されてますのでね。
もっとお金のある方はPaperlikeProって言うモニターがでてるようです。
これはアンドロイド端末ではなくPCに繋いで使う「モニター」で、BOOXよりもかなり早いです。マウスも難なく表示されます。持ち運びの必要がないならこっちを買いたいな。
しかし日本の価格が15万円くらいなので、経済的苦境に立たされてるレーシック難民にはきつすぎますね。
後、当たり前ですが、映画も光って動きます。従って、映画も見ないに限ります。
レンコンの場合、見たい映画があったら音声吹き替えをビデオやで借りてきて、音だけ流します。
「途中で分けわかんなくなってきたな」と思ったら巻き戻して聞きます。
映画館だとこれが出来ないから、ビデオが出るまで我慢ですね。
「この世界の片隅に」とか「シン・ゴジラ」はこの方法でなんとか理解しました。
2,イオンなどのLEDを使用している大型ショッピングモールを避ける
前に書いたとおり、レンコンはレーシック受けて以来、LEDリトマス試験紙と化しています。
大型ショッピングモールは大概LEDなので、入店が不可能な感じです。残り少ない目のHPを温存するためには入らないに限ります。
とは言え、2020年までに公共施設を全てLEDにするとか言う狂った計画があるようですが、その場合は眼科負担で何とかしていただけ無いと困るし、そのようにしてくださいねと考えてます。
そもそも日本眼科学会が「眼科専門医がやれば安全でーす」「後遺症は少ないでーす」と宣伝されていた手術なんでね。
3,夜は早く寝る
レーシック難民だと目のHPが限りなく低いので、睡眠不足はてきめんに目に来ます。
従って、レンコンは夜は遅くても10時には寝ています。そうしないと次の日持たないんで。
目が痛すぎて、夜中に目が覚めて、その後朝になるまでずーっと眠れないことも有ります。その場合も起きないで無理やり目をつぶるようにしています。
起きて目を使うと大変なことになってしまうのでね。
4,多少見えなくても遠視眼鏡かけ近視気味にする
レンコンは遠視眼鏡かけてます。この眼鏡かけると視力は1.0以下になります。しかし、眼鏡をかけないと目が緊張しすぎて夜眠れなくなってしまいます。それが続くと命が危なくなってしまうので、見えなくても眼鏡で近視にして調節負荷をかけないことが大事だと考えてます。
目が痛くて寝れない=鬱=自殺コースも有りますのでね。目の痛みによる不眠は一番辛い後遺症の一つかもしれません。
5,後遺症について、周囲に言っておく
レンコンの場合サングラスだしフレネルだし、一目見て「あっこのひと目の病気じゃない?」って外観なので、出来るだけ自分がレーシックの後遺症があることを人に話すようにしてます。
エクセル作業を申し付けられても、BOOXじゃ対応できません。イオンモールへの買い出しも御免です。健常者と違い、レーシック難民には出来ないことも多いので、最初から「私は○クリニックで被害を受けたレーシック難民で、こういうことが出きません」ということをフルオープンにしておいたほうが人生が生きて行きやすいのかなと思ってます。
6,仕事は変える
レーシックを受ける前レンコンの前の仕事は、ものすごく労働時間の長いIT関係でした。スゴイ人気のある会社と職種だったのにな。しかし、その会社に勤め続けることはレーシック難民には絶対に無理なので、転職です。
今、収入は10分の1以下になったけど、180度分野の違う仕事して、治療費を捻出してる状態ですね。
7、車には極力乗らない
レンコンはレーシックしてから眼位異常を発症しました。眼位異常だと、動いているものを見た時に激しく気分が悪くなるんですね。
数年前、家族がレンコンを2日くらいのドライブ旅行に連れてってくれたんだけど、後ろの座席でずっと死んでました。料理が美味しい旅館に泊めていただいたけど、気持ち悪さのダメージが残っていて料理の味なんて覚えてません。
加えて、レーシック難民になるとコントラスト感度が落ちます。これにより、暗所視力も下がり、夜間の運転は危険になります。
同じレーシック難民の染井さんとかクロネコさんが車を手放した理由がよくわかります。
こんな感じで、レーシック手術受ける前よりだいぶ不便な生活送ってますね。ほんとに手術前に戻りたいわ。
一言で言うと「レーシック難民になったら、人生、諦めが肝心!!」。
これ、レーシック難民の自分が自分に言い聞かせるのはともかく、フツーにレーシック医の口から発されることもあるので、逆上して飛びかからないように注意が必要です。
それではレーシックを受けた方はどうかご自愛下さい。
そしてレーシックを受けようか興味を持っている方は、レンコンの生活をよく見てレーシック受けるのかご検討下さい。
普通の近視はメガネで矯正できますが、レーシック後遺症はメガネでは到底元に戻らん感じですよ!
レーシック眼科が患者にレーシックのリスクにいうのを渋る理由
レーシック難民の皆さん、レーシック後検討中の皆さん、こんにちは!!
東京は有楽町発のレーシック難民のレンコンです!皆様いかにお過ごしですか?
レンコンはものすごーく目が痛くて、フレネルを購入し、更にもう1枚購入を考えているところです。お金を稼いでも稼いでも、レーシック後遺症の治療費に消えてしまうって本当に残念ですよね。
欲しいDVDもあったけど、レーシック難民だからどうせ聞いているしかできないし…って涙を呑んでフレネルを買いました。
さて、今日は「レーシック眼科がどうして患者へのリスク説明を渋るか」という問題について考えてみようと思います。
このレーシックという手術ですけど、後遺症を負った方々のうち多くは、
「そもそもあなたにはこの手術はリスクが高いのでは?」という方々が多いです。
具体的に言うと、こんな感じでしょうか
- 強度近視で再手術は不可能で、ドライアイの確率も高いのにそれを言われていなかった
- レーシック手術を受けると一般的にドライアイが悪化する。術前からドライアイだった場合はさらに悪化することになるが、そのことを知らされていなかった。
- 暗所瞳孔径が大きいと収差が大きくなってしまい、ハロやグレアが激しくなって夜間の車の運転が不可能になる場合もあるが、それを知らされていなかった。
- もともと角膜が薄く、レーシックして角膜を削るとエクタジアになるリスクがあったがそれを知らされなかった
- 老眼を自覚するような年齢で、レーシックするとかえって近くを見る作業で眼精疲労が悪化する恐れがあるのにそれを知らされていなかった。
こういう方々がレーシック受けるとどうなるかというと…
- 強度近視で角膜削ったら、暗所でのコントラスト感度が低下して、運転の仕事を廃業
- ドライアイが悪化して、目薬を10分に1度さしても追いつかず、涙腺プラグを使ってもダメで、毎週自分の血を抜いて作った目薬を差して血清点眼(月に数万円の治療費)
- 収差が増大してしまい、昼間でも光の見え方がおかしくなってしまった
- 角膜の強度が低下して、両眼ともエクタジアになり、クリニックが進めるままに角膜強化法も受けたが、進行が止まらずに角膜移植を待っている
- 老後に新たな資格を取ろうとして老眼治療したけど、レーシックのせいで資格の勉強どころではなくなってしまった
って感じですかね。
ここで、多くの人は「そんな恐ろしいことになるんだったら、どうして眼科はレーシック(その他の新治療含む)のリスクについて説明しないの?」と思われることでしょう。
その答えについてですが、視能訓練士さんのブログに本音が書いてあったからご紹介します。
ブログ「視能訓練士の卵」より、記事:レーシックについて~私の意見~
私の意見は「レーシックは悪だとは思いません。」という事でした。(今、現在の考え)
そう、レーシック自体は悪ではありません。しかし、レーシック手術を行う過程でリスク管理、術前の説明、最悪の場合に目がどうなるかなど患者さんが納得、安心して手術できるように説明する事が大事です。しかし、レーシックを行う側も悪いことばかりリスクを並べると患者さんが手術を辞退する可能性が高くなります。医療は商売じゃありませんが、患者さんがいなければ病院は潰れます。
結局、患者、眼科両者にリスク管理をしっかりするという事ではないでしょうか。
この記事を見て私は、なんだかすごく微妙な気分になってしまいました。
眼科の世界では
「リスクの説明をすると患者が辞退する確率が高くなる。患者さんがいなければ病院はつぶれる」
っていう考え方で、リスクの説明を渋る行為は納得できてしまうようです。
先日、レーシック難民の友人が私のところに来てくださったんですが、その人はメーカーの人間なんですね。
で、いつも話題になるのは、「メーカーならこんなことできないよ」と。
そもそもリスクがある商品だったら売れない。これが医療以外の製造業の常識だと思います。「爆発するようなスマホなら、売れんよ」と。
レーシックの不満足ってレーシック医の集団の日本白内障屈折矯正手術学会の2017年の発表で15%もあるんですよねー。
それを「リスクの説明をすると患者が辞退する確率が高くなる。患者さんがいなければ病院はつぶれる」で納得してる眼科。
レーシックはスマホと違って失敗したら後戻りできない手術なのに、眼科の人々はレーシックあまり自分では受けないから
「他人の人生だから、ま、いいや!(^_-)-☆」っていう考えなのでしょうか。
「リスクの説明をすると患者が辞退する確率が高くなる。患者さんがいなければ病院はつぶれる」
っていう考え方で、リスクの説明を渋る行為は納得できてしまうようです。
私がショック受けたのは、この「視能訓練士の卵」っていうブログは、斜視弱視のこととかも書いてあってそれなりにまともな眼科のブログと思うんだけど、このレーシックに関する考え方は、美容系眼科と同レベル…。
以下、美容系眼科の被害者さんの体験談を引用します。
「視能訓練士の卵」と全く同じようなことが書いてありますよ!
■手術を受け、後遺症を発症した後の執刀医との会話
手術をしてから目の痛みや激しい眼精疲労を覚えるようになり、
鬱病と診断されるまでに至りました。
その後、Kクリニックで私のレーシック手術を行った医師と会話すると、 以下のようなことを言われました。
自分 「自分はレーシックを受けて、目が痛くなって、
うつ病と診断されるまでになったが、 レーシックを受けてうつ病になった人は他にいるんですか?」
S眼科専門医「うつになった人は、いっぱい見てきたよ。
受ける前からうつ病の人もいるし、 受けた後からうつになった人もいる」
この言葉にとてもびっくりしたので、
私は以下のように言いました。
自分「それでは、パンフレットに、
レーシックでは最悪の場合うつ病のような状態になることも書いて は?」
S眼科専門医 「そんなこと書いたらお客さん来なくなっちゃうよ。
最近お客さん減ってるんだよね。眼精疲労外来でもやろうかな」
自分「(怒って)先生、
そんなことしたらもっと悪くなっちゃうんじゃないですか?」
S眼科専門医「........(苦笑)」
ちなみに、「視能訓練士の卵」で書かれてる「患者が自分で学習を…」って考え方には懐疑的です。
そもそもレーシックの後遺症に関して、推進派の医者が研究しないので、失敗の文献を探すのがものすごく困難だからです。今でも少ないですよね。
被害について研究するのが医者の仕事ですが、医者が
「商売じゃないけど、患者さんが減ったら病院が潰れちゃう~」
…と失敗について書こうとしなかったら、その手術は
「失敗のない安心安全な手術」になってしまうのです。
レーシックの場合は被害者さんたちが本当に頑張って取材を受けてくださったり、染井さんみたいに「品川近視クリニックでこんなひどい目に遭わされたぜ!!」ってクリニック名を明かしてくださったりしました。
しかし、こういう患者が発する情報というのは「心因性」「患者が勝手に言ってるだけ」「風評被害」と取り上げてもらえない場合の方が多いです。
実際、日本眼科学会や日本白内障屈折矯正手術学会などから被害者の会にはただの一度も問い合わせもなく、一瞥もされてない印象です。
更に、これは、レーシック後にエクタジアにされた患者さんの資料なのですが、
ここで指摘されている名古屋アイクリニックの中村医師は、医学書でレーシック風評被害説を展開します。
近年の屈折矯正手術の主流はエキシマレーザーによる角膜屈折矯正手術であり、その中でも角膜への侵襲がより少なく視力の回復の早いLaser In Situ Keratomileusis(LASIK)が優れた方法として多く行われている。より安全に、より精度が高く発展してきたものの、昨年はLASIKに対する風評被害が蔓延し、以前に比べその数は大幅に減ってきている。
「知っておきたい屈折矯正手術」医学書院 (2014/11) P182より
この状況でこんな風に書かれても…
患者さんは目にメスを入れるのですからたくさん調べて、勉強してどんなリスクがあるのか知った上で行う。眼科側もリスクの提示をしっかり行う。このように相手を想う気持ちが大切だと考えます。
「視能訓練士の卵」
更に、行政に助けを求めても、レーシックを推進したいお医者さんが、被害者の声を潰しにかかってきます。
レーシックの場合は、慶応大学の坪田教授が自民党の古川議員と消費者庁の注意喚起に猛抗議したりしていました。
それにしても、古川議員のこの文章は2014年に書いているのだが、今読むとちょっと面白いですね。
安心レーシックネットワークも堂々とガイドライン破って強度近視の人に手術してるし、何より集団提訴されるような品川近視クリニックにバイトに行ったり仕事してるのって、元・安心レーシックネットワークの先生や慶應大学病院現役の先生なんだけど、調べなかったのかな。
その程度の知識でレーシック宣伝するのも驚きが…
先ほどの古川先生のお話をもう一度引用。
美容整形や矯正歯科など宣伝をたくさんしていて事故が起こっているものは多いです。ガン治療や遺伝子治療でも規制がないところで山ほど宣伝を出し、事故も起こっているというのに、なぜかレーシックについてのみこのような通知を出したのか。その点は法律家としても疑問があります。
「宣伝がひどかったり、事故が起こってるのはレーシックだけじゃないのに、レーシックだけやり玉に挙げるなんてズルイYO!(# ゚Д゚)」って感じかしら。
言ってる内容が赤裸々すぎて面白いな…
最近レーシックも含めて、こういう自由診療の詐欺医療は激しく糾弾されるようになってきたから、古川先生に「不平等じゃなくなって良かったですね!!」と元気付けてあげたいです。新宿近視クリニックを経営してる湘南美容外科グループみたいにレーシックだけでなくインチキ癌免疫両方とダブルで儲けてるところもあるし、全面的に処罰していっていただきたいですね。
他にも安心レーシックネットワークの竹内薫が、週刊誌でレーシック難民陰謀説を展開したりと、とにかくお医者さんがやってくることというのは本当にすさまじいです。
「商売じゃないけど、患者さんが来なかったら病院はつぶれてしまいます」という考えがこうさせるのでしょうか。
しかし、それなら最初からリスクがある手術やらなきゃいいのに。
メーカーに一度でも働いていた人間はそう思ってしまうけど、眼科にそういう考えはないようです。