品川近視クリニックの和解条項破りは継続中。そしてレーシック難民の照明事情 前編
こんにちは。しばらく間が開いてしまってごめんなさい。レンコンです。
レーシック難民の皆様も、そうでない皆様もお元気にしてらっしゃるでしょうか?
さて、
2018年3月22日に患者側が勝利的和解した品川近視クリニックのクリニックホームページなのですが、2018年5月20日現在も相変わらず和解条項破りっぱなしなんですわ。
翔友会品川近視クリニックを対象とした関連記事は以下です~。
そんで、
本日2018年5月20日の品川近視クリニックのHPのレーシックリスク説明がこれ。
2018年5月20日朝6時50分ごろ撮影
HPのトップページには禁止の芸能人広告まで掲載されてて「医療広告ガイドラインが存在してるって知ってる?厚労省が定めてんだけど?」って言ってあげたい感じです。
2018年5月20日朝7時ごろ撮影
改定・医療広告ガイドラインが2018年6月1日から施行されるんだけど、
「2018年6月1日になった瞬間パクられろや!!!!」と心の底から思います。
さて、今日の話題ですが、「レーシック難民の照明事情について」
レーシックの被害者には「羞明」という症状がままあり、その中でも
「LEDと蛍光灯照明の空間に入ると目が痛くなる」
というカテゴリが存在します(羞明だがLEDと蛍光灯大丈夫という患者もいる)。
レンコンもこのカテゴリに属するレーシック難民です。
具体的にどういう症状が起こるかというと、
LEDなどの白い光で照明を行っている空間に入ると、目の奥がズーンと重くなり、目の周りも痛くなり、そのまま耐え続ければ次の日痛くて目を使うことは支障をきたすレベルにまでなってしまう…
という症状が出ます。地獄です。
こういう症状の人はどうやって暮らしているかというと、
PCスマホの使用制限はもちろんですが、
お家の中の照明はすべて白熱灯にしてるというのが現状です。
でも、
例えばリビングを白熱灯で、天井からの吊り下げ照明で、同居する健常者のでも不自由感じない程度に照らそうと思ったら、大体150-200ワットくらい必要なんですわ。
更にリビング以外も全部白熱灯電球にした場合、結構強烈なワット数が必要になってくるんですわ。
白熱灯は光と同時に熱も発するので、夏場の冷房代も考えると電気代としては結構消費が多いと思います。
それで白熱灯以外の選択肢はないかと色々調べてみました。
白熱灯、柔らかい光で本当に大好きなんですけどね。
で、試した結果なんですけど、蛍光灯(白熱灯よりかなり消費電力が低い上に)は
- 色が電球色(かなりオレンジ系の電球色)
- ペンダント照明ではなく高天井(2メートル50センチくらいだとありがたい)直付け
- リング蛍光灯だと2本でなくて1本にして光量を抑える。
というので大分耐えられることが分かりました。
うーんかなり条件厳しぃなぁ…。
続きます。
品川近視クリニックはいかにして和解条項を守らなかったか?
こんにちは!レンコンです。
最近日差しが強くなってきたけど、皆様いかにお過ごしですか?
レンコンは最近、複視がマジきつくて、ヨロヨロしてます。
遠視矯正度数を強くした新しいレンズにしたらば、何か目が疲れるなぁと思ったら、また水平方向にダブルビジョンなってきたんですよ~
動くものを見ると、超きつい( ;∀;)
仕方ないからまたフレネル購入ですわ。
ハイ8000円!
領収書はきちんと取っておきます。
さて本題。
そんなこんなで4月も終わりかけですが、残念なお知らせを一発。
レーシック集団提訴で患者側が勝利的和解したのに、
品川近視クリニックは要望書の期限の2018年4月22日になっても、和解条項第3項を守りませんでした!!!!!!
裁判関連の記事は以下の通りです。
それにしても、患者がクリニックに勝利的和解したのに、
品川近視クリニックが和解条項を守ってくれないって
具体的にどういう事でしょう?
以下、医療問題弁護団が2018年3月22日付で品川近視に送付した「要望書」の内容を引用します。
今回の裁判では和解に当たり和解条項という「和解に際しての約束事」が取り決めらました。そこには賠償などについても書いてあったのですが、再発防止を望むドライアイの原告グループは第3項に以下の条項を入れたのですね。
すなわち
3 被告は,原告らに対し,今後より一層,レーシック手術の合併症について,その時の知見に従い,患者に対し適切な説明を行うことに努めるとともに,ウェブサイト,患者に交付する同意書及びその他術前説明に関する資料の記載について,本件紛争上指摘された問題点を踏まえ,患者に誤解を与えないように努めることを約束する。
私が数日前から「品川近視が和解条項守んねーよ!!」と吠えてるのは、この和解条項第3項のことなんです。
まず、裁判前
の品川がドライアイに関しウェブサイトでどのように記述していたのか?
以下のように記述しとりました。
【レーシック一般(添付資料1の1)】
(1)「後遺症が出ないか?」という「よくあるご質問」に対する回答として「ドライアイなどが考えられますが、ほとんどの場合時間の経過とともに改善されます。」との記載。
(2)「ドライアイの発生率」について、「4%」で残りは「正常」との内容を示している図が示され、「当院のレーシックでは、角膜への物理侵襲が非常に少ない優れた方法でフラップを作成しますので、角膜への負担が非常に少なく、ドライアイの発生率を抑え、術後の回復も大変優れています。(※ドライアイは時間の経過とともに改善します)」との記載。
【老眼治療=リーディングアイ=カメラインレーシック(添付資料1の2)】
(ドライアイ等合併症の記載一切なし)
これに対して医療問題弁護団は「要望書」にて以下のように改善要請を出しました。
要するに「こう書き直せや?」ってことですね。
次の内容を記載して修正((2)は全面削除。)。
①ドライアイはレーシック手術の実施に伴って不可避的に発症する合併症であること
②ドライアイはQOLに影響を及ぼし経済負担を生じさせる眼疾患であること
③ドライアイが重症化・遷延化する可能性があり、その場合自己血清点眼や涙点プラグ挿入などの治療を要すること、それらの治療によって改善されない例もあること
④カメラインレーシックの場合にはそれらの合併症が発症しやすいこと
医療問題弁護団の要望書での裁判所でのやり取りを見ていると、特にカメラレーシック(老眼レーシック、アキュフォーカス、リーディングアイともいわれる)は通常のレーシックとやり方がいささか異なり、通常のレーシックよりもよりドライアイになりやすい術式のようです。
でも、ものすごく致命的なことに、そのドライアイのリスクがレーシックよりむしろお高いカメラレーシックで、品川近視ではドライアイの説明が無かった~('Д')
んで、これが本日2018年4月29日の品川近視の「よくある質問」の画像
Q&A(予約方法、費用、期間、年齢など)|レーシック手術で視力回復/品川近視クリニック【公式】
これ見てわかることは
「品川近視クリニックは和解条項通り
リスクの説明を行うどころか、
ドライアイに関する記述全体を消した('Д')」
ってことなんですね。
実際この「よくある質問」ページで「ドライアイ」の記述があるところは、以下の部分だけ。
Q&A(予約方法、費用、期間、年齢など)|レーシック手術で視力回復/品川近視クリニック【公式】
うーん、すごいな。
和解条項が締結されたというのに、ドライアイがレーシック手術により起こることや悪化することについてはびた一文も触れておりません。
要望書読んでないだろうよ、これ。
感想:
レンコンにとっては、何というか、いろいろ学ぶところの多いドライアイの患者側勝利的和解の判例でした。
確実なことは、
「品川近視は和解条項なんか守らない」。
裁判って難しいですよね。
和解して、相手が約束守ってくれるならいいが、品川近視クリニックみたいな極悪眼科が相手だと、裁判所に仲介していただいても約束守られないので。
それと、医療裁判って、アメリカでは億もらえたりするけど、日本では医療訴訟の賠償金は雀の涙です。
レンコンは雀の涙程度だったらどうしようもないくらいの後遺症のレベルなので、少額和解で、しかも和解条項が守られないんだったなぁ…と今回の品川近視クリニックの和解条項破りを見て思いました。
患者が裁判で勝利的和解したのに和解条項を守ってくれない品川近視クリニック!!
こんにちは!
前のブログから少し間が開いてしまいましたがレンコンです。
レーシック被害者の皆様、そしてレーシックに興味を持っている健常者の皆様、いかにお過ごしでしょうか?
レンコンはまた新しいフレネルを買わなくちゃいけなさそうで鬱になってます。
服もほぼフリマで買ってるのに、8000円のフレネル新たに購入しないといけないなんて、本当にどうすればいいのか…
本来ならフレネル膜をガイドライン違反手術でレンコンを視覚障害者にしたレーシック眼科に恵んでいただきたいところですが、レーシックしてる眼科って大抵、眼位異常に全く詳しくないので、そもそもフレネル膜プリズムがなんだか理解してないし、そもそもフレネルが置いてない場合も多いんですよね。張り方なんて、わかんないんじゃない?
そう思うとミジンコにファインマン物理学のレポートを請求しているように思えて虚しい限りです。
レンコンから言わせりゃ、こんだけレーシック被害者が斜視手術受けまくって、難民同士の会話が「あなた斜視手術全身麻酔で受ける?それとも局部で?」っていう会話が日常化する中、眼位異常と両眼視の知識のないレーシック眼科なんて「今すぐ閉院しろや?」という感想以外は持ちにくいですけどね。
さてさて、先日お伝えしたとおりに、レーシック集団提訴のドライアイグループが勝利的和解しました。
それ自体はめでたいんだが、
なんと被告の品川近視クリニックが
裁判で決まった和解条項を守ってくれないんですわ。
('Д')
レーシック集団訴訟の和解条項がいかなるものであったのか?
レーシック集団提訴を引き受けて下さった医療問題弁護団のページにプレスリリースがあって、和解条項を読むこともできます。
(2)訴訟の争点-説明義務違反
ドライアイは、レーシック手術の合併症であり、通常術後半年程度で改善することが多いが、原告は、半年を超えてドライアイが遷延化したり、人工涙液の点眼では改善せず、涙点プラグの挿入が必要になる場合がある。
そのため、医師には、レーシック手術の合併症として、術後生じたドライアイの中にはドライアイが遷延化する場合や、人工涙液の点眼では改善せず、涙点プラグの挿入という外科的治療が必要になる場合があることを説明すべき注意義務がある。
にもかかわらず、上記説明を行わなかった注意義務違反の過失が認められる。
(3)和解条項
詳細は和解条項<PDF>のとおりです。
なお、本件は、レーシック手術による被害に関する損害賠償請求訴訟(集団訴訟)初の解決(勝訴的和解)事案となります。
本件和解は、レーシック手術におけるドライアイを始めとする合併症の術前説明(インフォームド・コンセント)のありかたについて、今後レーシック手術を受ける患者が誤解することなく正しい理解のもと実施されることを求めるものです。
レーシック手術についてはその数の減少が報道されていますが、原告らも当弁護団も、レーシック手術そのものを否定するものではありません。問題は、医療行為としては考え難い極端に合理化された手術や前提としての説明の在り方にあると考えています。
この点、品川近視クリニックで行われた術前説明等が患者の誤解を招くものであることは、裁判所(裁判長)からも厳しく指摘ないし追及されたところでもあります。
本件和解は、合併症等についての詳しい説明なしに、レーシック手術の利点ばかりを強調し、過度な誘引行為がなされた営利主義的なレーシック手術に警鐘をならし、抑止する画期的なものであると考えます。
http://www.iryo-bengo.com/general/press/pressrelease_detail_55.php
今まで品川がこの「ドライアイ」に対してどんな説明をしてたかかいつまんで書くと
・発症率が4%に過ぎない
・優れた機械でレーシックをするのでドライアイ発症率が低い
・時間の経過とともによくなる
(遷延化=長期化の記載は全くない)
・・・って感じだったんですよね。
しかし実際に品川近視クリニックでレーシック後の重篤ドライアイにされた方々はというと、
・10年以上もドライアイで1日中15分おきに目薬さしたり
・あんまり目が痛いので目に当てて痛みを和らげるために保冷剤を常時持ってたり
・血清点眼のために毎週眼科に通って遠心分離機ぶん回したり
してるんですけどね!!!
んでこれが和解条項で問題になってる第3項。
3 被告は,原告らに対し,今後より一層,レーシック手術の合併症に
ついて,その時の知見に従い,患者に対し適切な説明を行うことに 努めるとともに,ウェブサイト,患者に交付する同意書及びその他 術前説明に関する資料の記載について, 本件紛争上指摘された問題点を踏まえ,患者に誤解を与えないよう に努めることを約束する。
そう、私たちレーシック難民の願いというのは、
「自分達みたいにメリットばっかり言われて実はリスクが高い不必要な手術を受け、眼科専門医から健康な体を破壊されて視覚障害者になる人に減って欲しい」
という事に尽きます。
レーシック被害者の失職率はすさまじいですよー
だから和解条項第3項
「ウェブサイトや術前説明で患者に誤解を与えないように
努めることを約束する」
は絶対に入れてほしい項目だったんです。
2018年の今でも過矯正にされた患者が普通に被害者の会に来られますのでね。
なのに
被害者の勝利的和解になった3月22日の時点でも、品川近視クリニックのHPの内容は相変わらずの「レーシック後の不具合は時間の経過とともに改善します」だったので、医療問題弁護団の弁護士さんたちが「要望書」まで送ってくださったんですよ~。
この「要望書」は「HPおよび広告の〇の記述はリスク説明的観点からして不適当なので、具体的にはこのように直したらいかが?」と具体的に示しているものなんですね。
http://www.iryo-bengo.com/general/press/pdf/55/press02.pdf
この要望書は「品川近視クリニックにリスク説明で修正してほしい点」だけでなく、裁判でのやり取りも記載されているので、とっても興味深い資料であると思います!!!
「手術承諾書が手術決定後に医師の不関与で交付されることは説明義務違反」とか、レーシッククリニックの関係者にはぜひ読んでいただきたい内容ですよね!!!
こうして、裁判で結果出たわけですが、品川近視クリニックのHPは4月11日17時現在、相変わらずこんな感じなんですよ。
もう、笑うしかないよね。レーシック後に緑内障だの飛蚊症だの不正乱視になった患者さんが2018年になっても被害者の会に来てますわ。高眼圧って恐ろしいね。
品川近視クリニックが一体どんなクリニックか、被害者の人々にはよくよくわかってると思うけれど、レーシックに興味を持っている人々にもよくよくご理解いただければ幸いです。
まともな相手ならは和解条項は守るけどね。
美容系なんて、どこも似たようなものではあるんですけど。
ま、和解条項を守らないなら守らないで法的な対処法もあるみたいなので、レンコンとしては生暖かく観察してみようと思います。
品川近視クリニック集団提訴 ドライアイグループ 3月22日に勝利的和解!!
皆さん、こんにちは!レーシック難民のレンコンです。
レンコンは今日も過矯正遠視とそれによる眼位異常で目が痛くてよろよろしてる毎日ですが、皆さんいかにお過ごしですか?
さて、大ニュースが飛び込んできました!
3年以上にわたって続いてきたレーシック集団提訴ですが、ついに「ドライアイ」のグループで和解となったようです。
は非公表。
●「医療法人、厳しく指導監督を」
ドライアイはレーシック手術を受けると発症する合併症。中には症状が続いたり重症化したりして、点眼だけでは改善せず新たに治療が必要になる人もいる。そんな中、同法人はレーシック手術のメリットだけを強調。HPでは「後遺症はほとんどの場合時間の経過とともに改善されます」といった文言や、ドライアイの発生率は4%とする図などが記載されていた。
レーシック被害対策弁護団団長の梶浦明裕弁護士によると、和解条項には法人側が遺憾の意を表明した上で、レーシック手術の合併症について患者に適切な説明を行うことやウェブサイトなどで患者に誤解を与えないよう努めることなどが盛り込まれた。
和解の内容は金額こそ非公開ですが、ウェブサイトに載ってるリスク情報が非常に少ない説明に修正を求めるなど、実質勝利的和解となったようです。
記者会見に出て下さった被害者さんには、心の底からお礼を言いたい気持ちです。
本当にありがとうございます!!
品川近視クリニックと錦糸眼科が集団提訴された当時の記事
品川近視クリニックと錦糸眼科の集団提訴について、被害者の会で取材ご協力させていただいた記事。
レーシック後のドライアイというのは、レーシックにおいて逃れられない合併症の一つです。
というのは、レーシックをするときには、「フラップ」という部分を作成します。
角膜上皮を完全にちぎれないようにちょっとだけくっついた部分作って切断し、ペロッとめくって、めくった部分にレーザーを当てて形状を変え、めくった部分また戻す」という手術がレーシックなのですね。このフラップが肝で、切断せずにレーザーで削った部分にまた戻すことによって、PRKなどと比べて回復が早いと言われているんです。
でも、フラップ作成するときに、角膜切るわけだから、角膜に通ってる神経も切っちゃうんですよね。
この神経切断がレーシック後のドライアイ発生の原因となるのです。
医者の腕など関係ありません。「フラップ作る=神経切断=ドライアイになる可能性あり」です。
まぁ、女性だったりもともとドライアイ気味の人をのければレーシック後重篤ドライアイになる患者は減るでしょうけどね。
でも、レーシック業界ってトップ慶應大学の坪田先生からしてこのありさまなので、ドライアイ被害者が激増した理由も皆さんに察していただけるのではないかと思います。
慶應坪田先生は今回集団提訴された品川近視クリニックの理事、増田寛次郎大先生とも台の仲良しで、慶応大学から品川近視クリニックに医局員が派遣される仲です。
さてドライアイの話に戻りましょう。
レーシックした後一時的にドライアイになっても、その後うまく神経再生してくれる人の方が多いのですが、困ったことに、神経再生しない=いつまでたってもドライアイ気味な人も一定数いらっしゃるのですね。
重篤化したレーシック後のドライアイなのですが、「コンタクトがゴロゴロして…」というレベルとはレベルが違い、
・目薬ボトルを1日1本使い切ったり、
・自分の血液を抜いて遠心分離器にかけ、血清部分を取り出して目に点眼するという、自己血清点眼をしたり
・目の痛みでうつ病になったり失職したり
という生活になります。
下の写真は、レンコンのドライアイの友達から拝借した目薬容器の画像になります。
1年で365本使うそうです。
レーシック後、重篤ドライアイになった人の生活は、まず朝に瞼を目から「はがす」ために目薬をさすところから始まります。
乾燥で瞼が眼球にへばりついているので、目薬でふやかしてバリバリとはがすのですね。
そして、1日15分ごとに目薬を差します。皆さん目が痛いので、気分が落ち込みがちになり、仕事どこらか日常生活にも支障をきたします。
夜は痛みで眠れないので睡眠薬のお世話になることもあります。
ちょっと想像していただくと、24時間目の中にシャンプーが入ったみたいに目がヒリヒリしてる生活ということになりますかね。
こんなドライアイレーシック難民はレーシック大手の大学病院などに通っているのですが、治療の経過はとても厳しくて
レーシックしてからすでに数年たって全くドライアイが改善しないのに、
「切断された神経はその内はえてくるから…」と
レーシック推進派の眼科医に、他人事みたいに言われ続ける毎日です。
レーシックって、術前説明の時は
「うちの最新機械ではドライアイになりにくい」
「万全のアフターケア!!」
と言われるので、「何かあっても治療してくれるのか…」と考えて受けられてしまった方が多いのですが、被害が出ると
「ウチに涙点プラグはない」
「交通費がもったいないから他の病院に行ったらどう?」
「レーシックする前からドライアイだったんですよ」
って感じでアフターケアも糞もないんですよね。
そんな状況ですけど、
今回裁判においては、「勝利的和解」と呼んでもいいような内容で和解さになったので、心底ほっとしてます。
被害者救済と自由診療の規制のために、国と眼科には動いていただきたいですね。
自由診療って、がんのインチキ診療なども含め、本当にとんでもないことになっちゃってますから。
ちなみに、多くの方はこの和解のニュースをお知りになり、「やっぱ品川近視はやばかったんだ!!」という印象を持たれるでしょうけど
実は裁判されている眼科は品川だけじゃなく、現在個別で提訴されている眼科もあるようです。
また、被害者の会には品川近視クリニックの被害者もたくさん集まってますけど、それ以外の眼科の被害者さんの情報も入っております。
その中には今話題の永久コンタクト(ICL)の被害者さんもおります。
もし眼科自由診療を希望される方がいらっしゃったら、上記の点、よくよく考えていただければ幸いです。
眼科自由診療って、レーシックもICLも、リレックススマイルもホント被害者さん大変な目に遭っておられますから。
指原さん 永久コンタクトレンズ(ICL) IN 神戸神奈川アイクリニック!
指原さんが
「永久コンタクトレンズ!」
「神戸神奈川アイクリニックで受けました」とニュースになったおかげで
神戸神奈川クリニックとICL(永久コンタクトレンズの別名)が
すっかり有名になってるようですね!
ウチのブログのICL被害情報に関する記事のアクセス数がどえらいことになってます。
読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。
特にアクセス数がすごいことになっている記事を掲載しておきますね。
ICLの被害者さんのブログについて書いた記事
ICL被害者さんのブログ
北沢さんの被害体験談にあんまり衝撃を受けたので、イメージ図まで書いちゃいました。北沢さん、応援してます!!
※イメージ図です
この永久コンタクトレンズ(ICL)被害ブログ、精力的に記事を更新されているみたいでありがたいです。
今回は「逮捕歴のある実業家の男性」が宣伝するレーシックやICLについての記事でした。
芸能人がやると、みんな「安心安全な手術なんだ、すごいね~」って
思ってしまわれるかもしれないが、
そもそも芸能人を使った宣伝は
禁止です。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/kokokukisei/dl/shishin.pdf
つまり芸能人が宣伝してるクリニックは
破っても屁とも思わないブラック病院
ということなのですね。」
芸能人がやってる→安全(^^♪
という認識から
芸能人がやってる→危険('Д')
というのがこれからの病院選択の新基準!なんです。
現代社会はなかなかに厳しいですよね!
さて、ICLのリスク情報の記事の続きです。
それと、
ICL被害者ブログの北沢さんが失敗された病院は、
レーシック被害が多数出ている病院でもありますが、
レーシック失敗した人にどんな対応したか
被害体験談が随分とたまってるので、
リンクを貼っておきますね。
「リスクについて説明したら、お客さん減っちゃうじゃん?」なんて、
思っていても患者になかなか言えることではありませんよね!
そんな感じで、この記事が、永久コンタクトレンズ(ICL)にご興味を持ってくださった皆さんのお役に立てたることを祈るレンコンでした。
誰もが認める過矯正にされた患者の憂鬱
こんにちは!レンコンです。
レーシック後遺症で地獄をさまよう皆さんはいかがお過ごしですか?
リアルタイムで休職や失職、転職手続きをされている方もいらっしゃるようで、なかなか被害者の皆さん阿鼻叫喚な人生を送っておられるようですよね!
さて、今日のお題は「レーシックで明らかに過矯正判定が下った患者の憂鬱」に関してです。
過矯正の症状をお持ちの皆さん、辛いですよね。近くを見ると気分が悪くなるし、眩しいし、LED空間に入ると頭痛吐き気がスゴイからそのせいでせっかく就職したのに、まもなく退職されちゃった方もいます。就職活動にもお金がかかるのに、悪夢ですよね!
PCスマホもやっとのことで使っているのに、安心レーシックネットワークの広告塔、サイエンスライターの竹内薫から
「お金がもらえますね」と言われちゃうし、本当にいいことないですよね!!
togetter.com
過矯正の症状の問題として厄介なのは、計測値が正視や極極軽度の±0.5Dとかの屈折以上を示す方がとっても多いということです。その場合、特にレーシック眼科に行くと「数値上、何の問題もない!!」とお金だけ取られて診察終了しやすいんですよね。
こういう患者さんの中には、調節緊張を測るマシンであるトライイリスで計測するとバッチリ近見ストレスがスゴイことになってることもあるんですが、レーシック医はオートレフしか興味ない方々が多いのでそういう判定が下りやすいのかもしれませんね!
そういう「レーシック眼科で高いセカンドオピニオン代払ったのに、説教と拝観料だけで終了した」という患者さんの中には
「もっと明らかな異常があればよかったのに…!!」と思われてる方も多いことでしょう。
しかし、ここからが本題なのですが、
レーシック医は+2Dとか+4D超えちゃった人に関してもNOPLANというか、確実性を持ってできる治療は特にないんですよね!!
ドライアイに関しては血清点眼やら蒸しタオルで目を温めたり冷やしたりするという対処法が提案されるようですね。しかし、血清点眼したから完全に良くなったよという話はまだ聞いたことがないんですけどね。
効果は期待できないけど、リスクが低いからまだマシ?ってやつですかね。
さて、レンコンの知ってる患者さんで、
ガイドライン違反の手術で、レーシック後の屈折以上は+2D超えちゃってて、おまけに角膜も微妙に濁りが生じ…って方がいらっしゃるので、今日はその方のお話を書きますね!
患者さん、ご協力いただきありがとうございます!
レーシックを受けてからの状況:
+2Dを超える遠視になった。近見作業で眼精疲労が大きく、デスクワーク系の仕事は辞めざるを得なかった。
眩しいことも有り、今はカーテンをいつも引いた部屋の中で生活している。
カルテを見ると、明らかに屈折度数より強い値で削ってあった。
後で知ったが、術前の屈折以上が大きいと、たとえ正視目標で削った際にも誤差が出やすいとのこと。
また、強度近視のほうが術後、近視に戻る確率が大きいとも後で知った。
クリニックからこういう説明は一切なかった。
術後の状況:
レーシックをやっている眼科や、安心レーシックネットワークの病院を受診した。
遠視は+2Dほどは常時計測でき、ガイドライン違反の手術なので、眼科で「あなたの手術は問題ありません」と言われることはあまりない。
しかし、治療法なども特にない。
再手術に関して複数の眼科で聞いてみたが、強度近視にレーシックを行ったため、角膜が非常に薄くなっており、更にレーシック後からドライアイ気味なので、眼科では「あなたの再手術はウチではやりたくない」と言う雰囲気がいつもある。
最初は再手術を受けたい気持ちが大きく、色々な人の話を聞いた。
すると、治った人の話もあるが、手術してもっと目が痛くなった人も多いことが分かった。
成功する人と失敗する人の分かれ目は、カルテを集めて検証すればわかるかもしれないが、聞いた限りでは全くわからない。
レーシック眼科で「再手術したら確実に良くなりますか?」と質問しても、いい返事が帰ってこないのを見ると、「再手術という技術は、それで確実に治りますと即答できるほど確立されたものではないのだろう」と感じざるを得ない。
再手術に失敗した人の話も聞いたが、
最初にレーシック手術を行ったクリニックと再手術を行ったクリニックの間で責任のなすりつけ合いが起こり、再手術でもっと悪化しても「最初に手術した病院が悪い」と言われてしまうようだ。
「再手術で良くなるはずです」と事前に医者が言っていたとしても、実際に悪化した場合、「一番最初に手術したクリニックが悪かった」と言われるだけで、保証などは特にない。
自分の場合は最初で手術した病院で再手術というのがなすりつけ合いを起こさない方法であると考えるが、明らかにおかしな度数で手術した最初の病院での再手術は考えられない。
今後どうするか:
自分の場合、室内で暮らしていけば生存できるので、再手術を受けるかはまだ考えたいと思います。
色んな人から話を聞きましたが再手術はリスクがあるもので、レーシック医も失敗するか成功するかは「やってみないとわからない」というレベルの技術に感じました。
あの人たちは、患者が「痛いです」「術前より目が痛くなった」と訴えても、オートレフの数値だけ見て「数値上は正常」「目が痛い人なんていくらでもいる」「精神科のお世話になったらいい」「文句を言う患者は神経質」と考えてしまう人たちなのです。そんな技術が確実だとはとても思えません(もちろん、うまく行くことはあるでしょう。でも確実ではないのです)。
少なくとも私は、私や他の多くの人のレーシックを失敗し、しかも結構な人数の患者さんが「再手術のせいで余計悪くなった」と訴えているレーシックの再手術を受けたいとは、なかなか思えません。
レーシックをする医者は失敗に関しては関心が薄いので、眼科学界などが主導して、リスクがある再手術や角膜移植を受けなくても私達が元の生活に戻れるようにして欲しいです。
再手術に関しても、成功した人と失敗した人がいるのですから、データを集めてきちんと検証して欲しいです。
「レーシックは成功した人も、失敗した人もいる。失敗した人は神経質」という手術は、科学ではありません。
そして治療では失敗することもあるのですから、失敗した人の人生についても考えて下さい。
多くの人が失職し、家族に養われています。その中には「お前がレーシックなんて受けたから」とトラブルになっている家庭も有ります。
家族がいなくなったらこの人たちの面倒は誰が見るのですか?
「レーシックは眼科専門医の手で!」と専門ページまで作り、学界を挙げて手術を推進していた責任を取って下さい。
読んでくださって本当にありがとうございました。
…
以上です。
協力してくださった患者さん、ありがとうございました!!
ホントにね、いくら遠視の数値がすごかろうがどうしようもありませんよね!!
そんな感じで、例え明確に失敗っぽい特徴を持つ患者でも、決して見通し明るいとは言えないのがこのレーシック被害なのでした。
有名な眼科医に失敗された被害者の憂鬱
こんにちは!レンコンです!!
過矯正のレンコンは今日も目が痛いけど、皆さんお元気ですか?
さて、最近レンコンは「診療情報」というシリーズをやってます。
第一回は眼瞼けいれんの被害者に献身的な支援をなさってる井上眼科の若倉先生。第二回では東京歯科大学教授にして日本白内障屈折矯正手術学会の理事長、ビッセン宮島先生のセカンドオピニオンの記事を掲載しました。
良かったら読んでみてくださいね。
特にレーシックの後遺症でお悩みの方には必見の情報だと思っています。
それと、眼科関係者や医療関係の弁護士さんにも読んでいただきたい内容なんですね。
なぜなら、良心的な眼科や弁護士さんだと、レーシック被害者が相談しに行った時に「うちじゃよくわからないから、レーシックの専門の病院を紹介してあげるよ」という流れになることがあるんです。
そんなレーシックに詳しいレーシック医たちが、どんな感じでセカンドオピニオンしているか知っていただきたいと思うんですね。
レーシック医のセカンドオピニオンは、予約量だけで4000円というところもあるので、レーシック難民だったら特に情報集めて受診したいというのが、被害者の気持ちであると思います。
ただでさえレーシック後の目の痛み、眩しさ、頭痛吐き気などでみんな失業やら休業やら、自殺願望やらで大変なんですから。
この連載ですけど、レーシックの被害者様方からの情報で成り立っています。皆さんどうもありがとう!!
レーシックの被害者になると、家族や知人に借金してまで「ゴッドハンド」のところにウン十万も使って遠方からセカンドオピニオンに行ったりしますから、結構有名どころの診療情報が集まってるんですよね。レーシックの「ゴッドハンド」のセカンドオピニオンの内容がどのようなものなのかは、今後も公開していきますね!!
さて
今日の話題はレーシックで被害者にダメージを与えた執刀医の「身分」が患者に与える影響に関してです。
これはどういうことかというと、医者にも階級があって、単に美容系で小遣い稼ぎでバイトしてたバイト眼科医から、開業医平、開業医院長(小規模)、開業医院長(大規模)そして有名大学の医局員、教授レベルといろいろあるわけなんです。
美容系レーシック病院だと稀に「そもそも医者の執刀ではない」が入ってくるけど、それだと違法だから、カルテには医者の名前を書き込むしかないのですけどね☆
そしてその「執刀医」の身分は、被害者の診察に影響を与えてしまうんです。
この執刀医身分に関しては、レンコンは運のよい方に含まれたなと自分では思ってます。
レンコンの執刀医は「大手美容系クリニック アルバイト眼科専門医(現在開業中)」です。
レーシック医のヒエラルキーの最下位ってところですかね。
執刀医の身分がレーシック医ヒエラルキー最下位の「大手美容系クリニック、アルバイト眼科専門医」だとどんないいことがあるかというと、
「話が進むのが早い」んです!
別の病院に行った時に
「あー、君を手術したのは美容系のバイトレーシック医か。だったらガイドライン違反なのも、こんなに遠視にされてるのも、角膜ペラペラなのもよくわかるね!!」という感じです。
「あの病院だもんね!!」と気持ちいくらいにけなしてくれる眼科医さんもいます。分かってくれてありがとう。
これに対して、教授や眼科大病院などのゴッドハンドの被害者さんはどうでしょう?
下の画像をご覧ください。
これは巨大掲示板の眼科関係の板に落ちてた書き込みのキャプチャです。
美容系でない有名病院や教授のところでレーシック受けた患者さんがかわいそうなのは、ほかの病院に行った時に
「あの先生がそんなことするはずない!!」
「〇先生もかわいそうに…」
…となぜか患者が非難されやすいことです。
エクタジアで失明寸前クラスの患者が、よろよろしながらやってきた時ですら「〇先生の気持ちわかるわ…」と何故かお医者さんの方が同情されています。失明寸前なのに!
レンコンも、近くの大眼科の被害者を3名くらい知ってるんですけど、その話をしたとたん「あの先生は立派な方だ!!」と眼科医が怒りだしてびっくりしたことがあります。
でも、冷静に考えてほしいんだけど、
レーシックの不満足度は
15%。
それだけ不満足度があれば
どんな評判がいい病院だって被害者が出て当たり前ですよね?
ま、眼科医さんたちの気持ちはわからないでもないですよ。
お医者さんの世界って縦社会だから、教授の治療に文句つけるわけにもいきませんよね~。
被害者が困っていても、ほかに患者もいっぱいいるし、眼科なんてそういう世界だから…って感じでしょうか?
そんな感じで、「美容系でない有名病院や大学病院で、特に教授クラスに失敗されちゃうと、その後のセカンドオピニオンはさぞかし大変なんだろうな…」って印象を受けたレンコンなのでした。