LASIK術前術後に眼位検査とサイプレジンでの潜伏遠視の検査をしてほしい

元一部上場企業のOLがレーシック後遺症で失職、視覚障がい者になるブログです

実は眼科専門医でない錦糸眼科の矢作先生のガイドライン違反は激しすぎ!!☆の巻

こんにちは!レンコンです。

ジクアスいいですね。レーシック由来のドライアイが緩和される感じです。でもこの目薬保険が利いても1本380円もするんですよね。それが1週間に2本必要で、レンコンは前にも書いたように家族のすねかじりなので肩身が狭いです。ホントびっくりですよねSクリニックさん?

 

さあ前振りはおいておいて、眼科からの帰り道に図書館に行ったらなんと偶然にも錦糸眼科の矢作院長が書いた書物を発見してしまったではありませんか!!

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 きっとまた嬉しげに自分が手術した患者のディオプトリーを書いてらっしゃるんだろうなあと思って早速借りて帰ったのですが、さすが矢作先生、レンコンの予想の上を行くガイドラインの破りっぷりで、「このヒト本当にガイドライン読んだことあるの???」って疑問に思ってしまいました☆

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錦糸眼科の手術実績が書いてあります。

 

大注目なのは、このレーシックのページで削っている数値です。もしこの本に書いてあることが本当ならば、錦糸眼科ではディオプトリーが遠視は最高が+9Dから近視は最高が31Dまで手術してるってことになるんですよね。

31Dまで手術!これって普通まともな眼科医なら絶対にやらないでしょう。理由は以下に述べていきますね。

 

何度も引き合いに出しているのですが、日本眼科学会が定めたレーシックのガイドラインは以下のように書いてあるんですよね 。

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これちゃんと日本眼科学会の2000年のガイドラインから引いてきましたよ☆

さてガイドライン引いただけでは目に詳しくない方はいったい何が問題なのかわからないと思うので錦糸眼科の手術がどういう風にヤバいか解説させていただきますね☆

 

レーシックは一般的に10Dを超える強度近視の

人はやめておいたほうがいいとされる手術ですが、たいていの人はその理由をご存じないと思います。

平たく言えばその理由は近視を矯正する際にレーザーで角膜を削るのだが、強制度数が多い人の場合、角膜を削ったことによって様々なデメリットが生じてしまうからです。

 

それは例えば暗所でのコントラストが低下したり、ドライアイ気味になってしまうことでもあるのですが、一番恐ろしいのは角膜拡張症=ケラエクタジアという、レーザーで削られて角膜が薄くなっている部分が次第に突出してきて特に処置しなければ最終的に失明に至る病です。

 

 

この病を防ぐために、国際的な基準では角膜ベッドという角膜のフラップを除いた部分は250ミクロン以上削らないようにしようということになっています。

 

でもこの本によれば錦糸眼科は1995年から2002年までの間に-19D の人を18人、-20Dから-31Dまでの人を41人削っているんですよね。

 

では錦糸眼科で手術されちゃったこの人達の角膜ベッドの厚さがどんな風になっているか、小学生でもわかる簡単な計算で算出してみますね。

 

必要となる数値

①角膜の厚さ:日本人の平均値は520-540ミクロンです。ちょっと厚めに540ミクロンとしておきましょうね☆

 

②フラップ(ふた)の部分の厚さ:マクロケラトームなら160ミクロン、イントラレーザーなら100ミクロンくらいだそうです。この数値は他ならぬ錦糸眼科の矢作医師の著作「近視レーザー手術ガイドブック2011年版」引用させていただきましたよ☆

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P70ページに書いてありますね!

 

この時点ではマクロケラトームなのでフラップは160ミクロンを変数として採用しますよ☆

 

③レーザーによって削る値

機会によってまちまちですが、1D変更するのに12-14ミクロンエキシマレーザーで削る必要があります。

錦糸眼科でこの時代に使われていた機会はサミットテクノロジーという会社の機械だったと普通に本に載ってますね。

ここの機械が1D落とすのにどれくらい削らなければいけなかったかは調査!ですが、2013年の本では9D落とすのに100ミクロン必要と矢作先生ご自身が書いておられる(2011年版のP70 参照)ので、馬鹿正直に計算して100÷9=11.111111・・・で変数は11としておきましょう。ちょっと控えめな気もしますけどね☆

 

④最後に確認用の数として、残存させるべき角膜ベッドの厚みである250ミクロンを対比させますね。

 

ではー19Dの人が錦糸眼科でレーシックをマイクロケラトームで受けた場合、どれくらい残存ベッド数が残るか計算!

 

540(もともとの角膜の厚さ)-160(マイクロケラトームを使った場合のフラップの厚さ)-11×19(11は1D矯正するために必要な切除量、19は-19D=矯正に必要な度数です)

=171ミクロン!

 

比較すべき残存ベッドの厚みは250ですから、171しか残っていない18人のー19Dの患者さんはどう考えても足りてません。

 

しかもさらに考慮すべきこととして、もし乱視が入ればさらに削らなければいけません。

 

さらにさらに恐ろしいことですが、この本によれば、-19Dの患者さんのうち、22.22%はさらに角膜を削る再手術まで受けているんです。

 

さらにさらに恐ろしいことに、錦糸眼科ではー20~-31D までの患者さんにもこの本によればレーシックしてしまったとのことなんです。

 

さあ錦糸眼科の矢作先生、なかなか言い訳難しいですよね。何せ自分の本にガイドラインをびっくりするくらい超えちゃった人たちを手術していることまで載っていて、計算すると明らかに国際基準の角膜ベッドを残していないんですから。

 

行っておきますけど、レンコン全部矢作先生の著作から引用させていただいてますよ。

 

そりゃあレンコンが円錐角膜の患者さんとお話しなければならない理由もわかりますよね?

 

しかも挙句の果てに錦糸眼科ではトラブルを出しても絶対にネットに書き込まないように術前に誓約書まで書かせているんですよね。普通にネットに落ちていましたよ。誰でも見れます。

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錦糸眼科のレーシックの手術同意書。院名、医師名、同意書とか無許可でネットに晒すなって項目がある。 |jerseyerの投稿画像

さらに今度は自分のミスで大変なことにしてしまった患者さんがネットに書き込んだことに対して、名誉毀損で訴えるぞと削除請求まで出しているんですよね。

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錦糸眼科 - レーシック!! 駄目!! 絶対!!

 

矢作先生のご著作は拝読するたびに新しい発見に満ちているので、これからもレンコンはしばしば引用させていただきますよ。

 

あっ!ちなみに角膜ベッドは250ミクロン残れば何でもいいってわけでもないんですよ。だって角膜を多く削ればその分だけコントラストは落ちますし、ドライアイにもなるし、何より後遺症が出て再手術したくとも、250ミクロンしか残ってなければ再手術すらできませんからね☆

 

だから何の予告もなく10D越えで手術しようとか言ってる糞医者がいたら、彼の目の前でボイレコのスイッチをONにして、「先生それで暗所コントラストが激しく落ちたり、それ以外でも見え方がおかしくなったり、ドライアイが永続したりする可能性はないんですよね?もしそうなった場合に備えて、先生が説明してくれなかった証拠としてこの会話を録音させていただきますね」って頼むといいですよぉ☆

 

いかに「クロスリンキングで角膜を硬くして・・・」とか言い訳しても、見え方の質やドライアイはいかんともしがたいですからね!!

 

ちなみに残存角膜厚についてですが一般的な意見だと再手術のことも考え、400は残したほうがいいという意見が多いですよ~。