LASIK術前術後に眼位検査とサイプレジンでの潜伏遠視の検査をしてほしい

元一部上場企業のOLがレーシック後遺症で失職、視覚障がい者になるブログです

レーシックの集団訴訟に参加するメリット

レーシックの集団訴訟が2014年12月14日に東京地裁に受け付けられました。

 

この訴訟は第一次訴訟であり、医療問題弁護団では追加訴訟も予定しています。

第一次提訴では品川近視クリニックと近視眼科が提訴の対象になりましたが、医療問題弁護団はそれ以外のクリニックでの被害も視野に入れており、これ以外の病院で被害にあった方も勿論相談に乗ってもらえます。

もしもご興味のある方は下記医療問題弁護団のページをご覧になり、相談されることをお勧めします。

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医療問題弁護団

 

 

さて、今日は集団提訴に参加するメリットについて私が魅力的に感じている点を説明させていただきます。

 

  1. 個人で訴訟を起こすより、かかる費用がはるかに低額である。
  2. 個人で訴訟を起こすより、弁護士や協力者の点において有能な人物の力を借りることが出来る。証拠集めもしやすい。
  3. 同じような症状の被害者で集団で訴訟を起こすことにより、個人で訴訟を起こすより、社会の理解が得られやすい。
  4. 個人で訴訟を起こすより、マスコミなどの関心も高く、社会に対してこの問題の存在を大きく発信することが出来る。

上記のメリットについて順番に解説していきます。

 

 

  1. 個人で訴訟を起こすより、かかる費用がはるかに低額である。

個人で医療訴訟するにはいったいいくらくらいかかるのでしょう?

まだ集団訴訟が提起されていなかった時にいったいいくらかかるか試算してみたことがあります。その最低額は250万円くらいだったと記憶しています(最低額と言うのは資料集めその他自分で出来る部分をすべて自分でやったとしてもこの数字)。

ちなみにある弁護士のHPを見てみると、医療訴訟の相談は1時間2万円です。カルテ請求サポート+諸経費だけでも3万円と記述されています

余談ですが、カルテ請求は患者の基本的な権利です。どうしても返してくれない場合はまず病院を管轄する保健所に「○○病院で治療を受けたがカルテ開示を断られ、困っている」と訴えたほうがいいのではないかと思います。

 

医療訴訟は個人で起こすと非常に高額になり、経済的に追い詰められているレーシック難民には現実的に困難な場合が多いです。レーシックで仕事が出来なくなり、治療費もかかるため裁判費用が出せないのです。

集団訴訟ですと弁護費用は上記の金額よりはるかに抑えられます。少なくとも自分には現実的だと考えられる額です。

 

 

2、個人で訴訟を起こすより、弁護士や協力者の点において有能な人物の力を借りることが出来る。証拠集めもしやすい。

医療訴訟において個人が訴える場合壁になることはいくつも存在するのですが、医療分野に詳しい弁護士や協力医を探すのがとても高い壁になります。

どの弁護士が医療問題について詳しいのか?この医者同士の庇い合いが激しい医療業界で、自分のリスクを省みず、被害者に寄り添った証言をしてくれる医者がいるのか?

正直これは個人で探していたのでは、不可能に近いのではないでしょうか。

しかし集団訴訟であればこの問題は一気に解決します。

何故なら医療問題弁護団の弁護士は難しい医療問題の裁判をいくつも引き受けてきたその分野の専門家であり、医療業界にある程度のコネクションもすでに持っているからです。

 

 

3、同じような症状の被害者で集団で訴訟を起こすことにより、個人で訴訟を起こすより、社会の理解が得られやすい。

被害というのはそれを個人で訴えている限りにおいて中々他者にその症状を信じてもらうことは難しいです。

特にレーシック難民の場合は見た目ではわかりません「PCがまぶしくて目が疲れる」「物が二重に見えて書類が読めない」「角膜を斜めに削られて景色がゆがんで見える」と言っても、そのイメージすら普通の人には困難なのです。

私も最初「レーシックの後遺症」と言う言葉がこれほど一般化していなかった時代に個人で病院に症状を訴えていたころ「たいした症状でもないのに大学病院への紹介を訴えてくる人」にされていました(ちなみに当たり前ですが眼位検査やサイプレジンによる潜伏遠視の検査は一切しない病院です)。

しかしこのような症状を持つ人たちが集まって診断書など実証的な証拠を持って自分たちの存在を訴えれば、「そういう状態が存在しているんだな」と社会に理解されやすくなります。

 

 

 

4、個人で訴訟を起こすより、マスコミなどの関心も高く、社会に対してこの問題の存在を大きく発信することが出来る。

 

個人で症状を訴えている被害者をマスコミが取材することは非常にまれではないでしょうか?

しかし大勢の被害者がレーシックの被害について情報を発信することで、社会問題となりニュースとして取り上げてもらえるようになります。

 

 

 

集団訴訟のメリットは上記のようなものであると自分は理解しています。

 

この訴訟によりレーシックと言う手術のリスクが社会に広く認知され、今のように「安心、安全100%!!」という眼科専門医の言葉にだまされて安易に手術を受ける人が少なくなることを祈っています。