LASIK術前術後に眼位検査とサイプレジンでの潜伏遠視の検査をしてほしい

元一部上場企業のOLがレーシック後遺症で失職、視覚障がい者になるブログです

レーシック被害者になった方の人生 男女での違い

こんにちは。PC見ると目の辺りが気持ち悪くなるレンコンです。とは言え仕事上PCを使わないわけにも行かないのですが、色チェックで輝度を上げると目が悲鳴を上げているのがわかります。どう表現したらいいのでしょう?この目の奥がキューっと締め付けられる感じ・・・。

 

最近+3のメガネ程度ではPC作業でのモニターを凝視は不可能なので+4以上のメガネを使うことになっています。

今日の記事を書くために改めてカルテを見直してみると、ガイドラインによれば「6D異常の場合は十分な医学的根拠が必要」と書いてあるのに、自分の場合そもそもガイドライン違反だということそれ自体を最初から伝えられなければ、検査から手術につながる流れも「検査、その翌日に手術」の短時間で、どう考えても「慎重に時間をかけて適応値を探った」とは言えないスケジュール。

しかも、自分の場合前日の検査で出ていた値と次の日の検査で出ていた矯正視力の最高値が違うのですが、手術当日になってわざわざ前日出ていなかった最高度視力で削っていたのです。これでは適応に時間をかけたとは言いがたいのではないかと思うのですが・・・。

 

そのような患者さんが多くいるので、私の手術したクリニックは現在集団訴訟の対象にもなっているのですが、東京大学眼科名誉教授の先生が理事を勤めています。

 

これは自分にとって非常に疑問なのですが、この東京大学名誉教授の理事の方は一体何をするのが仕事なのでしょうか?

 

通常自分が所属し、しかも理事と言う立場のクリニックがガイドラインを違反して手術が行われ、それが明るみに出て文春などの週刊誌の記事にも書かれているのであれば、被害の原因究明や改善が気になって仕方が無いのではないかと思います。

私が以前所属していた会社では、週刊誌に絶対掲載されないような極々小さな情報漏洩に関しても即座に対応が取られていました。

しかしこのクリニックは私が手術を受けた5年以上前からずっとこのような感じでガイドライン違反の手術が行われ、被害者を生み出し続けているのです。

 

さて、前置きが長くなってしまったのですが同じ屈折矯正被害者のNEOさんのところにこんな記事がありました。

neo.hatenadiary.jp

 

NEOさんの話に全面的には共感できないのですが、現状、レーシック難民になった場合、男性のほうが受ける影響が大きいと言う点には同意します。

 

その理由は仕事をしていた女性(独身で家族あり)がレーシック難民になった場合、とりあえず家族の元に身を寄せても、世間からの風当たりは男性ほど強くないからです。

ご近所からは結婚していれば「専業主婦」、結婚していなければ「家事手伝い「アルバイトしている娘さん」と言う雰囲気で見られるように感じます(しかしこれはあくまで頼れる家族がいる場合。頼れる家族がいなかったり、家族の理解が得られない場合はホームレスもありうる)。

 

しかし男性は仕事ができなくなってしまった場合、一般的に、女性とは他の人々に与える影響と世間からの風当たりの強さが異なるように思います。

レーシック被害者である男性が一家の大黒柱であった場合、仕事ができなくなることで家族がその影響をまともに受けることになってしまいます。例えば将来も健康であることを見越して自宅を購入したり、教育資金を積み立てていたのに、それが根幹から崩れてしまうことになるのです。

今まで元気だった父親が、絶対に安全だと言われ、大手クリニックの有名大学出身の眼科専門医の手術を受けたのにもかかわらず、手術を機に働けなくなってしまうーーーーそのような状況を家族が理解することはかなり難しく、結果的に離婚や家族崩壊につながってしまう例もありました。

 

まだ若く独身の男性の場合も、仕事をやめてしまうことで居場所を失い、世間からの風当たりが強くなります。

レーシックの後遺症であることを理解してもらえたとしても、現実問題として経済的に自活していくことが難しいと、そのことで周囲との軋轢が生じたり、自分自身の存在価値がなくなってしまったかのように考える場合もあります。

 

ただ、上記はあくまで「男性が働き手」として固定された環境での話であると思います。例えばデザイナーやクリエイティブ系、それに研究職などの仕事では正職にいたるまでの道のりが長く、その期間「専業主夫」となる男性も多く存在します。そして最後までこのパターンのカップルも存在します。私の知り合いは既に年配ですが、奥様が一家の大黒柱で旦那様は在野の研究者でした。

こういうご家庭では女性が働いて夫や子供を養っています。その場合、働き手の女性が後遺症を患ってしまったら家庭的にはきつい状況になると思います。

 

いずれにしても、レーシックのクリニックは期待を持ってやってきた希望者の人生を「悪い方に」変えてしまわないように、できる検査やスクリーニングをきっちり行ってほしいと思います。

 

例えばガイドライン違反の度数であるのに患者にそれを知らせずに手術してしまうとか、適応期間をきちんと取らない、手術当日になって患者になんの断りも無くいきなり削る量を変更する、老眼が近い人に老眼のことを言及せずいきなり完全矯正を行う、若くて調節力の強い患者の屈折検査を精密に行わず過矯正被害を出す、両眼視検査や眼位検査をおこなわない・・・・などの要因で発生した被害は、医療側に良識があれば防止できたはずの被害なのです。

 

しかし、レーシックをはじめとする屈折矯正に携わる医者はTVに出演しているような高名な医者でも大なり小なりこの手の被害者を生み出しているように思います。被害者の会にいると、「○○先生に寝たきりにされた」「××で再手術して悪化した」とか現実にそのような情報が入ってくるのです。

 

今後これ以上被害者を出さないように検査方法やインフォームドコンセント項目などの徹底を望みます。