LASIK術前術後に眼位検査とサイプレジンでの潜伏遠視の検査をしてほしい

元一部上場企業のOLがレーシック後遺症で失職、視覚障がい者になるブログです

レーシックの被害者と世界との間にかかった分厚い膜

レーシックの被害者になってからと言うもの、晴れた日に異常にまぶしく感じるのはもちろんですが、最近雨や曇りの日でも光が目に刺さるので、サングラスをかけていることがよくあります。

 

当たり前ですが、雨や曇りの日でもサングラスをかけている人ってまずめったにいないので、ものすごく不審な目で見られることになります。でも、現実問題として目が痛いので、かけるしかありません。

 

友達の場合「雨なのにどうしてサングラスかけてるの?」と面と向かって訪ねられることになります。

そのときは「まぶしいから」とたいていは答えていますが、相手が「でも雨だし、全然まぶしくないよ」と言ってくるときもあります。

 

そんな時、昔は「そうだよね、変だよね」と心の中で泣きそうになりながら答えていました。

 

でも今では「レーシックという近視を矯正する手術があるんだけど、私は禁止の度数が強すぎて本当はレーシックの適応外だったのに、そのことを知らされずに手術されてこんなにになっちゃった」と言うことにしています。

 

たまにスマートフォンアプリのラインなどの話が出ることになりますが、私は一歩引いてその会話を聞いています。なぜなら私はスマートフォンがまぶしくて使えないからです。

そもそもスマートフォンどころか、普通の一番簡素な携帯電話のメールですら画面がまぶしくて横向きにして光がもろに目に入らないようにして打っているくらいなのです。

 

友達と合うと仕事の話になったりしますが、その話もレーシック難民である辛い箇所がたくさんあります。

まず私は画面がまぶしくて普通のPC作業が全くできません。同様の理由でレジ画面も見れません。

 

テレビもまぶしいので、私の中ではテレビは「見るもの」ではなく「聞いてどうしても必要そうな時に時々画面を確認するもの」なのですが、俳優さんとかの話を聞いてもそもそも余りテレビを「じっと見る」ことがないのでまりよく分かりません。

 

化粧の話題になっても目が痛い自分は会い名句を一切できません。ただでさえ夕方まで持つか分からないと思いながら朝、目をあけるのにアイメイクのことなんて考えられません。昔は好きでしたが、今はマスカラなどが目に入ったりすると冗談ではなく目が痛くてとても化粧のことなんて考えられません。

 

そんな毎日なので、レーシック難民である自分と、そうでない世界との間にものすごく分厚い膜がかかったように感じながら生活しています。

 

レーシックする前は私も普通に仕事をしてそれなりにお給料をもらい、化粧やファッション、テレビ番組などにも関心がある日々だったけれど、

レーシックしてからはそもそも仕事をやめられなくなり、関心があることといえば新しい目薬や治療法、それに目に負担のかからないモニター(高くて私には手が届かない)とか、そんなことばかりです。

そして四六時中「あんな手術受けなければよかった」とか「どうして私を手術したクリニックはガイドライン違反について何も教えてくれなかったのだろう」とか「目が痛い。何か治療法はないの」とか

そんなことばかり考えているわけです。