光きつい。特にLED、白色光 +その対策②
この記事は以下の記事の続編です。
レンコンは今回目が痛くなった時に本当に「人生捨ててもいいかな?」ってくらいの苦痛を味わいました。1日中眼科の専門書読んだり、大学病院図書館でひたすら眼科領域の専門書眺めてました。目が痛くてたまらないのにそうせずにはいられなかったんですよ。とにかく原因は何でどうしたら楽になれるかばっかり考えてた。眼科も行ったけど眼科の先生は忙しいからか一通りの治療を試したら、新しく発生したレーシック難民の後遺症のことなんて研究できる暇も時間もお金もないし、「とにかく我慢して生きていくしかない」みたいな事をおっしゃるんですけど、そもそも痛すぎてこの苦しみがどうにかならないんだったらそもそも生きていく意味があるの?と思ってました。もはやPCも電話も光を発する機械はすべて苦しく、日の光も目を刺し、楽なときがないんですよ。
夜周りが全部暗くなって光がない眠りに落ちているときだけが心の休まるときだなんてレーシック安心安全を叫ぶレーシック医の方にはきっと理解も研究もまったくする気が起こらないでしょう。
それくらい痛かったんですけど、今何とか色の入ったレンズ外から光が入ってこない花粉用めがねのおかげで日常生活くらいはコントロールできてます。PCは視覚障害者設定で光を発する機器を見るときは50センチ以上目から離してみるようにしてますけどね!
それでレーシック難民の光に対する過敏性の仮説を書きます。
レンコンは1患者に過ぎず、眼科の専門教育は何一つ受けていません。オブスキャンも薬剤も使えず、めがねの処方箋も出せません。しかし自分の後遺症とその軽減法に照らし合わせると「こうじゃないの?」って状態なんですよ。なぜならそれでこの地獄が軽減したんだから。
それは人間の目には屈折という概念ももちろんあるけれども、もうひとつの概念として網膜に当たる光の量そのものに、どうも個々人によって耐えられる限界量があり、そのためにレーシック難民は苦しく、めがねで治りにくいのでは?ということです。
この仮説を立てた理由なんですが、いくつかあります。
1、同じ屈折度数のめがねなのに、フレームによって苦痛の違いが生じていた。
遠視だとよくあることなのかわからないけど、眼鏡屋でめがねを処方してもらう場合に「ゆがんだ像を少なくするためにレンズは小さいほうがよい」と言われます。そんなアドバイスをまじめに聞いたためにレンコンのめがねのフレームはどれも小さめでした。49くらいかな?縦幅もすごく短いめがねでした。
だけど一本だけ、フレームの選択できない店で購入しためがねがあり、そのめがねはフレームに選択肢がなかったためにレンズ部分が割に大きいやつだったんです。
すると、不思議なことが起こったんです。同じ度数なんだけどレンズが大きいめがねのほうがまだまし=目が痛いのがマシなんですよね。まあそんなこと言っても、本当に「多少」なんですけどね。
ちなみにその大きなめがねが壊れたので同じレンズを小さいフレームに削りなおして入れてもらったんですけどそっちのほうでは地獄を見たのでレンズの質の問題ではないです。
2、同じ屈折度数のめがねでも、目からの距離により、苦痛に差が生じる
こっちのほうは誰でも試せると思います。
めがねはコンタクトと違って眼球との間がどうしてもまつげ分開きます。
レンコンはまつげが割と長いほうらしくて、めがねとレンズとの間の距離を標準よりちょっとあけておりました。
もう痛くてどうしようもなかったあの日、オーバーサングラスをかけると痛み圧倒的にが軽減することに気がついた私は、もしかしてめがねと眼球の間に隙間があることで、そこから入ってくる光が痛いんじゃない?と思ってめがねを顔から近づけたり離したりして実験していました。
すると、めがねのレンズが目から遠ざかる=目の外から入ってくる光が多くなるほど目が痛くなることに気がついたんです。
この傾向はすごく顕著で、レンズを離したり近づけたりするとそれにあわせて面白いほど痛みが変わりました。
最終的には顔にめり込むくらい近づけた状態が一番よかったですが、それだとまぶたの開閉に支障が出るので常用は無理でした。
他にもめがねよりも眼球と距離のないコンタクトのほうが苦痛がなぜか少ないとか、メガネの周りの光が入ってくる部分を試しに覆ってみたらかなり苦痛が軽減されたとかいろいろありますが、省きます。
それで思ったんですけど、近視の目と遠視の目では、それを矯正したときの「レンズの外」から入ってくる光の入り方がだいぶ違うんじゃないの?と思うのです。
近視と遠視のメカニズムについて家にある「眼光学の基礎」から画像をちょっと拝借しますね。
「眼光学の基礎」西信元嗣 金原出版株式会社 平成2年初版
近視と言うのは網膜の前で像が結像されている状態、
遠視と言うのは網膜の後ろで像が結像されている状態です。
この図はめがねレンズが描かれていない状態なのですが、めがねレンズを描いた時、「ではレンズ外からの光は一体どのような動きをするのか?」ということなんです。
近視の場合だと、調節には差がないわけだから、レンズの外から入ってくる光は網膜の前で結像することになると思います。
しかし、遠視の場合は凸レンズをかけることによって調節が緩むことになります。そうするとレンズを通したときの光はいいんですけれど、て調節が緩むことになります。そうするとレンズの外から入ってくる光は、むしろメガネをかけていないときよりも網膜のより後ろ側に到達することになるんじゃね?と思うのです。
レーシックの被害者はほとんどが元々近視です。加えて、今集団提訴されているクリニックは普段問題なく使っているめがねと比較するとありえないような強い数値を事前告知なく削ってきます。
レンコンも、仕事は完全に近見作業なのにいつも使ってた低矯正メガネの12段階上の数字で削られて、+2以上の遠視です。
今まで網膜のはるか手前で結像してた状態だったのに、いきなり網膜のかなり後ろに結像する状態になり、メガネコンタクトと違ってそれが永遠に外せない状態になるのです。それでエネルギーの高いLEDを見続けたのが今の状態に通じる原因なのではないかと今は思っています。
まあ「見続ける」って行っても仕事上必要な範囲でレーシックする前は徹夜作業しても1番寝ればまったく問題なかったんですけどね。
この仮説が合っているか間違ってるかはレンコンにはわからないです。「これで軽減しました」としか言えません。
そもそも被害者である自分が仮説を立てて自分で自分の後遺症研究している現状にものすごく疑問を感じます。
レーシックを売ってるお医者さんたちは、事後後遺症まで責任もって研究してほしいです。
追記:
その後、眼科の専門の方に話を伺ったところ、レーシックで角膜が薄くなってしまったことでLEDなどの高エネルギーの光が通り抜けやすくなっているのでは?というお言葉をいただきました。その方のお話だと、周囲からの光だったら黄斑部分には到達しないので、そんなに刺激にならないんじゃないの?とのことです。
それだったら角膜を削るレーシック自体の問題と言うことになるのだろうか・・・。
いずれにせよ一体何が問題でこの地獄が起こっているのか特にレーシックをこれからも進めたいとお考えの方には研究いただきたいと思います。レーシックの被害者で光に苦しめられている人たちは多いので。