LASIK術前術後に眼位検査とサイプレジンでの潜伏遠視の検査をしてほしい

元一部上場企業のOLがレーシック後遺症で失職、視覚障がい者になるブログです

慶應大学坪田教授の南青山アイクリニックは、平気でガイドラインを破ります

 

皆さん、こんにちは!レーシック被害者のレンコンです。

今日は、「安心レーシックネットワーク」について書こうと思います。

 

レーシックを美容系クリニックで受けてしまった患者さんは、

その時どんなに情報量が少なかったにせよ

「あの時きちんとした病院で受けていれば・・・」という思いが

あるように思います。

 

実際に、そういう風にディスって来る人もいます。

堀江貴文さんとか。

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品川近視でレーシックを受けた被害者をディスる堀江貴文さん。堀江貴文さんが宣伝してたレーシックの神戸神奈川アイクリニックは2019年8月に患者に事前通告ゼロで閉院。

 

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神戸神奈川アイクリニックの広告塔として、医学知識の高さを披露される堀江貴文さん。レーシックで失明することもあるのを知らないんだろうな…

gendai.ismedia.jp

レンコンも、最初のころはそうでした。

集団提訴で訴えられてる錦糸眼科なんぞが、ブログに

「レーシック難民の再手術」のネタを投稿していたりすると、

すごく気になったりしたこともあります。

(錦糸の実態を理解した今となっては、その時錦糸に

駆け込まなくて本当によかった!!と思います)

※2020年1月7日追記

錦糸眼科は2015年にレーシック被害で集団提訴され、閉院しました。

 

 

しかし、被害者の会のスタッフになってから、心境が変化していきます。

被害者の会には美容形の患者さんからの駆け込みも多いのですが、

大学病院や安心レーシックネットワークの

被害者さんもやってくるからです。

 

そんな訳で、被害者の会のボランティアスタッフやってる間に、

レンコンの中ではレーシックやってるクリニック業界全般に関する

希望と信頼がものすごい勢いで低下していきました。

 

大学病院と眼科専門医の

安心レーシックネットワークだろうが

美容整形レーシック眼科だろうが

被害者は出すし、ガイドラインも平気で破る。

そして被害者となった場合、レーシック業者は

後遺症を何にも研究してないので治せない

というのが、現実を表す的確な言葉だと思います。

 

さて、前置きがすごく長くなったけど、

今日は安心レーシックネットワークのガイドライン違反の実例を

取り上げてみたいと思います。

 

取り上げるクリニックは安心レーシックネットワーク代表の坪田先生の、

南青山アイクリニック

 

先日検査不十分の挙句に過矯正出して、治療してほしいと

お願いしに来た患者さんに治療拒否して内容証明郵便送りつけた

クリニックです。

lasikganni.hatenablog.com

ニュースにも載っちゃいました。

 

さくらフィナンシャルニュース

【スクープ記事】南青山アイクリニック・元患者が深刻なレーシック手術後後遺症を訴えて要望書を提出するも、代理人弁護士らより回答打ち切りの返答、医師法19条違反の疑いもp://www.sakurafinancialnews.com/news/9999/20151025_1

 しつこく書くけど、

南青山アイクリニックは大学病院と眼科専門医のレーシックを

コンセプトにした安心レーシックネットワークのトップに位置する

クリニックで、代表の坪田先生も安心レーシックネットワークの

著書の中でそのページにご登場なさってるクリニックなんです。

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安心レーシック 完全ガイド

安心レーシック 完全ガイド

 

 

さて、安心レーシックネットワークなのですが、「信頼の証」とか「安心の条件」見たいなものを作ってます。長いですが以下に紹介します。全部で8個あります。

  1.  

    1. お互いが信頼し、紹介し合える医師または施設である。
    2. 執刀医が「眼科専門医」であると同時に角膜の生理や疾患、眼光学に精通している
    3. 執刀医が、日本眼科学会の指定する屈折手術講習会、および使用機器の製造業者が実施する講習会の両者を受講し、終了証を得ている
    4. 執刀医および担当医がレーシック手術だけでなく、眼科診療一般の知識を持ち対応ができる(感染症などの手術における基本的な対策が当然なされている)
    5. 術前検査と適応の見極め、手術に至るプロセスを時間をかけて丁寧に正確に行っている
    6. 術後のフォローアップ(定期健診や合併症の治療)を何度でもきちんと行う(患者さんの目の状態につき、最後まで、生涯におけるフォローを行う)
    7. 原則として、厚生労働省が認可したレーザーをはじめとする医療機器を使用している
    8. 日本眼科学会によるエキシマレーザー屈折矯正手術のガイドラインを遵守している

    安心レーシック完全ガイド レーシックで失敗しないための必読書

     

    編者:安心レーシックネットワーク 2012年11月20日 株式会社保険同人社 P18

     

     

南青山アイクリニックは過矯正+眼位異常になっちゃった患者さんの

検査を、一番簡単な「ハエつかみ検査」で「問題なし」と判断し

(斜視弱視の医者なら、絶対にこの検査だけで終了しません)、

おまけに事実上診療拒否して内容証明郵便送りつけてるので、

4の「執刀医および担当医師がレーシック手術だけでなく眼科診療

一般の知識を持ちたい王ができる」と

6の「術後のフォローアップを何度でもきちんと行う」は既に

破られてる気がしますが、まだあったんです。

 

それは8、

「日本眼科学会による

エキシマレーザー屈折矯正手術の

ガイドラインを遵守している」

…を破ってることです。

 

これに関しては一般向けの本ではしれっと

ガイドライン違反しません」って書いてあるだけなんですけど、

医療関係者向けの専門書ではそうじゃないんですよね。

どーせ一般人は読まないし、意味もわからないと思ってるからじゃ

ないと思われます。

 

でもレンコンみたいなレーシック難民はとにかく後遺症を和らげる

本を見つけ出さないと命が危ういんで、普通にこういう本でも購入

するしかないんですよ。

 

その中の一冊に、南青山の戸田先生の論文が掲載されてたんですが、

レンコン、普通にびっくりして目がまん丸になりました。

 

まず、「LASIKの実際(編集坪田一男、診断と治療社 2000年)」P32-33 から引用いたします。

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南青山アイクリニックでは2000年の時点で、12Dまでの近視が

レーシックの上限だそうです。ちなみ平成5年=2000年5月の答申でも

10Dまでって書いてあるんですよ!

http://www.optnet.org/syujyututaisaku/prk1.pdf

しかもよくわからないのですが、矯正量が多い場合の副作用のことも

ちゃんと書いてあるんですよね。

逆に、-10D~12Dを超える強度近視では、

たとえLASIK で目標とする度数の矯正ができたとしても、

術後に夜間視力の低下、ハレーションなどが発生し、

全体としてのし機能が低下することが知られている。

 

 LASIKの実際(編集坪田一男、診断と治療社 2000年)」

 

そのとおり!なんですけど、こう続くので理解不明になってしまいます

 

これらのことを考え合わせ、南青山アイクリニックでは現在ー12DをLASIKの上限としている。

 

ハレーションや夜間視力は低下するけど

南青山アイクリニックでは、とりあえず

-12Dは削るそうです。

 

さらに文献あるので引用します。

 

眼科診療プラクティス 角膜形状解析の基礎と臨床 2002年文光社 P78-79 

 

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 前の本でのー12Dという縛りを超え、

なんと矯正量ー13.1Dと書いてあります。

このときのガイドラインって平成5年のやつが

適応だと思うから、やっぱり普通に逸脱しちゃってます。

 

そして2015年の事件として前の記事にも書いた、過矯正の患者の

治療拒否して内容証明を送りつけるという事態に至ったわけです。

 

安心レーシックネットワークにはほかにもエクタジア出して

治療打ち切りとか、再手術失敗して最初のクリニックに責任

があるような発言をしたりするクリニックの情報が入ってきてます。

 

それでいて、一般人向けの本には

「術後のフォローアップを何度でもきちんと行う」

「日本眼科学会によるエキシマレーザー屈折矯正手術の

ガイドラインを遵守している」

とかしれっと書いています。

 

南青山アイクリニックでは-13Dまで矯正しているのに、

エキシマレーザー屈折矯正手術のガイドラインをどう順守

しているのでしょうか??

 

 

一般本向けの本に平気でウソを書くエネルギーがあるのなら

自分のクリニックで出したニュースになった過矯正被害者を

何とかしてほしいと思ってやまないレンコンなのでした 。