LASIK術前術後に眼位検査とサイプレジンでの潜伏遠視の検査をしてほしい

元一部上場企業のOLがレーシック後遺症で失職、視覚障がい者になるブログです

屈折矯正医療ダークサイド 前編

昨日図書館に行ったらとっても面白い本があったのでご紹介します。

 
精神医療ダークサイド
 
読売新聞の記者さんが精神科医療の黒い部分について書いた本です。前にこのブログで紹介したベンゾジアゼピン中毒とかにも言及されてます。
 
※:ベンゾジアゼピン中毒の離脱症状は本当に苦しいらしいので、処方される前に薬の注意書きはよく読むようにしましょう!!
 
 
この「精神医療ダークサイド」に登場する話のいくつかが、驚くほど「それってレーシックでもありまっせ!!」ってネタ揃いだったんです。
 
特に心に残った共通点を2つ書きますね!
 
  • 精神科の医者のレーシックの医者も、なぜか自分が治療に失敗した患者のことを、なぜか治療に成功したと思う場合が多い。
  • 精神科の医者もレーシックの医者も後遺症に対する責任の取り方が一般人の感覚からするとちょっとヘン。
 
 
 
1、レーシックの医者も精神科の医者も、自分が治療に失敗した患者のことを、なぜか治療に成功したと思ってる。
 
この本によれば、精神科医療で被害を受けたなと思った患者は、そのことに対して何も言わずに病院を変えるそうです。
 
まあ、それはそうだと思う。だってリボトリールみたいな中毒性がある薬に関しても特に危険性の説明もせずに、患者が「なんかこの薬やめられないんですけど?」って説明求めても、インフォームドコンセント不足とかの点に関して「患者は余計なこと勉強すんな!」って態度なんです。
それに、そういう医者に本当のことを言ったところで因縁つけられいぇ医療行為を受けること自体が困難になりそう。
 
患者は当たり前だけど、そういう医者に不信感を抱き、黙って別の医者にかかるようになります。だけど、不思議なことに医者にとってそういう患者は「成功例」と勝手にされてる場合が多いみたいです。
 
何でそうなってしまうのか?
レンコンの今までの経験からすると、多分以下二つ理由があると思います。
 
  1. 医者は基本かばい合う生物なので、ほかの病院でこういうことを話しても、それが外部に広まることはまずない
  2. 医者に話を聞いてもらえなかった場合、消費者センターとかに駆け込むことになるけど、医療事故というのは相談員も「そうなんですか~」ってあまり熱心でない感じである。それと同時に話したこともそこで止まっているように思える。
 
さて、レーシックですけど、レーシックの場合も
クリニックやレーシック医は自分の患者は基本成功したものと思ってるんですよ。
 
美容系クリニックはさすがに被害者が山盛りになってきてるんで、そこは自覚しつつ隠すような印象を受けます。というか、むしろその失敗を「万が一に備えて高いプランで受けましょうや!!」と販売戦略に使っているような節さえあります。たぶん、後日このことについては書くことになるでしょうね・・・。
 
残念なのは安心レーシックネットワーク。
安心レーシックネットワークの医者の中には、たまに被害者を出してしまっているのにもかかわらず、それに本当に気が付いていなくて「家の病院では丁寧にやってるから失敗したことがありません!」と公表しているクリニックがいくつか存在します。
 
 
事例1:
全国的に見てもそれなりに有名な眼科でのお話です。
そのクリニックは過矯正で結構な数値を出してしまいました。それだけでなく、術前のインフォームドコンセントの段階で、角膜の厚さの問題から再手術できないことを無告知など、褒められた対応ではありません。
術後の後遺症に対する態度ですが、「治療しない」わけではないのですが、いくら通おうとも「治らない」ので患者の不信感を高める結果となり、結果、患者さんはこの病院に通わなくなりました。
 
そのクリニックの眼科医は現在「ウチではレーシックで大した事故は起こしておりません」と宣われています。
一方、患者はまだ現役で被害者として治療方法を探しておられます。
 
事例2:
これはレンコンが昔々に通っていたクリニックで本当にあった出来事です。
その安心レーシックネットワークのお医者様の口癖は「家でレーシック受けた人は検査もちゃんとしているし、全員満足している!」でした。
確かにその眼科はほかの眼科に比べるとかなり質が高かった。それは認めます。
 
だけど、最近ひょんなことで知り合った方のご家族がその眼科でレーシックを受けて以来目の調子が悪くなり、レーシックをして以来PC作業が疲れるからと輝度の低いモニター購入に関するご相談を今受けています。
その方はお仕事がPCがメインだったみたいなんですけどかなりきつい状況で、家族や知人には「レーシックするのは待った方がいい」と話しているそうです。
 
ただ、この眼科はレンコンが思うに、ひどい眼科ではなかった。むしろレベルはかなり高いほうの眼科でした。一般眼科ではまず受け付けていない検査も普通にできるレベルの眼科だったのです。
削る量も過矯正気味に削ることはないみたいだったし・・・。
 
だからレンコンがこの話聞いた時の最初の気持ちとしては、
レーシックって、どんな眼科でも多かれ少なかれ被害者が出るんだなぁ・・・
ってことです。
 
被害者の会で大学病院でレーシック受けて大変なことになった情報や、ガイドラインにまったく抵触していないのに光過敏になってしまったりするようなケースもありました。
 
そういうケースやこの眼科でのケースを見ている限り思うのは、
レーシックというのは、つまりはそういう手術で、レーシックをする医者ならそういうことも頭の隅に入れておかないといけない手術なのだろうな...
ということです。
 
だったら余計に後遺症の研究をした方がいいのでは?と思うのですが、残念ながらそっちの方向に向かっていく気はまるで無さそうなんですよね・・・。
 
続きます