LASIK術前術後に眼位検査とサイプレジンでの潜伏遠視の検査をしてほしい

元一部上場企業のOLがレーシック後遺症で失職、視覚障がい者になるブログです

屈折矯正医療ダークサイド 後編

このタイトルは以下のタイトルの後編です。

屈折矯正医療ダークサイド 前編

屈折矯正医療ダークサイ中編

精神医療ダークサイドという本を読んだレンコンですが、屈折矯正医療と驚くほど似ている点を2つ発見しました。

01. 1,精神科の医者も屈折矯正の医者もなぜか自分が治療失敗した患者を「成功だ!」 と勘違いしている。

02. 2,両方とも失敗に対する責任の取り方が一般人の感覚とだいぶずれている。

余談ですが
レンコンのお世話になってる眼科は重症患者ばっかりくるところで、いろんな病院の「尻拭い」的な状態になってる眼科です。
そこでレーシックの話も聞いたけど、興味深かった。

レーシックしている方のお医者さんは「重症の患者なんてごく一握り、運が悪いケース。再手術でたいていは解決する」といけしゃあしゃあと言います。まあ、ロービジョン眼科への通院を勧められてるレンコンとしては、ひと握りでも「メガネかければ何の問題もない健康人」が「術後からPCが眩しすぎて使用できなくなり、失職して今ではロービジョン外来のお世話になる」ってなかなかすさまじい手術だと思いますけれど?
「尻拭い」させられてる眼科のお医者さんは、「もはや社会問題だけど、手術した側も直せないし、難しいよね」と言います。そして長期的なことを考えて、再手術のリスクも説明します。

「再手術で治る」んだったらどんなにいいかと思うんだけど、レンコンの周りは再手術した人も多くて、長期的に考えるととても……って印象。

過矯正で「めまいと吐き気がものすごい状態になり、駅で倒れて救急車で運ばれるレベル」だった人が再手術で「起きて軽作業ならできる状態」になったけど、加齢で調節力が衰えるにつれてまた悪化してきたりしているし、
別の過矯正の患者さんは角膜表面上の痛みは治らないみたいだから「再手術で回復するはずです」ってお医者様には「だったら今メガネかけてレーシック宣伝してるあなたが+2D位ねらって削って、1年くらいその状態ですごした後、再手術で“もとどおり”かどうか確かめてみたらどう?」って思います。

さて、前置きが長くなったけれど精神科医療ダークサイドと屈折矯正医療ダークサイドの共通点のその2です。

02. 2,両方とも失敗に対する責任の取り方が一般人の感覚とだいぶずれている。

精神科医療ダークサイドには、電気ショック治療を
20回以上受け、薬物を規定量以上使用されて言葉がしゃべれなくなってしまった患者さんの話が出てきます。
このケースではさすがに主治医が治療失敗を認めるのですが、そのときの台詞が患者からしてみると「?????????」ってものなんです。

「自信がなくなったのでアメリカに留学して一から勉強しなおします」
???????
患者にとっては願いは「元に戻してほしい」であって、医者が留学して一から勉強やり直すかどうかは正直どうでもいいんですけど?
ていうかむしろ留学なんかしないで責任とっていただきたいんですけど?

これと全く同じような話がレーシックにもありました。
レーシックの1度目の手術で具合が悪くなった人がいたのですが、別のクリニックで「再手術すればよくなる」と言われて手術を受けてしまったんですね。そしたら今度は目の痛みが発生して寝たきりみたいになりました。

当たり前ですけど再手術をした医者にこの患者さんは言いました。
「先生は再手術したら治るって言いましたよね?何でこんなことになったんですか?」
でも医者は謝るだけ。何回かそんなやりとりがあった後、その医者は患者への予告なくクリニックを辞めていたそうです。
「○先生は留学のためやめました」クリニックを訪れたその患者さんに病院のスタッフはいったそうです。

そんな感じで、精神科のダメな先生と屈折矯正のダメな先生は実によく似てると思いませんか?

患者にとっちゃ留学云々はホントどーでもいい。それより健康を返してよ!
って思いでいっぱいです。