眼科医の ああ、勘違い
レーシック難民が眼科行った時によく「自分で選んで受けたんでしょ」とか「リスクが高い手術なのになんで受けたの?」って聞かれます。その時心の中で、「セカンドレイプキター!!」って毎回のように思います。
レーシックしてない眼科医とお話するたびに思うんですけど、多くの眼科医はレーシック難民のことを「術前にリスクや合併症について色々言葉を尽くして説明されたのにこの手術受けたオバカちゃん」と思っているように感じます。
だけど、実際には違うんですよねー
レーシックを受けた人たちは、そもそも自分の屈折度数がいくつで、それに対して削る度数がいくつかということすら、眼科医から教えられていません。
更に悪質なケースだと、そもそも近業が多いのか、それとも遠くを見る作業のほうがライフスタイル上多いのかという確認すらなく、とにかく視力1.5−2を目指してクリニックに勝手に削られてます。
<b>更に悪質なケースになると、「近くを見たりPCを使う作業が多いので、あまり強く矯正しないで欲しい」と患者が自分で術前に一生懸命頼んでいるのに、なぜか過矯正にされちゃってるケースも多いです。
更に更に悪質なケースだと、患者が自分で調べて「先生、この数値で手術するのって適応を外れてる気がするけど、どうなんですか?」って聞いている場合にさえ、「ウチは機械が最新なので大丈夫でーす!!」「うちのクリニックの基準に照らし合わせると大丈夫です!!」って手術してしまっています。
そう反論しても、「だけど、そんなケースは少ないでしょ」と思ってる眼科医のほうが多いです。
だけど、そうじゃないんですよねー
レーシック手術の手術件数の家、かなりの割合を専門系のクリニックが占めてたんですけど、その専門系のクリニックはガイドラインはインフォームドコンセントを徹底しようとする気持ちが、限りなく薄かったんですよねー
まあ、ガイドライン違反してたのは安心レーシックネットワークの病院も一緒なんですけどね!円錐角膜にも手術するし、屈折以上が1Dくらいの人に「今近視を治しておけば将来近視化しません!!」と意味不明な説明をして手術しちゃってましたからねぇ。
そんな感じで、インフォームドコンセントをきちんとせず、ガイドラインを守らないクリニックで、自動的に1.5にされちゃう人が大勢いたので、医療問題弁護団のレーシックの被害相談の累積数が今や数百人単位になっちゃってますよ。
さらに、専門クリニックではレーシックだけじゃなくてフェイキック手術とかでもレーシックのこの方式が踏襲されちゃってるので、フェイキックの相談もくるようになってしまいましたよ?
フェイキックでも過矯正になったり、眼内レンズが角膜や水晶体と接触すると、レーシック以上に恐ろしいことになったりするんですけど、その説明をしていないんですよね。本当にそうなっちゃった人もいて、恐ろしいですよね!
でも、お医者さんって同業者には限りなく甘いんですよねー。
まさか、そんな恐ろしい手術を自分と同じ眼科専門医が現在進行形でやってるってことをなかなか信じられない方が多いです。
その結果「あなたが選んで受けた手術でしょ」「リスクがあるって知ってたでしょ」etcetcの発言が繰り出されるわけです。
だからレンコンは毎度眼科に行くたびに、セカンドレイプ発言を覚悟してます。というか、セカンドレイプ発言を食らうのがもはやレーシックの被害者の日常。。。
ただでさえ後遺症でヨレヨレの中、眼科でのセカンドレイプにも慣れないといけないのでレーシック難民は辛いです。