LASIK術前術後に眼位検査とサイプレジンでの潜伏遠視の検査をしてほしい

元一部上場企業のOLがレーシック後遺症で失職、視覚障がい者になるブログです

2016年夏の被害者さんの体験談 後編

この記事は以下の記事の続編です。

Kクリニックで瞳孔径の大きいことを教えてもらえなかったため、大丈夫なんだと信じてレーシック手術を受けてしまった患者さん。
術後に目が痛くなったり、光の見え方がおかしくなってしまいました。

目が痛いせいで、鬱病と診断されるまで至ったのですが、その後Kクリニックの執刀医にこの事を話すとびっくりするようなことを言われたそうです。引用します

■手術を受け、後遺症を発症した後の執刀医との会話


手術をしてから目の痛みや激しい眼精疲労を覚えるようになり、鬱病と診断されるまでに至りました。
その後、Kクリニックで私のレーシック手術を行った医師と会話すると、以下のようなことを言われました。


自分
「自分はレーシックを受けて、目が痛くなって、うつ病と診断されるまでになったが、レーシックを受けてうつ病になった人は他にいるんですか?」

S眼科専門医
「うつになった人は、いっぱい見てきたよ。受ける前からうつ病の人もいるし、受けた後からうつになった人もいる」


この言葉にとてもびっくりしたので、私は以下のように言いました。


自分
「それでは、パンフレットに、レーシックでは最悪の場合うつ病のような状態になることも書いては?」

S眼科専門医
「そんなこと書いたらお客さん来なくなっちゃうよ。最近お客さん減ってるんだよね。眼精疲労外来でもやろうかな」

自分
「(怒って)先生、そんなことしたらもっと悪くなっちゃうんじゃないですか?」

S眼科専門医「........(苦笑)」
https://lasikmutualjapan.jimdo.com/レーシック被害体験談/体験談16/

2016年夏、つい最近、とても大手でのレーシック手術がこんな状態というのは多くの方に知っていただきたいと思います。


それどころか最近は
レーシックの患者数が激減して経営が難しくなったことが要因なのか、以前よりも「適してない」人にも、それを知らせずに手術する傾向が強まっている気がします。


例えば大手クリニックは、昔は授乳婦とかは普通に「何が起こるかわからない」と手術断っていたのに、最近(2016年年末の時点)では「術後2・3日断乳していただきますがレーシック受けられますよ!」と案内しています。


授乳婦は日本眼科学会が定める屈折矯正手術ガイドラインでは、「禁忌」の部類に入る患者群です。授乳中や妊娠中はホルモンのバランスの影響が有り、正確に検査ができないためとされています。


そうでなくても授乳婦の場合、
なにかトラブルが起きて、患者である母親に投薬が必要になったら、乳離れの準備ゼロの母乳の赤ちゃんがいきなり断乳生活に入ることになるかもしれないのですが、それを考えても手術やめておいたほうが良くないですか?


ちなみにこの
授乳婦にも手術が禁忌であることを知らせない大手クリニックで働いているのは、全員が日本眼科学会が認定する眼科専門医です。
眼科専門医でも、お金の前には、後遺症が残る可能性が高い手術に向いていない人にもレーシックやってしまうという良い例ですね。


患者が激減して手段を選ばなくなってきたレーシックのクリニックは、患者さんが自分でガイドラインを調べて「私はレーシック難しいんではないでしょうか?」と質問してきたような事例であっても「ウチの機械は最新式!」「角膜強化法で15万円つければ大丈夫だから」と騙して手術してしまうんです。


そして患者が不具合を訴えると「原因はわからない」「様子を見ましょう」の無限ループのアフターケアが始まります。


いろいろ悲惨な症例の患者さんとお話させていただきましたけど、悲しいことに
一定の人数のお医者さまというものは、業績や経歴の良し悪しにかかわらず、お金の前に良心が消し飛ぶようです。
まあ、お医者さんも人間ですから、その職業だけが全員高潔で倫理観ある清廉な人格の持ち主というわけではないということでしょう。


そして混合診療がスタートし、自由診療の領域がましてその旨味を知れば知るほど、お医者さんたちの倫理観が試されることになるでしょう。しかし、レーシックやインプラントの例をご覧いただければわかるとおり、お医者さんも人間であり、その一部は驚くほどお金のために他人の命を犠牲にすることをためらわないんです。


だから、やっぱりお医者さんたちにもリピート医師の医師免許剥奪や眼科専門医資格の取り消しなどの法規制が必要ですね。