フェイキックICL=有水晶体眼内レンズの失敗ブログのご紹介
アクセス解析を読むに、フェイキックICLのリスクに関し、情報を求めている方も多いみたいなので、捕捉します。
以前書いたフェイキックリスク情報はこちら。
さて、本編。
最近ICL被害者のブログが公開されました。
都内のKKクリニックというところで受けた方で、
ペンネームは「北沢さん」です(笑)。
※2020年1月3日追記
堀江貴文や指原莉乃が広告塔を務めていたKKアイクリニックは2019年8月末で
患者に事前通告なく突然閉院。生涯補償や無料の経過診察などは全て消滅しました。
以前に閉院した錦糸眼科と似たような状況です。
レーシック眼科にはこのようなトンズラ同然の閉院パターンがよくあります。
クリニック「理事長」の勧めるまま「2.0」の視力が出るICLを入れたら、
頭痛と吐き気は毎日、
痙攣・痺れ・動悸は5日に1回のペース
になったそうです。過矯正の症状ですね…。
このブログは大変興味深いので、ICL希望者さんには是非読んでもらうことをお勧めさせていただきます。
北沢さん、本当にありがとうございます。
個人的にタイトルは「ICL手術で失敗しました」より「ICL手術で失敗されました」の方がいいんではないかと思う。
過矯正の症状が出るリスクが高い度数を押し、ICL手術のリスク説明を何もしなかったのはKKアイクリニックの理事長で、患者の「北沢さん」ではありませんので
特に印象に残った文章をいくつか引用いたします。
手術直後の視界はというと、裸眼で見えるけど微妙。
・右目の視界が白み掛かっている
・滲む
・リング発生
・視力:左右1.2
手術は「想像以上に痛かった」そうです。
それと、ICLを入れた人は「光の輪っかのようなものが見える」と書いている人が結構おられますが、このブログにはイメージ画像も載せて下さってます。
ICLにご興味ある方は是非、この方のブログでご覧になられては?と思います。
レンズ摘出を決意
副作用の症状があらわれて半月経ちました。
頭痛と吐き気は毎日、痙攣・痺れ・動悸は5日に1回のペースで起こります。
これだと仕事になりません。
仕事に支障が出ることも重大ですが、まともな日常生活も出来ないのが現状。…
摘出手術の情報収集
実際問題、ネット上でICLの摘出手術に関する情報はほとんどありません。
Yahoo知恵袋で一つ二つ質問があるくらいです。
なので手術を受けたクリニックのHPを再確認します。
そこには「元の状態に戻すことが可能です」と記載されています。
↓(手術を受けたクリニックHPから抜粋)
しかし、ICL手術の同意書にはこう書かれてあります。
「必ずしも元の状態に戻るとは限りませんが、レンズを取り除く手術を行うことで手術前に近い状態に戻すことは可能です」↓(同意書の写真)
・・・これは詐欺ではないでしょうか?
宣伝のときは元の状態に戻せると謳っておきながら、いざ手術となったら元には戻らないかもしれません、って。ホームページの記載は明らかに誇大広告に当たると考えられます。
まず言いたいこととしては、
「北沢さん、KKアイクリニックのICLの
同意書の写真をUPしてくださって
本当にありがとうございます!! 」
だってね、KKアイクリニックももちろんそうだけど、ICL やってるところはどこのクリニックでも「レーシックと違ってICLは元に戻せる」って宣伝してますから。
冨田実アイクリニック銀座 眼内コンタクトレンズ(フェイキックIOL)
※ここでは面倒なのでクリニックを3つだけ載せましたが、私はフェイキックICLなんてそもそもお勧めしませんし、どこの病院も勧めません。その理由は、この手術は失敗した時に治療法が確立されていないから。取り外しのできるメガネコンタクトが一番安全です。失敗されると、廃人ですから。
実際は、レンズを入れるときに、手術ミスで水晶体を傷つけて白内障になったり、この北沢さんみたいに取り出すと乱視度数が増加したりするんだけど、
「赤信号、みんなで渡れば怖くない!!」
…の感覚です。
いうことは書かないのがICLを宣伝する眼科医なんですよね。
目の中は寒天ゼリーみたいに柔らかいのに、「元に戻せる」と宣伝したICL手術で水晶体を傷つけて、白内障にして水晶体摘出して「元に戻せる」わけないでしょ。
だから、この弁護士ドットコムの相談みたいに「急に眼圧上がって水晶体を傷つけたけど、多焦点レンズ入れました!!差額分はサービスです!!」っていうすごい弁明が「眼科医の口から」発されることになるんですよね。
この相談の日付、2017年10月22日の相談で、ものすごい最近の相談ってことをICL希望者はよく頭に入れておく必要があるでしょうね。
クリニックは「医療ミスではない」と主張しているが、
はっきり言って、腕の良い弁護士さんを雇って出るところに出た方がいいんじゃない?
と私は思う。
ICLの希望者さんに言いたいが、
レーシックは確かに角膜を削るが、ICLは寒天ゼリー並みに柔らかい目の中の、せまー----い空間にレンズを挿入する手術なので、失敗した時の結果はレーシックより苛烈なものになる場合もあるかもしれないことを覚えておいた方がいいですよ!
さて、北沢さんのKKアイクリニックでのICL失敗ブログに戻ります。
「2.0」出る数値設定でICL入れたら頭痛と吐き気は毎日、
痙攣・痺れ・動悸は5日に1回のペースになった北沢さんですが、
なんとクリニックからは「手術は成功している!!」と主張されてしまいます。
失敗の定義
クリニックでは視力が出ていれば成功と主張します。
でも私は、健康状態が守られて視力が出ていれば成功だと思います。
そのため副作用だらけの手術結果では失敗と言わざるを得ません。
実際、この見解の違いでクリニックと揉めました。
でも「視力は出ている」の一点張り。
健康が破壊されてでも視力が欲しいなんて誰も思っていないはず。
“視力は提供するが、それ以外はどうなろうと知らん”
そんなことを暗に言われたようなものです。
副作用の説明が一切なかった時点ですべてを物語っています。失敗の原因
これまで頭痛や吐き気などの眼精疲労の症状が出ていました。
その原因はレンズ選びを失敗して過矯正になったものと考えられます。
クリニックが強力なレンズかサイズ違いのものを発注したのかもしれません。
そもそも適正なレンズだったら安全だなんてことは一切ありません。
今回私に発症した副作用は一部であり、他の副作用もまだまだ内在している可能性は十分にあります。
blog.livedoor.jp
「健康が破壊されてでも視力が欲しいなんて
誰も思っていないはず。」
ホント、その通りですよね。
視力2.0になっても毎日頭痛と吐き気、痙攣だったら嬉しい人なんて誰もいないと思う。
だけど、KKアイクリニックでは、こんな状態でも「成功」だそうです。
「それはKKアイクリニックが極悪なんじゃない?」という人もいるかもしれないが
私も他のICLの被害者さんに話聞いたことがあって、慶応系とかの有名なクリニックがやってるクリニックでトラブった人もいたけど、
「レンズの度数間違えた」「レンズの大きさ間違えた」などの要因で頭痛吐き気になっても「心因性」「手術は成功しています」って言われてますから。
「レーシックやICLで視力出た=患者の健康破壊されても成功」っていう考え方は
いまだに屈折矯正手術で儲けたい医者のドグマなんだと思います。
最後に書いておくが、レーシックの後遺症で一番多いのは「過矯正」ですが、北沢さんのブログを読むに、ICLでもこの流れを汲むことになりそうだから、ICLをどうしても受けたい場合は、
「視力は裸眼運転ができる程度(0.7)程度でお願いしたい」と頼むのがいと思います。
ま、お願いしても「あなたの年齢では2.0がいいですよ!!」と医者からゴリ押しされるんだけど、そこは頑張って弱めの視力を主張した方がいいと思います。
近視を残しておいた方が40代で老眼になった時に便利だし、
ICLの場合は過矯正になって毎日頭痛吐き気痙攣で苦しんだとしても、視力が出ていれば「手術は成功している!!」と押し切られて、抜去したとしても返金(70万円くらいかな?)があるわけではありませんからね。
医者は「2.0、せめて1.5!!」とゴリ押ししてくるけど、
眼痛で苦しむのは医者じゃなくてあなたですから。
そこらへんよく念頭において、自分の身は自分で守ってくださいね。
それから、もうかなりICLの被害情報も集まってきたので、レーシックと同様集団訴訟に発展する日が来るかもしれないけど、
訴訟する際にはクリニックの広告とか術前説明(録音)がどのようなものであったか資料が必要になるので、ICLの患者さんは、術前説明などの時はそれを録音しておいた方がいいでしょうね。
リスク説明が足りなかったことを裁判で証明してくれるのは、録音(術前説明)と資料だけですからね。
ICLの説明に関しては、術前広告資料やクリニックHPの画面を保存しておくのがいいでしょうね。
ここまで書いてきたが
ICLでも宣伝されているように、簡単に「元に戻せる♪」ってわけでもなく、やってくるクリニックもこうした「手練れ(爆)」ぞろいなので、そこまでリスクを払ってICL受けたい気持ちが、レンコンには全然理解できません。
けれども眼科関係機関がこの「ICLは元に戻せる♪」の広告の件に関し、沈黙を守りっぱなしの今、誰も情報発信しないと被害者が増えちゃいますから、こうして記録に残しておこうと思うわけです。
ホント「自浄作用」という言葉からは最もかけ離れた業界、眼科業界。
レーシックの件からも、何も学ばない業界、眼科業界。
あなた、これ読んでもまだICL受けたいですか?
周りの医療関係者からもっと話を聞いて、よくよく検討した方がいいんじゃないですかねぇ…。
あっ、ちなみに、質問するのは屈折矯正手術をやってない病院でするのがいいですよ。屈折矯正手術で食ってる病院は、当たり前ですが「安全です!!」と答えます。
カモに逃げられるのは嫌なのでね