LASIK術前術後に眼位検査とサイプレジンでの潜伏遠視の検査をしてほしい

元一部上場企業のOLがレーシック後遺症で失職、視覚障がい者になるブログです

かなりの割合で術後視力低下するレーシック。眼科専門医が思いついた対策とわ…!!の巻

※2017年10月17日 誤字修正しましたー!ありがとうございます!

 

れんこんでーす。

新しいフレネル膜(¥8000円)を購入しないといけないので必死になっておやつ代を削ってますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

 

え?まだレーシック受けたいって思ってる?勇気ありますね!

患者から集団提訴されている品川近視クリニックで+3D過矯正ってどうですか?普通の会社生活は無理ですけど、アフリカのサバンナでハンティング生活送るのにいい感じの視力になれますよ!!

まぁ老眼になったら近くも遠くも見えない上に、+3Dでは30代から老眼が始まるんですけどね。

 

さて、先日の記事で慶應大学眼科学教室の根岸准教授の本を引用して「レーシックしても術後視力は下がることが結構な割合であるぜ」ということをご説明いたしました。

lasikganni.hatenablog.com

レーシック後の視力低下に対し、レーシック眼科専門医どもは頭を悩ませておりました。だってねぇ…

多くのクリニックが

「レーシック後に視力が低下しても再施術は無料ですよ!!」

…という文句をエサに客を集めちゃっていたからです。

「トータルケア」とは、より充実したアフターケアが保証される当院が誇る万全のアフターケアです。

www.kobe-kanagawa.jp

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www.shinagawa-lasik-sp.com

 

 

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新宿近視クリニック

 

こんな風に特に美容系は「再手術無料!!」を謳っているのですが

当たり前だけど、レーシックの再手術するにもコストがかかります。

だからできるだけ再手術は避けたい!!

 

 

そこで、レーシック医は一生懸命考えて、いいことを思いつきました。

「多少視力が落ちても患者が気づかんように、最初から過矯正気味にレーシックしたったらええねんで」

( ・∀・)イイ!!

 

 

そんな感じでレーシックのクリニックでは、患者を過矯正気味に削って再手術を防ぐことがトレンド化していったのです。

患者の術前のメガネの度数とか、年齢とか、ライフスタイルや職種なんてお構いなし。

患者に説明なく一律強めの度数を目標設定することが大流行しました。

 

 

だって、いちいち説明してたら時間がかかってコストが上がるし、

あまり情報を与えすぎると、患者さんが

「えっ?よく聞いたら近視の方が仕事続けるには有利やん?しかもレーシックしたら、早くから老眼鏡かけんといかんくなるやん?」

…と気づいて、逃げてしまいますからね!!

 

 

このレーシック過矯正トレンドは、なんと2017年の今でも流行中で、

最近の患者さんからも

「低矯正にしてと頼んだのに、医者から「若いから正視がいい」とゴリ押しされた」

という話や

「40代だから老眼が心配で低矯正を望んだのに、クリニックのスタッフから「40代なら、正視がいいです!」と力説された」

という情報が入っています。

みんな気を付けよう。

 

 

こうして、過矯正気味に削ることが大流行した結果、何が起こったかというと、

過矯正患者が続出しました。

 

 

理由は単純です。レーシックした場合、ある一定の割合の患者さんは確かに視力は下がります。

しかし、下がらない患者さんもかなりいます。もう一回、前の記事に出した慶應大学の根岸准教授の著作の写真を引用します。

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レーシックして視力が下がる人もいるが、視力が下がらない人もいる。

 

 

クリニックはとにかく視力低下のクレームを抑えたいために過矯正気味に目標視力を設定したのですが、この結果、レーシックしても視力が下がらなかった人が過矯正の後遺症で苦しむことになったのです。