品川のフェイスリフト被害裁判の結果が出たみたい。
画像は品川美容外科糸リフト被害対策弁護団事務局長 花垣弁護士さんの「東京共同法律事務所」HPから引用
こんにちは！レンコンです。
今日は最近のニュースから。
2014年からやってた品川美容外科のフェイスリフト被害の裁判、和解になったみたいですね。
もう2017年だから、3年もかかってるのか、長かった～
フェイスリフト被害対策弁護団の先生方、裁判を頑張られた被害者の方々、本当にお疲れさまでした！！
こういうのってまず、集団提訴にこぎつけるまでがものすごく難しいし、その後も医療被害の裁判は資料集め等がとても大変なので、とてつもなく大変な裁判であったと思います。
NHKの朝と夜のニュースで2度も報道されたし、複数の報道機関に病院の名前入りで大々的に報道されたし、、再発防止事項や、品川美容外科側の「遺憾の意」なども入り、勝利的和解ってやつなのかと思います。
グーグルでちょっと検索しただけでも2ページ目まで全部このニュースなのだ！
先の花垣弁護士さんのブログを引用いたします。
２ 訴訟の争点
①効果の程度及び持続期間，合併症についての説明義務違反
②既払いの手術代金について消費者契約法による取消，錯誤無効
３ 和解条項
①和解金額
守秘条項を入れています。（非開示）
②再発防止条項等
本件の解決に当たり，原告団・弁護団としては，損害賠償だけでなく，本件紛争を糧として同種被害の再発防止に向けた取組みを求めてきました。その結果，以下の条項が入りました。
ア 遺憾の意を示す条項
「被告は，本件紛争の発生及び経過を重く受け止め，原告らに対し，遺憾の意を表する。」
イ 再発防止条項
「被告は，被告の医院における説明内容（特に，施術の内容・方法や効果の点）について原告らから問題点を指摘されたことを真摯に受け止め，改めて，患者の自己決定の前提となる必要十分な説明及びこれに基づいて熟慮した患者の自己決定を尊重することの重要性に思いを致し，より良い医療の提供に努めることを約する。」
４ 厚生労働省・学会等への要請
和解成立を踏まえ，厚生労働省・学会等へ要請活動を行いました。
「遺憾の意」「重く受け止め」って具体的に何してくれるんだろう？
ところで、フェイスリフトの被害で何で品川美容外科が訴えられていたか知らない人も多いとおもいます。
当時のレンコンのブログをプレイバックしてみますね！
当時の被害掲示板ですが、こんな感じだったんです。
品川サイドは説明してるって投稿者： 投稿日：2014年 4月27日(日)21時38分17秒 |
| 合併症の話を納得して貰ってるって確信してるってコメントしたけど、みんな同じ手口で良い事しか説明されてないですよね？ しかも「個人差」って逃げるけどこれだけの被害者を出して個人差と言えるのかな？ 因みに私は沢山ハゲてます。 ハゲるって言われたら絶対に手術しなかったのに。 |
| 投稿者： 投稿日：2014年 4月27日(日)16時00分34秒 |
| 私は関係ない目が左右非対称になり、 痙攣と麻痺と痛みで、まだ口は全開しません。 傷口は残り、ハゲたまま、 元の顔とは別人です。 レーザー系で、毛穴引き締め程度の気持ちで予約しました。 ２０代後半なので、美意識が高いとあげられ、 メイクでごませる程度のシワを 指摘されおとされ、後で考えれば、かなり巧妙に心理をつかれてます。 お金より元の顔に戻してほしい。 |
無題)投稿者：元従業員 投稿日：2014年 4月27日(日)14時43分13秒 |
| 先日、書き込みをしました元従業員です。 その後別の元従業員の方が書き込みをしてくださったようです。 私が書き込みをしたのは一回だけなので、少なくとも5人近い元従業員が書き込んでいるのだと思います。 朝に書き込まれた方とは別の元従業員です。 クラークが給与天引きでリフトを受けるなんて聞いたことありません。 スタッフはだいたい先生の判断で無料で施術していました。 また、私も受けましたの9割は嘘だと思って下さい。 受けてないのに受けたと言い、年齢を高く偽り、このリフトをすればそんなにキレイになれるのねと思わせるのです。 実際に受けているスタッフもいるかもしれませんが、ほぼ嘘でしょう。 まず、容姿がそれなりの人しか雇わないのも事実でした。 面接の際、院長が「顔がだめだな」や「一重だからだめだ」と言っていたのを聞きました。 そんな判断基準なのかと驚きました。 二重の人間が入社したら、一番高い方法で手術したと言えますからね。 品川では、高額なリフトの契約をさせたクラークが仕事ができるすごい人な扱いなのです。 そして、契約を取れない人間は使えない、仕事ができない、不要な人間なのです。 普通の感性をもっていれば、嘘をついて契約などさせられませんが。 |
無題)投稿者：元従業員 投稿日：2014年 4月27日(日)12時32分7秒 |
| 全ての院には本部からリフトノルマが課されており、達成できないと給料が減ります。あなたが渋谷で勧誘されなかったのは偶然か、レーザーにコンスタントにお金を落としてくれる太客なのであえて勧誘しなかったのかなと思います。 一般病院でも医師は処方する全ての薬の成分を把握していると思いますか？ 品川の医師もあの糸が吸引されるのかされないかなど知りません。たぶん吸引されるんじゃないかな？ぐらいの感覚です。まだ開発されて１年程度の糸なので実際どうなるか誰もわかりません。品川で大規模人体実験途中のような段階です。とくに小顔エンジェルの糸は太いので吸引されるにしてもかなり時間はかかると思いますが。 |
| 投稿者：元従業員 投稿日：2014年 4月26日(土)12時40分59秒 |
| ＞あと、二重術の時にも思ったのは 院のサイトで高々と掲げている保証期間中のやり直しです 二重のときは ゆっていてっても、施術した先生とは違う先生が応対して冷たい態度で次々と言ってきて結局はやりなおししてもらえませんでした 無料でやり直すと書いてあるのに。。。 これも患者を呼び込む虚偽の広告になる気がしますが... →私がいた時には、過去に埋没で手術をして、取れてしまった時には、必ず高い方法を勧めるよう言われました。 そこで、高い方法を選んだ人には手術して、保証を使おうとしたり、あまり金額が上がらない人には、 「埋没は何度もできないから、一番細い針でないとできない」など言い追い返していました。 昔の従業員さんがおっしゃるように、医者の給料はいくら分の手術をしたかで変わるので、短時間で高額な手術ができた方が効率がいいのです。 安い手術に時間を使うなんてことしたくないのです。 クラークも同じです。 医者、クラークの金銭感覚は狂っています。 ブランド物を買いあさり、夜な夜な派手なパーティです。 ちなみに金額の違う手術も実は同じ手術なのです。 高い手術が腫れないなどは真っ赤な嘘です。 高い手術も安い手術も腫れるものは腫れます。 本来、違いなどないのですが、あくまでネーミングを変えているだけです。 （細かく言えば針の種類や糸の種類を変えていることはありますが、その違いなどわずかなものです。そこに何十万もの金額を上乗せで払う価値など本来ないのです） 皆さんの辛いお気持ちを思うと黙ってはいられないと感じます。 私が在籍した期間は僅かですが、この目で悪質な行為を何度も見ました。 少しでもお力になりたいと思います。 |
こんな感じですかね。
被害掲示板の情報読んでいたからニュースで「品川美容外科側は争う構え」っていうの聞いた時には、ちょっと吹いてしまいました。
当時の医療事故センターニュース（2014年7月1日号）でも出てたみたいですよ。
品川美容外科の「糸によるフェイスリフト術」問題に対する取組み
品川美容外科糸リフト被害対策弁護団 三枝恵真（東京弁護士会）
１．美容医療におけるトラブルの増加
近年、美容や癒しに対する意識の高まり等を背景として、美容医療に対する需要が増加しており、それに伴いトラブル例も増加しています。インフォームド・コンセントに関するトラブルも多く、厚労省は、「美容医療サービス等の自由診療におけるインフォームド・コンセントの取扱い等について（平成25年9月27日医政発0927第1号）」により、インフォームド・コンセントに関してとくに留意すべき事項を定めましたが、現在に至るまで、美容医療における施術内容や危険性についての説明不足が原因と考えられるトラブルは後を絶だない状況にあります。
２．「糸によるフェイスリフト術」とは
一般に、フェイスリフト術は、頭部や顔面の皮膚を切開・剥離し、スマスという筋膜を引き上げて皺やたるみを修正する外科手術です。
これに対し、いわゆる「糸によるフェイスリフト術」と呼ばれるスレッドリフト術（フェザーリフト術）は、特殊加工された糸を特殊な針を使って皮下組織に埋め込む手術で、糸に付いた折り返しやコーンの皮下組織に対する引っ掛か引こよって、皮下組織でたるみを持ち上げる効果を得ます。その効果の程度及び持続期間は、切開を伴うフェイスリフト術に比べると限定的であって、顔のたるみについて現状維持を図り、それ以上に顔にたるみを生じさせないという程度のものとなります。
糸によるフェイスリフト術の術後合併症としては、皮下組織に刺入した糸が顔面の知覚神経や筋（膜）と接触することによる持続的疼痛、感染、糸の露出、糸断端の触知・突出、糸に沿った線状陥凹や、刺入部・刺出部のへこみ、糸剌入部の疵痕性脱毛などがあります。
そもそも緩やかな効果しか得られるものではなく、患者の予想や期待との齟齬が生じるという問題点もあります。
３．弁護団結成から集団提訴・行政要請へ
１）美容医療に問するトラブル増加の実態を受け、医療問題弁護団（東京）が平成25年10月12日に「美容医療ホットライン」を実施したところ、１日で74件の美容医療に問する相談が寄せられました。中でも、品川美容外別科「糸によるフェイスリフト術」に問する相談が24件と集中したため、弁護士有志15名（現在は19名）で「品川美容外科糸リフト被害対策弁護団」を立ち上げました。
２）品川美容外科による施術の問題点は、その勧誘方法やインフォームド・コンセントのための説明義務が適切に行われていないところにあります。
インターネットやフリーペーパーで積極的に広告を行い、割引券の配布等により、割安感を強調して顧客を誘引し、多くの患者はこれらの割引券等を利用してヒアルロン酸注射やボトックス注射などの施術を受けに行っていました。そのような患者に対し、顔の皺・たるみ等の根本治療として「糸によるフェイスリフト」を勧め、「モニター価格」や「誕生月割引」、「今日受けるなら」等として大幅なディスカウントをして、当日中に施術を受けるよう説得し、また、「糸によるフェイスリフト術」は、簡単なものでダウンタイムも短い等の点もアピールしていたようです。全国的にどのクリニックでも同様の方法、文言で、患者を勧誘している点も特徴です。
相談者は、術後、施術の効果がほとんど無かったのみならず、長期間持続する痛みや引き攣れ・瘢痕・脱毛・糸の突出を生じるという深刻な健康被害を受けていましたが、施術内容や効果、合併症に対する術前説明はほとんど行われていませんでした。
３）当弁護団では、被害者の一括救済、再発防止のために集団提訴の方針を選択し、2014年4月23日、原告13名が、品川美容外科等を開設する医療法人社団翔友会を被告として、損害賠償等を請求する訴訟を東京地方裁判所に提起しました。
同時に、美容医療全体の安全性向上を目指して、厚生労働省に対しては、美容医療に開するインフォームド・コンセント実現及び安全性確保のための施策を実施、消費者庁に対しては、美容医療に開する不当表示の防止の施策を実施することをそれぞれ要望する要望書を提出しています。
４．今後の活動目標
提訴後の2014年4月26目、当弁護団が「糸によるフェイスリフト電話相談」を実施したところ、73伴の被害相談が寄せられ、うち70件が品川美容外科・品川スキンクリニックの施術に関するものでした。
このように、潜在的被害者は数多く存在すると思われ、また勧誘やインフオームド・コンセントの問題は、美容医療全般に共通する問題点でもあります。私達は、個別原告の被害回復はもちろん、それに留まらず、再発防止に向けた解決（通達の明確化や行政指導）も目指していきたいと考えています。
センターニュースは今は消えちゃっているので、内容はこちらから拝借させていただきました。
フェイスリフト被害相談73件中70件が品川美容外科かぁ…。
「インターネットやフリーペーパーで積極的に広告を行い、割引券の配布等により、割安感を強調して顧客を誘引し、多くの患者はこれらの割引券等を利用してヒアルロン酸注射やボトックス注射などの施術を受けに行っていました。そのような患者に対し、顔の皺・たるみ等の根本治療として「糸によるフェイスリフト」を勧め、「モニター価格」や「誕生月割引」、「今日受けるなら」等として大幅なディスカウントをして、当日中に施術を受けるよう説得し、また、「糸によるフェイスリフト術」は、簡単なものでダウンタイムも短い等の点もアピール」…っていう手法もレーシック被害に通じるものがあり、なかなか興味深いですね！
そんな感じで、命が惜しければ翔友会品川系列に近寄らないのが一番であるとおもいます。品川系列だけではなく、ほかの美容外科系のクリニックももちろんそうなのですが。
品川近視クリニックでレーシックを受けようと思っている方は、この資料を見ながらよく考えらえた方がいいんではないでしょうか？
まぁ、2017年になってもICLの過矯正のニュースだとか、安心レーシックネットワークで「不具合は心因性」と宣われた被害者様が来られたりするので、レンコンとしては屈折矯正手術自体をお勧めしませんけどね！！
