LASIK術前術後に眼位検査とサイプレジンでの潜伏遠視の検査をしてほしい

元一部上場企業のOLがレーシック後遺症で失職、視覚障がい者になるブログです

レーシックして年収500万円以上が15分の1以下に

これから書くことはレンコンの前の業種と同じ業種=ホワイトカラーの人には絶対に知っていてほしいことです。

 

即ち「PC作業などの近業は、若干近視気味のほうが有利=目が疲れにくい」。レーシックで例え「遠視」でなく「正視」であっても、まだ「近視」気味のほうが近業には有利です。

 

レンコンは実はレーシックで失職する前はTVCMも結構やってる会社の正社員で年収500万円以上もらってました。

 

仕事は猛烈に忙しかったけど、教育業界、雑誌、その他色々専門職、様々な業種の人とお仕事できて、とってもやりがいがありました。

 

仕事ができれば男女の差別もそれほどない会社だし、クリエイティブ系の人たちは自分から見ると面白い人材が多くて、特にデザイナー女子とは仲が良く、よく一緒にご飯を食べて「美大時代はこんなことがあってね」「やっぱり芸術家肌は一風変わった人が多いのか!」みたいな会話を楽しむのが常でした。

 

上司も成果を出せば認めてくれるし、面白い企画を出せば社内でも「いいね!」って雰囲気になり、尊敬できる先輩も友達もいっぱいいて、「この会社で人の役に立つ製品を作っていったらどんなに面白い人生だろうな」って思ってました。

 

この会社は分類上明らかにIT系の会社であり、業務内容としてはPC作業が90%を占めてます。後は会議とか?

たとえば製品の企画書を作ったり、プレゼン資料を作ったり、概要図を描いたり、想定問答集を作ったり、データをチェックしたり、原稿を書いたり、経費入力したり、他の会社とやり取りするのは全てPCで行います。

 

でも、別にこれは珍しいことじゃないですよね。現在ではホワイトカラーの仕事のほとんどはPCで行われていますから。

 

そんな充実した会社生活はレーシック手術を受けた後に一変。

 

まず、レーシックの後遺症を上司に理解してもらうことはものすごく難しかったです。

 

だって上司にしてみたら今まで普通にPCバリバリ見て仕事できてた部下がだんだん元気がなくなってきて、「どうしたの?」って聞いたら「PCのモニターを見ていたら目が痛いんです。原因はわかりません」って半泣きになるんですよ?

普通の人で、レーシックの後遺症について全く知らなかったら「はぁ?」ってなると思います。

特に締め切り前は部署の中は殺気が漂うほど忙しいんですが、そんな中で他の人はみんなお仕事してるのに、「目が痛くてPC見れない」。そんな人間に居場所はありません。

 

「病院行って早く治せ!」と言われて病院にいけば「原因はわかりません」「あなたの目は角膜を削りすぎているので再手術は不可能です」。そんな話、術前は一言もなかったし、万全のアフターケアと言うから選んだのに実際はこんな感じでした。

 

レーシック受ける前に業種とかについて伝えてるのに、ガイドラインの適応の範囲である10Dを超える矯正量なのに、どうして何の説明もなく私を手術したの?

 

さて、自分の話が長くなってとても申し訳ないのですが、私がレーシック難民になって強く感じることは、

私と同じような仕事をしている方=ホワイトカラー全般にはレーシックはお勧めできないと言うことです。

 

ホワイトカラーは一般に近業が多いですが、近業には明らかに「ちょっと近視気味」くらいの方が有利です。

 

事実、前に一緒に働いた医療器材関係の人は遠視ではないがものすごい目が良かったんです。数値上は「正視」ですよね。でも彼はPC作業時にはわざと近視気味になるように調整した眼鏡をかけていたんです。その会社もすごくハードな会社だったので、「そうじゃないと目がとても持たないよ」と彼は言ってました。

 

レンコンの家族も近視で論文かいてますけど、徹夜とかしても「眠い」とは言うけど「目が疲れた」とはあまり言いません。

(レンコンはレーシック難民になってから徹夜したことはないです。自殺行為ですから。)

 

多分この記事を見ている人々の中には、私が以前していた作業に近い職をしている人もいるんじゃないかと思います。

その人たちに言いたいんですが、レーシックなどの屈折矯正手術は成功すれば確かに快適です。だけど、失敗した時は、自分みたいにずっと昔から目指していた職を失うことも珍しくもなんともありません。

 

そして後遺症に関してですが、その研究も進んでいません。特に術後の両眼視機能不全や調節緊張に関する研究の少なさは絶望的です。

私が後遺症発症した後にレーシックのクリニックを再度受診して心底思ったことは「この人たち、私を治そうとする気なんて全然ないんだな」です。それくらい時間も短く、そっけない診療だったんです。「もう二度と来ないでくれよ」と暗に言われた気がしました。

 

更に手術の後遺症に関する国や関係機関の関心も薄いです。

今まで国や関係機関に「こういう後遺症が出てますよ」「野放図になっている紹介券や、メリットだけを強調するアフィリエイトなどの広告を規制して」「被害者には眼位異常の患者が多くて、アメリカではレーシック後の眼位異常の研究がいくつもあるからガイドラインに入れて」「調節麻痺薬はサイプレジンなどを使って正確に測れるようにして」と訴えてきたけれど、結局元衆議院議員の三谷先生が動いてくれるまではどこも何もしてくれませんでした。

 

本当に困った状態になった時、国も医者も助けてくれません。

 

こういう状況の中で「眼科専門医がやれば安全安心!」という推進医の言葉を真に受けてレーシックするのはとても危険なことだと思います。

 

レーシックをしているお医者さんの中には確かにまともな人もいます。

でもネットでアフィリエイト広告を出しているような専門クリニックは99.9%被害者の会に被害情報が入っているブラックです。

 

裸眼生活に魅力を感じる理由はわかります。私も手術前はそうでした。

だけど、裸眼で過ごせても目が疲れやすくなって今までどおりに仕事できなくなるのと、眼鏡コンタクトで矯正できる疲れにくい近視の目と、これからお金を稼いで自分や家族を養っていかないといけない場合はどっちが大切なんでしょうか?

 

ホワイトカラーの人にはそれを良く考えてもらえると嬉しいです。