場合によっちゃ健康破壊情報の垂れ流しのネットアフィに行政はどう対応するのか
WeLQ問題で大炎上のDeNAが第三者委員会を新たに設置することになった模様。
大手IT企業のディー・エヌ・ エーは、運営する「まとめ記事サ イト」で根拠が不明確な記事を載 せる問題が相次いだことを受け、 7日からすべてのサイトで記事の 掲載を停止するとともに第三者委 員会を設置して事実関係の調査を行うと発表しました。
この問題は、ディー・エヌ・エーが医療関連などの情報をまとめた「W ELQ」など9つのサイトについて根拠が不明確な記事を載せていたな どとして今月1日、記事の掲載を停止したものです。
会社では、一連の問題が組織的に行われていたのではという指摘を踏まえ、客観的な視点から公正な調査を行うとして、第三者委員会を新たに 設置することを5日発表しました。第三者委員会は、社外取締役や外部 の専門家でつくり、事実関係や原因を究明するほか、サイトの運営体制 に課題がなかったかなどを調べるとしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161205/k10010796111000.html
第三者委員会かぁW
レーシックのアフィ情報に騙された被害者を相手にしてる自分としては「なんて虚しい言葉だこと!!」って言う気持ちです。
無駄無駄無駄無駄無駄ですよん。
だって、こういうことが起きるのは、そもそも「何の規制もなくてそういうことができるような現状になってるから」なんですもの。
例えば水道に毒を流せば逮捕されるように出来てるけど、悪徳クリニックが財力に任せてインターネット上で大量に素人ライター「雇って」口コミや安全情報流して「レーシック」とか「フェイスリフト」とか「受け口」とか一つのキーワードに関する情報ジャックしても、今の状況じゃあ何のお咎めもないんですよ。
今回の件は、プロ野球チーム持ってるような社会的責任もある大企業が、健康被害が出るかもしれない情報をろくすっぽ医療知識がない素人ライターに組織的に書かせてたことがネットユーザーの逆鱗に触れ、自浄作用へとつながったようですけど、
そもそもこれと似たことは美容外科とかレーシックとかインプラントでもう10年以上も前から普通にネットではやられているのです。
じゃあなんで今回みたいにならなかったというと、多分DeNAみたいに「大企業が大々的に」でなくて、もっと小さい怪しい会社がそれをやってるので、あんまり話題にならなかったんだと思います。
だからDeNAはこれで消えるかもしれないが、今回はDeNAがでかい会社だから社会的に問題になってるだけであって、
被害が出てもすぐに看板たたんで逃げおおせたりするような会社を使ったこの手のことは絶対になくなりませんよ。
さて、この問題に関しては2つ注目してるところがあります。
一つはDeNAの記事読んで健康被害にあわれた人々はDeNAのに対して法的に訴えたり、責任追及敷いたりとか出来るのかな?ということ。
上にも書いたような「問題が起きたらすぐに会社たたんで逃げちゃうような少企業」と違って、DeNAは大企業で、社会的責任がありますからねぇ。
大手企業の書いた記事だからと信用してWeLQの記事がすすめる健康法を購入や実施された方々もきっと多いはずです。
WeLQレーシックに観する記事ももちろんありましたよ。
よりによって老眼レーシックかぁ。
これってうちの地元で一番繁盛してる眼科に知り合いのおばあさんが尋ねたら「その治療はまだ実験段階だからやめておきなさい」と即答された治療法なんです。
アキュフォーカス(老眼レーシック)おすすめしてる慶応大学の坪田先生と、銀座の富田実アイクリニックの富田実がご自分に手術してるところを確認してから受けるといいですよ!!
携帯電話のバッテリーが爆発して被害を受けたんだったら製造元のサムスンに責任が生じるわけだから、悪徳SEO操作でド素人記事を上位表示させ、被害を出した場合、運営元のDeNAが責任をとっても何の不思議もないと思います。
WeLQにはレーシックの記事もあったので、被害者になってしまった方は「お宅の記事を読んで甚大な健康被害受けたんだけど、責任取ってくれる?」とDeNAに相談してみてもいいかもしれませんね!!
さてもうひとつは、
この状況を許してる行政は今回の出来事をどう思ってんのかな?ということです。
この出来事に対する厚生労働省やその他ネットアフィを規制すべき行政の動きに本当に注目してます。何かやってくれるんでしょうか?
それというのも、
レーシックの被害者の会ではレーシック業者側がばらまくインターネット上の情報の規制を厚生労働省に前から訴えてますが、放置のままだからです。
今回のWeLQの問題に関しても、「インターネット上の自浄作用が働くから、医療に関する広告規制はこのままでいいんじゃないかなぁ」とお茶でも飲んでるのかな?という気持ちでいます。
WeLQが無くなって、リクルートやヤフーなどの情報サイトも怪しい記事を軒並み削除する方向に向かってるようです。大手企業は体面というものがありますから、やばそうな分野からは手を引きます。
しかし、体面もクソもない中小のネットアフィ会社は、行政が何かしない限りこれからも同じことを続けるのは確実であると思われます。
しょうがないよね。だって規制が何もないんだ。そして人の健康よりもお金が大切なんだ。
そんなことを考えていたら、まさにレンコンが思ってる通りのことを書いてくださってる記事があったので引用。
巨悪が去ってももっと極悪が喜ぶ時代に(大手キュレーションが記事大量削除のあとを考えよう) | More Access! More Fun!
厚労省のロゴを大胆にも無断借用し、あたかも厚労省おすすめ商品のように宣伝してるアフィサイトがあるんですが、
販売元は悪徳アフィリエーターを使ってめちゃくちゃな広告を出させて「これはうちじゃないです。勝手にやってます」ということで薬機法ロンダリングしているわけですね。
こうした広告は中小のASPが配信しています。ちなみにこの厚生労働省でっちあげのところへの広告配信元はマザーズに上場したばかりの某ASPでした。
https://www.landerblue.co.jp/blog/?p=30383
こんな感じのことが、10年以上昔からずーっとやられてるわけですよ。レンコンはその頃偽情報に引っかかってレーシック受けたわけです。
ではどうするか。この記事ではちゃんと解決策も提案されているのでいいな!と思います。
どうすればこういうのをなくせるのか。簡単です。
DeNAもそうですが、金のためにやってるわけです。
で、あれば1 行政からASPに指導を入れる
薬機法に違反しているサイトには広告を流さないようにと通達。ASPはほとんど東京都に所在するから、東京都の指導でOK。
2 ASP(広告配信会社)慌てる
3 メディアにいついつまでに修正しないとアカウント停止と通告
4 メディアは必死に対応するが、悪徳は審査だけ通してあとでまた換えようとする
当たり前だよ、人間だもの。みつを
ここで終わるわけにはいかない。5 しかし、ASPは通報フォームをもうければよい
6 競合するアフィリエーターが違反を通告しまくる
7 自浄作用が働いて綺麗になる
ということで解決できるはず。改善されないASPには伝家の宝刀の行政指導です。薬機法72条では厚生労働大臣又は都道府県知事に強制力があると認めており、危険の発生を防止するに足りる措置を採るべきことを命ずることができるとされているのです。「サイト閉鎖しろ」もできるね。
要は行政が動いて、「悪質なことをするとおまんまの食い上げになる」という流れに持って行かないと根本は断てないわけです。東京都の福祉保健局健康安全部の皆さん、頑張ってくださいね。
https://www.landerblue.co.jp/blog/?p=30383
だそうです。
そんな感じで、行政の皆さん頑張ってくださいね。
じゃないレンコンもうかなり本気で行政提訴を考えてしまっていますから。
レーシックの被害が収まらない原因として、絶対的に「行政の怠慢」があるのです。
そんな感じで、一般人の健康を破壊するかも入れない情報をお金のため悪徳アフィリエイトの方たちは、軒並み潰れていただければと思っております。