レーシックの後遺症の辛いところ
レーシックの後遺症について辛いなと思うところを書き出してみます。
そうすればこんな手術受けて被害者になる人がひとりでも経るかもしれないから。
この手術がいまだに十分な検査なしで「安全」と行われているのは、犯罪レベルではないかと個人的には思っています。
①後遺症は基本的に悪化してくる
私の眼位とか、複視とか、目の痛みとかは基本的に段々段々悪化しています。
最初目の痛みの生でPCを専門とする仕事ができなくなったときには「他の仕事をしよう」と考えました。だって働かないと経済的に破綻してしまうから。
だけど、症状が悪化して、何もかもまぶしく、目に刺さるようになっていくと「他の仕事」でさえ難しくなっていきます。私の場合、だんだん日常生活さえ侵食され始めたので、それがとてもつらいです。
②病院や医者を探すのが難しい
レーシックの後遺症の研究ハレーシックをやっている医者がやるべきですが、その医者は角膜専門医であることが多いので、眼位以上や調節系の問題に関して驚くほど無知です。
従って過矯正で調節の不具合や眼位以上が合併した場合、この人たちにできることは角膜だけ調べて手術の成功や失敗を判断します。自分なんて明らかに結構な度数の遠視が出ていましたが、そのことは伝えてもらえませんでした(その時点でメガネが処方されればここまで悪くならなかったかもしれないのに!)。「問題ありませんけどねえ」と言われ「次の診察は○ヵ月後です」といわれるケースが大半なんじゃないでしょうか。本腰を入れて角膜以外の後遺症の研究に乗り出したレーシックの医者を、私はまだ見たことがありません。
③四六時中目のことを考えることになってしまう
目というのは生活していく上でとても基本的な器官です。情報の半分以上を人間は目から得ているといわれます。そして目はとても敏感な器官でもあります。
これを読んでいる方にお尋ねしたいのですが、1日24時間ずっと目に異物感があったり、締め付けられるような感じがあったらそのことを考えないでいられるでしょうか?
私は寝ているとき以外、いつも思考の70%くらい目のことを考えています。利中は単純で目が痛いからです。
そんなところが一番辛いところかな。
こんなことになってしまって、日常生活も常に目が痛く、調べ物も家族に頼んだりすることになり、それなのに後遺症について訴えても研究が進んでいなくてまともな治療法もなく、本当にレーシックという手術の暗黒面を嘗め尽くしてきた感じです。
掲示板で不具合を訴えても、業者みたいな人に「お前の精神がおかしい」とか「安いクリニックで受けるから(私は東大の名誉教授が顧問を勤める眼科専門医しか手術しないクリニックで受けました)」「裁判はどうせ負ける」とかののしられて、すごく辛いです。
最近はリレックスという新しい術式でも被害者が出てるみたいで、多分この手術は一定の割合で処置不能の被害者が出るのは避けられない手術なんだろうなとあきらめの気持ちで見ています。
でもそれだったら「安心・安全」ばかり強調しないでほしかったな。失敗すれば人生本当におしまいになる手術なんだから。ついでに言えば、私みたいなガイドライン違反の患者は最初から適応外にしてほしかったです。だって手術でこうむる不利益のほうが大きいんだもの。
この状態が今後も変わらないのであれば、屈折矯正という術式は、下火になって消滅してほしいと思います。めがねははずせば治るけど、再生しない角膜を削られてしまった私たちは一生このままなんですから。