LASIK術前術後に眼位検査とサイプレジンでの潜伏遠視の検査をしてほしい

元一部上場企業のOLがレーシック後遺症で失職、視覚障がい者になるブログです

レーシック難民であることのカミングアウト

サングラス生活になって一つだけいいことがあるとすると、レーシック難民であることのカミングアウトが簡単になったことです。

 

普通の眼鏡だと、レンコンがレーシック難民であることを知らない人たちが「これ見て!!」といきなりLED画面とかスマホとか、レンコンにとっての殺眼兵器を向けてきて、後になって目の周りの筋肉が異常にけいれんしたり、眼痛で倒れていたりしたのですが、サングラスをかけてると「なんでサングラスかけてるのか」という話を切り出しやすくなります。

 

それでも前は「レーシックという目の手術で・・・」と言った場合、そうでなくても知らない人も致し、基本成功するものと思ってる人の方が多かったので説明がとっと大変だったのですが、今はレーシックの集団訴訟も行われたりしていろんな場所でレーシックのやばさが周知されてきたことから「えっ!あのレーシック?」という話になり、「どんな感じになるのか聞かせて!!」と話が膨らむことも増えてきました。

 

最近だと大きな会社の方から「レーシック!あれっていい話聞かないですよね~」と私が話す前に言っていただいたりして、リスク啓発が進んでいていいことだと思ってます。

 

サングラスだと子供に泣かれたりいたずらされたり、カッコつけてると勘違いした年配の方から怒鳴られたりすることもありますが、その時は余計丁寧に「レーシックという手術で失敗されたこんな状態になりました」ということにしています。

 

もっと興味を持たれた方には「自分はいま集団訴訟の対象になっているブラックなクリニックで手術を受けてしまったが、被害者には大学病院で手術して被害にあっている人もいるので、どこで受けても後遺症が出てしまったあとではあんまり変わりないと思います」と言っています。

 

レンコンがカミングアウトするまでは、レンコンの家族の周りでレーシック希望者が何人かいたのですが、今では誰もいません。

その理由は、広告に書いてあることと、実際被害にあった時に医者にどの程度のレベルの治療ができるのかを明確に理解した場合、そんなリスクを取りたい人が誰もいなかったからです。

 

手術を受ける前は、みんな「万全のアフターケア」という抽象的な言葉に騙され、「何が起こってもきっとお医者さんが何とかしてくれるだろう」とのんきに考えていますが、そうでないことを仕事を失い、医者に行っても「様子を見ましょう」としか医者に言われず、部屋の中でもサングラスのレンコンを見ることによって悟るのです。

 

サングラス生活になったことはとっても残念だけど、それによってレーシックの失敗と、それに対する今の治療の限界の現実を多くの方に理解してもらえるので、それがこのサングラス生活のなかで唯一の良かった点かなとレンコンは思ってます。