LASIK術前術後に眼位検査とサイプレジンでの潜伏遠視の検査をしてほしい

元一部上場企業のOLがレーシック後遺症で失職、視覚障がい者になるブログです

レーシック医さんからのコメントが!! 中編

GA様からご指摘がありました。ブログにおける広告表示は、スポンサー側もどのブログに広告を出すか決定できないそうです。
したがって、このブログの以下の一文は訂正削除します。
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そういう広告を見たら、
「レーシック難民のブログにまで広告を載せてくるクリニックの商売根性見たり」
と思ってください。
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GA様、ご指摘ありがとうございました。
2016年5月19日 削除


この記事は以下の記事の続編です。

「レーシック医さんからのコメントが!! 前編」

いきなり余談だけど、このページの広告って時々安心レーシックネットワークとかのレーシックの広告が出るみたいね。

しかしブログを書いている我々レーシック難民は、広告表示をコントロールできんのですよ

もしレーシックの広告が表示されていたとしても、レーシックは本来「広告」されるような手術ではありません。家電と違って不具合が例え1万件に1件でも、失敗すれば健康な人生とはアデューな手術なんですから。

しかも主催者自らが故意にガイドライン違反する安心レーシックネットワークをおすすめするなんて、頭おかしいとしか思えません。

そんなわけで、広告表示が有ったとしても、我々レーシック難民はそのクリニックを決しておすすめしているわけではありませんから。

まあ、私達ができることには限りがあるんですよ。これ以上クソ手術をのさばらせたくなかったら、厚生労働省に動いてもらい、レーシックやインプラントその他の先進医療や自由診療の広告規制してもらうしかないし、厚生労働省は唯一それができて、かつその責務を負ってる機関です。
やらないのは怠慢です。

普通の人だったら嫌だと思いますよ。ネットでいかにも効果のあるような治療法や手術が広告宣伝されて、受けてみたら良くなるどころか、健康な生活がジ・エンドだったら。
家電だったら捨てれば姉妹だけど、身体の部分はそうは行きません。だから、普通の広告とは違った規制が敷かれるべきだと思います。

さて、話は戻ります。
先日、レーシックの被害者であるレンコンのブログに、レーシック関係の眼科医を名乗る「目医者」様から以下のようなコメントをいただきました。

> カメラ買いましたーにコメントが書かれました。
> ________________________________
> 目医者
>
> 私はレーシック関係の眼科医ですが
> 今はレーシックが合わなかった人達のデータも結構揃ってきてどんどん安全な治療になっております。あなたの様な人がネガティブキャンペーンをしたら怖がって治療したい人が出来なくなります。だからこういう事は止めてください、
> それにあなたの記事を読みましたが
> あなたの症状が本当にレーシックによる物か判断出来ないと思います、例えば人は精神的な理由でその様なおかしな見え方がする事もありえます。
> ですから科学的にあやふやな記事を書いて今からレーシックを受けようとする人の邪魔をしてはならないと思います。
> 最後になりますが、世の中にはエイズや癌や不治の病で苦しんでいる人が五万といます?あなたはそれなりに苦しいんでしょうが、そういう方々と比べたらまだまだだと思います、自分が世界で一番不幸なんだと思わず、もっと苦しんでいる人達がいると言う事を忘れないでください。
>
> コメントを承認する
> ________________________________

レンコン、一応大学病院の教授が今の担当で、然るべき機材による検査でバッチリレーシック難民判定受けてるんですけど…「目医者」様は自分で診察もせずに「あなたの症状が本当にレーシックによるものか判断できないと思います、例えば人は精神的な理由でそのようなおかしな見え方がすることもありえます」って、診察も検査もゼロで人の精神状態を理由を見え方がおかしいファースト候補として下さるあたり、なかなか厚いお顔の革の持ち主ですね。

大学病院で客観的な検査の後、つい甲板ヘルニアと診断され、痛みに苦しみながら通院中に、近所の医者を名乗る人物から「精神的な理由でそのような痛みが発生することもありますので」って初対面で言われた時くらいの興味深さです。

さて、「目医者」様が「お前の精神状態がおかしな見え方の理由じゃね?」と言ってくださってるんですけど、残念ながら、レーシックの被害者の結構な人数が、「クリニックによるガイドライン違反の無茶な手術が行われた当然の帰結としてのレーシック難民」になっちゃってます。もちろんレンコンもガイドライン違反患者の1人です。削る量がすでに定められた上限超えちゃってます。

目医者様は
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> 今はレーシックが合わなかった人達のデータも結構揃ってきてどんどん安全な治療になっております。
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…って書きますけど、そもそも「レーシック合わない人のデータ」なんてむかしから結構わかってたんですよ。でもわかっててそういう人を削る。それがレーシック業界の業界たる所以なんでしょうけど。

安心レーシックネットワークも美容系もそうですが、一般人がまず読まない専門書などに発表する論文には「強度近視にはレーシックは向かない」「精度やコントラストが低下する」とか書いておきながら、どういう理由かそういう人たちを大量に手術していたんですよね。

まさか、加熱するレーシック業界の価格競争のもとで、ネット広告の高い広告費と、レーシックの機材の高額な費用と運転費のためにそんなことをしていたなんてことはないと思いたいですけど、実際どうなんでしょうね?
なかなかまっとうなところでは言い出しづらい理由ですものね。

さて、ガイドライン違反で強度近視の希望者さんを多数手術してきた結果、矯正量が多い場合に当然予測可能な状態(コントラスト低下、遠視、エクタジア)にしてきました。

今手元に2009年に発表された元品川近視クリニック
富田実(2016年5月 現 富田実アイクリニック銀座院長 www.tomita-ginza-cataract.com)
青山勝(現 柳津青山眼科クリニック 岐阜県柳津 元品川近視表記記載せず http://www.aoyama-eye.com/
中村伸夫(現 中村眼科院長 元品川近視表記あり http://www.nakamura-eye-clinic1.com/cont8/main.html
中村匡志(現 中村眼科 千葉県香取市 元品川近視表記あり http://www.nakamura-ganka.jp/original.html
水流忠彦(現 国際医療福祉大学眼科教授)
の共同の論文があるので引用しますね。

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「片眼にIntra-LASIK,他眼に有水晶体眼内レンズ挿入術を行った一例」

コントラスト感度は術前に比べて(有水晶体眼内レンズを入れた)右眼は有意な変化がなかったが、(Intra-LASIK)を施した左眼は有意に低下した。
術後3ヶ月での収差は両眼で増加していたが、Phakic-IOL眼に比べてLASIK術後眼のほうが収差の増加率は大きかった。…

臨眼 63巻12号P1806 2009年11月 P1806
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この患者さんが手術を受けたのは2007年の1月ってことですから、この時点では既に「レーシック向かない人」はわかってたってことですよね!

にもかかわらず、レーシックの被害者(強度近視)はこの辺りの年代の人がすごく多いんです。もちろんガイドラインをそもそも超えているなどの説明はゼロです!

さらに、 品川近視クリニック の医師陣が主に執筆した「The LASIK(ライフサイエンス)」という本があるので引用しておきますね。

The LASIK最新屈折矯正手術の実際

The LASIK最新屈折矯正手術の実際

※ちなみにこの本、amazonでは100円以下になってる上に、被害者からしてみたら、[これだけのことがわかってるのにどうして強度近視の私を削ったの?]って言いたくなる文章だらけで、レーシックの被害者はぜひ自宅に1冊はおいておきたい本ですよ!!

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P28
強度近視の場合、LASIKでは矯正量が大きくなるために予測精度や安定性が悪くなること、角膜拡張症の(keratectasia)の発症を避けるため切除量が制限される場合があること、高次収差が増加すること、などの欠点が見られる
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… って書いてあって、強度近視で手術を受けた人や角膜がもともと薄かった人はこの本のとおりになっちゃってますよWWW。
何度も書くけど、もちろんレンコンもその1人。

強度近視に手術すると、本当に精度低くなるんですね!まさか+2D超える遠視にされるとは思いませんでしたよWWW。
手術から5年異常経過してるけど、いつまでたっても夜間視力はひどいもので夜は運転できないしWWW。

一番困っているのはプリズムや光過敏、これもレーシック由来のドライアイとの相性が最悪でメガネコンタクトでの修正が難しいことでしょうか?
遠視で細かいものを見るのがとっても辛いのに、何もしなくても眼精疲労を常に感じるくらいなのに、矯正できない悪夢。

美容系以外は大丈夫かと思ったら、専門医で作る団体の 安心レーシックネットワークのコアメンバー、慶応大学の坪田教授、みなとみらいアイクリニックの荒井先生、南青山アイクリニックの戸田先生etcに至っては、禁忌の円錐角膜に手術してエクタジアにして、あろうことか堂々の学会発表してる始末WWW

しかもこれが目医者様おっしゃるように
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「今はレーシックが合わなかった人達のデータも結構揃ってきてどんどん安全な治療になっております」
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… ならいいけど、、2016年代になっても被害者の会にエクタジアや過矯正の情報が入るので、我々も注意喚起にますます精を出さないといけなくて、本当に参ってるんですよ?

確かに機械の精度は高いかもしれないけど、削られる側である生体の反応は予測できないわけで、誤差も生じる可能性があるなら、どうして最初から過矯正気味に削ってくるのかなぁ?
しかも、これ以上訴訟の参加者を増やしたくないであろうに今もこの調子なのには呆れます。

あと、これが実に気になるところなのですが、
「レーシックが合わなかった人たちのデータ」があるなら、その人たちの治療は一体どうなってるんですかね?
レーシックの被害者は安心レーシックネットワークのクリニックにも行くし、レンコン自身も行ったけど、
「レーシックが合わなかった人」の確立された治療法なんて無いですよ?
再手術だって成功した人もいるけど失敗した人もいるし、やってから10年位経過した人もいますが、今もレーシック難民ですW

それと、最近ではレーシックの次の稼ぎ頭として期待されていた老眼治療のアキュフォーカスや有水晶体眼内レンズが角膜に接触して大変なことに!!っていう情報も入りますよ。明らかに症状が悪化してるのに、なんで「進行は止まってます」とかウソつくかなぁ?
こういうケースだとみなさん施術クリニックでは適当にごまかされて、その間に症状が進行し、専門医のところで「手の施しようない」って告げられるんですよね。患者さんたちの絶望は深いです。

ちなみに「悪化してるのに適切な診断をせず治療が遅れた場合」過去の判例的にはそれなりのペナルティ取られるみたい。

こういうケースと常に関わっている身としては、 本当に屈折矯正に関わるお医者さんたちってすごい精神性の持ち主だと思います。

「目医者」様も私みたいな弱小ブログに文句たれてるお時間をお持ちなのでしたら、レーシック合わなかった人たちの治療や、過矯正気味に削らないための努力、ガイドライン尊守などにお時間を割かれてはいかがでしょう?特に後遺症の治療なんて、安全性が確立できれば、すでに出してしまったレーシック難民のブルーオーシャンが広がってますよ?