LASIK術前術後に眼位検査とサイプレジンでの潜伏遠視の検査をしてほしい

元一部上場企業のOLがレーシック後遺症で失職、視覚障がい者になるブログです

レーシック=命綱が腐ったバンジージャンプ

https://www.amazon.co.jp/レーシック手術の失敗-~患者を生きる~-朝日新聞デジタルSELECT-朝日新聞-ebook/dp/B01C3V8GFY

この本がすっごく読みたいんですけど、レンコンの使ってるE-ink端末だとKindle for android自体が重すぎて他に使ってるメールだの仕事用アプリだの、生命線アプリ全部抜かんと動かんのですわ。容量512メガバイトだものね。今でも入れたいアプリいっぱいあるのに涙をのんで我慢してるのにKindle for androidなんて20メガ超えてるし
絶 対 無 理 (゚∀゚)。


そんな感じで、もしこの本読まれた方がいらっしゃいましたら、あらすじとかだけでも紹介していただけると嬉しいです。
連載されてたのは2010年頃みたいだから、情報としてはだいぶ前なのだが。


さてさて、ツイッターを見ていたら、レーシックのコメントがいっぱい発生していてびっくりしました。

f:id:rennconn:20170614094744j:plain

f:id:rennconn:20170614094757j:plain

f:id:rennconn:20170614094805j:plain


どうやら「痛いニュース」様でレーシック手術の手術数激減についてまとめてくださったみたいでプチ炎上したようですのう。

f:id:rennconn:20170614094813j:plain


品川近視クリニックの先生とか安心レーシックネットワークはまたヘルスケア大学あたりでまたレーシック安全宣言しないといけないから大変だな…って思っちゃいました。


さてこのレーシックという手術ですが、数年前までは「万全のアフターケア」とか「生涯保証」とか言われて皆なんとなく安全性信じちゃっていたけど、今では「レーシック手術とレーシック業界の本当のこと」が一般の皆様にも浸透してきたみたいで良かった良かったと思っています。


レーシックって命綱が腐ったバンジージャンプみたいなもんですから。


それでは、どんな感じで命綱が腐っていたか、いちいち例を挙げていきますね。


1,眼科専門医による手術で被害多発


「レーシックは必ず眼科専門医のもとで手術しましょう」とはレーシック業界がよく使う謳い文句です。
しかし、その眼科専門医がガイドラインに違反して手術してたくさん被害者が生まれてることは、少し前まであまり知られていませんでした。


高額プランの眼科専門医による執刀でレーシック難民に!!


ここに、品川近視クリニックの制作した資料があるので引用します。以下のように書いてありますよ。

基準① 眼科専門医によるクリニックであること

まず最初にチェックスべきなのは、そのクリニックで眼科専門医が執刀しているかどうかという点です。
現在レーシックは日本眼科学会が定める『日本眼科学会認定専門医』が行うことがガイドライン(望ましい基準)とされています。これは、視力の悪化は近視や乱視だけでなく、他の病気の可能性もあるため目に関する総合的な医学知識を持つ医師の方がレーシックを安全かつ適確に行える。また万が一予期せぬ事態が生じた場合でも、眼科専門医なら適切な処置が取れる、というのがその理由です。

品川近視クリニック資料より


こういう感じの文章を読んで、皆眼科専門医による執刀を受けられるクリニックに行くのですが、

まさかその眼科専門医にメガネやコンタクトでの矯正値よりも遥かに上の値で勝手に手術されて(術前、術後の目標視力などに関する説明は何もなく、勝手に2.0にされた人も多かった)後遺症を負うとは誰も思っていなかったんじゃないのかな。


日本眼科学会の定めるガイドラインに従って、眼科専門医が執刀するけれど、
その眼科専門医はガイドライン通りに将来老眼になった時のことを踏まえて遠視にならないように矯正“しない” んですよね。これかなりウケた。


それじゃあ、私達一体何のために眼科専門医で受けたのでしょうか?この「眼科専門医が行う」という言葉は、患者の安全のためではなく、眼科専門医の利権のためにあるのでしょうか?


ガイドライン違反の件で集団提訴中だから、品川近視クリニックのことばかり書きましたけど、その他のクリニックだって似たようなもんですよ。


2,ドライアイ

ドライアイはレーシックで最もよく起こる合併症の一つです。

レーシックの被害者はメガネやコンタクトで矯正可能な健康な目立ったのにドライアイにされ、15分に1回目薬を点眼しなければならなくなったり、自分の血液から涙のような成分を作って点眼する「血清点眼」という治療をしなければ生きていけなくなり、とても苦しんでいます。


では、被害者たちは一体どんな説明を受けて手術に踏み切ったのでしょうか?


ここに、いま集団提訴されてる「品川近視クリニック」の適応検査の時に配られる合併症についての説明資料が有るから、術前にどんな説明がされてたか引用しますね。

ドライアイの可能性

角膜を切ることによって神経が遮断され、角膜の表面が乾きやすくなる傾向が有りますが、点眼薬によって治療が可能です。
症状は時間の経過とともに改善されます。

品川近視クリニック「手術後の合併症について」


これだけ読んだら、「そうか、時間の経過とともに治るんだな」って思うでしょ?
実際どこにも「治らない」と書いてありません。重篤化して、点眼薬でも治らず、涙点プラグや血清点眼しても治りませんとも書いてありません。そもそも重篤化するって書いてありません。


レーシックの場合はこのドライアイが一番よくある合併症なのですが、「エビデンスもある安全な手術です!!」と連呼されているのに、
その実一番単純でよく起こる後遺症であるドライアイすら現代医学では治せない状態なんです。


だから、レーシック後にドライアイが重篤化した人は目薬地獄に陥ってるし、涙点プラグどころか血清点眼になってる人もいます。


こういう患者に対して、レーシックとドライアイで最先端治療を謳う病院は、「目を温めたり冷やしたりしましょう!!」と民間療法レベルの治療を提案し、患者をさらに絶望させます。ちなみに民間療法だけど治療費はしっかり取ります。


最も、民間療法でも施してくれるだけまだマシで、品川近視クリニックなどの美容系の病院では術後1年過ぎてもドライアイを訴えていると「そのドライアイはレーシックが原因ではありません」と治療を打ち切るところもあるようです。


f:id:rennconn:20170614105806j:plain




f:id:rennconn:20170614105751j:plain



f:id:rennconn:20170614105647j:plain

一番最後のはウケた。
「レーシックで患者をドライアイにして今度はリップフロウで儲けるぜ」ってところでしょうか?


3,適応

レーシックの適応に関してなんですが、日本眼科学会が定めるガイドラインには

・強度近視の人は適応外
(再手術が出来ない場合もあるし、コントラストも落ちるから)

とか

・授乳婦や妊婦も適応外
(ホルモンバランスの影響で検査の値が不正確になるかもしれないし、術後投薬が必要になると大変だから)

とか、適応に関していろいろ制限が載っていたのですが、
何と、日本眼科学会が認定する眼科専門医の方々は、この適応を完全に無視して手術を行っていたのですよね。


授乳婦とか、術後炎症が起きたりして投薬が必要に為った場合、赤ちゃんにおっぱいをあげるのを数日やめなければならない場合もあります。

こういう場合、色んなお母さんがいて、赤ちゃんが今まで粉ミルク飲んだことがなくても「私はそれでも構わないわ!!」と自己都合で決行しようとする場合もあるかと思うので、赤ちゃんの安全のためには通常医者の方から断るのが普通ではないかと思われます。後からでもできる手術なんだし。


しかし、美容系の大手クリニックでは、おっぱいをあげているお母さんであっても「授乳を数日やめていただければレーシックOKです」と電話説明していたんです。赤ちゃんのことなんかどうでもいいのでしょうか?


同様に、ガイドラインに完全に違反してる10D超えてる近視の人にも、ガイドライン適応だと手術してはいけないことや、術後角膜の厚みが足りなくて再手術不可能なこと、コントラストが落ちることを言わないで「レーシック出来ます」と手術していたんです。


■まとめ
レーシックの現状は、こんな感じです。

私が「レーシックは命綱の腐ったバンジージャンプみたいなもん」と書くのは、術後後遺症がでそうな患者にも「レーシックは出来まぁす!!」と手術して、いざ後遺症がでたら「後遺症の原因はわかりませぇん!!」「ドライアイは目を温めたり冷やしたりしてみてくださぁい!!」というだけで、治療法も研究も一切無いからです。


ギャンブル医療ならギャンブル医療で、「ギャンブル医療です」って宣伝してほしい。それこそ日本たばこ産業の広告みたいに「レーシックはあなたの人生を破壊し、職業や家庭生活を崩壊させる恐れが有ります」って書いてあったほうがいいと思いますよ。


ドライアイは治療法がない、過矯正も治療法がない、不正乱視やエクタジアの治療は、リスクのある角膜移植しか無いって誰も聞かされなかったから、日本眼科学会ぐるみで「安全です。エビデンスのある確立された手術です」って宣伝ばっかしてたから、弁護士の卵とか眼科でないお医者さん、税理士、医療事務、大手通信会社勤務、大手IT企業勤務とか、ギャンブルと聞かされていれば絶対に手を出さなかったはずの人々が、大勢レーシック被害者になって苦しんでいますよ。


それにしても驚くのは、このレーシックという治療をちょっと前まで日本眼科学会が押せ押せしていたことです。日本眼科学会のHPには、レーシックの後遺症の数を挙げて「こんなにちょっとしか後遺症の報告がないのでレーシックは安全でぇす!!」と宣言してたページも有ったんです。


その統計は、美容系とかの数字は一切含まれない、アンケートに返事した病院だけで作られたすごいページだったんですが…(消費者庁の発表が終わった後から、このページは綺麗に消されました)。


学会ぐるみで押せ押せしてたレーシックですが、一体責任はどこが取るんでしょうね。
どこが100万人受けてしまったレーシックの研究、治療をしてくださるのでしょうか?


被害者の大部分は日本眼科学会の声明のとおりに眼科専門医から手術を受けた人々なので、責任取っていただきたいものですよね。