LASIK術前術後に眼位検査とサイプレジンでの潜伏遠視の検査をしてほしい

元一部上場企業のOLがレーシック後遺症で失職、視覚障がい者になるブログです

レーシックでリスクがあるのにそれを教えてもらえなかった患者さんたちのこと

おはようございます。レンコンです!

このブログを読んでいる皆さんならもうご存知な通り、レーシックを含めた屈折矯正手術には、日本眼科学会が定めたガイドラインがあります。

ざっとレーシックしちゃいけない人のリストを引用しておきますね!心当たりが有る人は、レーシックから遠ざかっておいたほうが身のためですよ。

エキシマレーザー手術
円錐角膜
② 活動性の外眼部炎症
白内障(核性近視)
ぶどう膜炎や強膜炎に伴う活動性の内眼部炎症
⑤ 重症の糖尿病や重症のアトピー性疾患など,創傷
治癒に影響を与える可能性の高い全身性あるいは
免疫不全疾患
⑥ 妊娠中または授乳中の女性
円錐角膜疑い
⑧ 眼底検査
⑨ 眼圧測定
⑩ 瞳孔径測定
⑪ 角膜径測定
有水晶体眼内レンズ手術
エキシマレーザー手術における ①〜⑪ の事項に,
⑫ 角膜内皮細胞検査
⑬ 前眼部画像解析(前房深度を含む解析)
を加える.なお,⑪ 角膜径測定については,特に水
平方向の径に留意する.

http://www.nichigan.or.jp/member/guideline/lasik.jsp

※ちなみに近視レーシックの適応は−6D、十分な医学的根拠が有る場合でも−10Dまでです。だからそれ以上の屈折度数の方は、潔く諦めましょうね。
レンコンみたいに−10D超えで予告なく「適応ですよ!!」って言われて手術受けて、不具合でどうしようも無くなってから「最初の手術で角膜削りすぎちゃって、再手術できましぇーん」って宣告されるのはいくらなんでもショック大きすぎでしょうから。


さてここまでが「禁忌=絶対アウト」な事例なのですが、このレベルであっても南青山アイクリニックや品川近視クリニックの眼科専門医たちはでは円錐角膜の患者さんに「わざと」レーシックして角膜移植したりするなどガンガン禁忌破りを犯していたことを付け加えておきます。


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慶応大学の坪田先生、南青山アイクリニックの戸田先生、みなとみらいアイクリニックの荒井先生、やっちゃいましたねぇ~
人体実験楽しかったですか?

さて、
つぎに、「禁忌=アウト」ではないが「注意を要する」患者の特徴も引用しておきます。

エキシマレーザー手術
緑内障
② 全身性の結合組織疾患
③ ドライアイ
向精神薬(ブチロフェノン系向精神薬など)の服用

⑤ 角膜ヘルペスの既往
⑥ 屈折矯正手術の既往
有水晶体眼内レンズ手術
エキシマレーザー手術における ①〜③ の事項に,
円錐角膜疑い症例
を加える.

私が気の毒だなぁと思うのは、この「注意を要します」分類の患者さんたちのことです。
「注意を要します」分類の患者さんは、明らかなガイドライン違反では無いけど、十分なインフォームドコンセントを受けていません。


例えば術前コンタクトの異物感があり、ドライアイで悩む患者さんは、ドライアイの改善をレーシックを希望する理由の一つにしています。
クリニックも「レーシックしたらドライアイは治りますよ」「レーシック後のドライアイは半年したら治りますよ」という風に説明しています。

日経ウーマンの広告記事では慶応大学の坪田先生が、「むしろレーシックしたほうがドライアイには健康的な選択!!」と説明されておられましたね。



「レーシックは本当に危険?」
もし、レーシックを受けたいけれど、報道を聞いて怖くなってあきらめている、という方がいたら、それはとても残念なことです。ドライアイなのに無理をしながらコンタクトレンズを使用している方などには、レーシックはより健康的な選択肢だと言えます。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140418-00178423-health-hlth


でも実際は、ドライアイが悪化して、朝目を覚ました時に目が開けられないほど目がまぶたに張り付いたり、目の表面が痛くて常に目薬などが手放せなくなったりしています。

当たり前ですけど、この状態にされてしまった皆さん、レーシックしたことを後悔していますよ。

ドライアイの苦痛は相当で、アメリカでは冷暖房機の風が辛すぎて若いレーシックの患者さんがショットガンで頭をふっ飛ばしたことも有るくらいですから。

先に引用したレーシックのガイドラインには以下のように記述されています。

インフォームド・コンセントの必要性
前回の答申と同じである.施術者は,屈折矯正手術に
伴って発現する可能性のある合併症と問題点について十
分に説明し,同意を得ることが必要である.特に,眼鏡
コンタクトレンズなどの矯正方法が他に存在するこ
と,3 D 以内の近視については老視年齢に達したときに
デメリットが生じる可能性があること,

http://www.nichigan.or.jp/member/guideline/lasik.jsp

「注意を要する」分類の患者さんたちが、十分なインフォームドコンセントを受けた形跡はありません。「レーシックはドライアイに一時的になるけれど、その後治ります」って言うウソ資料ならお持ちの方がたくさんいらっしゃいますけどね。

そんなわけで、
私はレーシックに関しては、被害者が悪いということはまず無いと考えてます。

被害者の会に相談にいらっしゃる殆どの方は、

  • 日本眼科学会がそうしなさい書いてるから、わざわざ眼科専門医のクリニックを探して適応を受け
  • 眼科専門医から「貴方はレーシック適応です」と説明されて
  • ドライアイなどの合併症などについても「レーシックしたほうが治ります!!」とウソ説明を受け
  • ハログレアが術後明らかに起きそうな瞳孔径の大きな人でもそんなことは一言も説明もなく「適応です!!」と背中を押されて

手術まで持っていかれてますもんね。


大体、瞳孔径の大きさとか角膜の厚さなんて、時分で測ったりできないでしょ?
眼科にお勤めだったり、経営されている方以外、自分で自分の瞳孔径図れるよって方はどこらへんの一般人でいらっしゃるのでしょうか?


だけど手術で不具合が出たら「安いプランで受けたんでしょ?」「もっと勉強していけばよかったのに」といろんなところからディスられる羽目になるわけです。
もう一回書くけど、一体どこの一般人が瞳孔径とか角膜の厚さ器械無いのにに測れるのでしょう?それがわからないから適応かどうか調べに行ったのに、「適応です!!」って眼科専門医から太鼓判押されて手術受けたんですよ?


それから、今の傾向だとレーシックで大変なことになった方はむしろ50−60万出したのにレーシック難民になってますよ。50−60万のレーシックって大学病院レベルの価格で相当高いですよね?
慶応大学根岸先生の「レーシック治療のウソ、ホント 星雲社 2005年出版」によると、慶応大学での2004年の両眼手術価格は両眼で52万5000円(術前検査費用29400円)ですよ?


みんな眼科専門医の適応検査を受けて「レーシック適応ですよ!!」と言われ、、慶応大学の坪田先生が言うように、「レーシックするとドライアイも治る!!」と言われて受けたのです。


ついでに言うと
今集団提訴受けている品川近視クリニックでは坪田先生の慶応大学の医者がバイトしてるのですが、もしかしてご紹介されたの坪田先生ですか?と勘ぐりたくなってきます。
もう品川近視クリニックと安心レーシックネットワークはほとんど親戚同士の関係ですよね?
坪田先生が顧問務める南青山アイクリニックの出身のお医者さま同じように品川品川近視クリニックで勤めておられますし。
南青山アイクリニック福岡院の院長は、やめた瞬間品川近視クリニック福岡院の院長先生になってましたし

この状況が野放しになってるのは眼科専門医によるレーシックをすすめるだけでその後放置の日本眼科学会と、ネットの広告規制放置の厚生労働省のせいですので、そちらをなんとかしていただきたいものです。

日本眼科学会 レーシックは眼科専門医から受けましょう!!
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http://www.nichigan.or.jp/news/013.jsp

この資料のせいで、一体何人が「そうか、眼科専門医から受ければ安心なんだ!」と騙されたのでしょう?

早く
「美容クリニックに努めている眼科専門医が起こすケースが非常に多くなっております。気をつけてください」
「美容系に努めている眼科専門医は、適応外の患者さんでもレーシック適応と騙して手術に誘導する場合がございますので、自分でガイドラインを読まれて自衛してください」
に訂正していただきたいものです。