LASIK術前術後に眼位検査とサイプレジンでの潜伏遠視の検査をしてほしい

元一部上場企業のOLがレーシック後遺症で失職、視覚障がい者になるブログです

屈折矯正医療ダークサイド 中編

屈折強制医療ダークサイド

このタイトルは以下のタイトルの中編です。

[http://lasikganni.hatenablog.com/entry/2016/03/05/180003:title=屈折矯正医療ダークサイド 前編
]
精神医療ダークサイドという本を読んだレンコンですが、屈折矯正医療と
驚くほど似ている点を2つ発見しました。

  1. 1,精神科の医者も屈折矯正の医者もなぜか自分が治療失敗した患者を「成功だ!」と勘違いしている。
  2. 2,両方とも失敗に対する責任の取り方が一般人の感覚とだいぶずれている。


1,に関して補足すると、どうも屈折矯正の先生方は再手術の確実性に関して、再手術万能主義と呼んでもいいんじゃないかと思える考え方をしているように見えます。
よーするに再手術して屈折度数を正視にあわせたらそれで成功だろうとする考え方です。

これにはいくつか問題があります。

まず第一に
フラップトラブルをはじめとするタイプの後遺症にはあまり意味がなさそうな印象をうけます。たとえば角膜内皮細胞が少なく、フラップの接着が悪い人も居ますが、あんまり効果はなさそうだし、
逆に悪化しそう。
それから、フラップ作成を起因とする神経の誤作動が原因の有力候補とされてる角膜神経痛の人も悪化しそうです。さらに、最初の手術ではべつに眼表層の痛みはなかったけど、再手術後それがでたという人も居ます。

第2に、正視に戻した人もいるけどレンコンの周りを見る限り、正視になったから前と同じ快適な状態に戻ったよ!…っていう人はいない。
快適な状態とは何か?めがね、コンタクトで狂死していたときと同じく眼精疲労なく、テレビも見られて、仕事も近くを見る作業がふつうにできるってことですよ。要するに普通レベルのことです。

再手術した人に聞くと、回復ぶりはよくて60%から70%くらいかな?それも「よくて」の話。
悪化した人はテレビの画面が見られないほどにコントラストが落ちたり、エクタジアになったりしている。

よくなるか、悪化するかは確率は半々という印象。
周りは再手術した人が結構居るが、話を聞いた限りでは正視になったからといって眩しさでテレビ見えなかったり、冷蔵庫がまぶしくてあける前に覚悟決めないといけなかったりするのは変わらないらしい。


最後に私たちそんな状態なんですけど、屈折矯正のお医者さんたちは「再手術で正視」にしたこと自体にご満足して、「正視になったから治ったはず」。と勝手にその他の症状を精神由来のものと決めつけて治療終了することが多いです。たとえば「まぶしい」と「目が痛い」とか訴えても「手術は成功している」とか、よくて「原因は分からない(でもそれ以上治療をしない)」って感じかな。

正直なお医者さんは「生活と折り合いをつけて生きていきなさい」って言う。だけど、レーシックの後遺症は病気と違って人災ですからね。眼科専門医たちが欲に目がくらまずに適応検査で不適応の人をはねたり、PC作業専門の方はそのように
ご説明くださればこんなことにはならなかったんですよ。

だからレンコンだけかもしれないけど、そんなこと眼科専門医から言われても、交通事故の被害者が明らかに加害者過失の加害者から「生活と折り合いをつけて生きていくしかない」って言われる気分で憎しみ倍増。


それはさておき、大半のレーシックのお医者さんにとっては、いつの間にか「正視にあわせた」=「治療成功」=「レーシックは安全な手術です!!」って解釈されてるんです。

患者にとっては摩訶不思議なんですけどね…