LASIK術前術後に眼位検査とサイプレジンでの潜伏遠視の検査をしてほしい

元一部上場企業のOLがレーシック後遺症で失職、視覚障がい者になるブログです

見え方の質の低下 レーシック難民ができる仕事を考える

こんにちは!レンコンです。

梅雨の時期雨が多い昨今ですが、皆様はいかにお過ごしでしょうか。

 

レンコンは雨も嫌ですが、雨の時期は見え辛いのが晴れの時より
はっきり自覚できてしまうのでそれがきついです。

 

しかしレンコンは「羞明(=明るいところだと眩しくて目が
痛くなってしまう症状)」もあるので、光量が少ないことには
助けられる側面もあるんです。難しいですね。

 

今回は、レーシック難民の後遺症と仕事について
書いていこうと思います。

 

 

レーシックの後遺症① コントラスト感度の低下

レーシックすると、角膜を削るのでコントラスト感度が低下するのは
このブログでも何回かお話しました。

 

レーシックによるコントラスト感度の低下と言うのは、
本来ドーム状の角膜をレーシックにより削ってしまったことで、
角膜のレンズとしての機能が低下し、物の見え方がぼやけてしまう
事を指します。 

 

このコントラスト感度の低下は、一般に角膜を多く削れば削るほど
起こりやすいとされいます。

 

日本眼科学会のレーシックのガイドラインには、
「近視のレーシックは6Dまで、
医学的根拠がある場合でも10Dまで」と記載してあるのですが、
レンコンの場合は病院から何の説明も無く10D以上を削られて
しまったため、かなり見えにくくなってしまい、特に光量が少ない
梅雨の時期は見え辛いです。

 

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日本眼科学会「エキシマレーザー屈折矯正手術のガイドライン(第7版)」

http://www.nichigan.or.jp/member/guideline/lasik_7.pdf

 

ではコントラスト低下が起こるとどんな風に見えるのでしょうか?
わかりやすいように画像をご用意いたしました。

 

普通の人だと、こんな風にパキッと見えるはずなんですけど…

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コントラスト感度が低下していない人の見え方。

 

コントラスト感度が下がってしまうとこんな見え方になるんです。

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レーシックでコントラスト感度が低下した見え方。

紫の花と緑の葉っぱの境界が、下の画像の方が分かりにくいのが
分かります?葉っぱと葉っぱの境目も、見ずらいですよね…。

暗ければ、もっとぼやけは顕著になります。

 

この写真だとまだ何がうつってるのか判別可能ですが、更に見え方が
低下している場合もあるのです。

 

コントラスト低下による仕事の支障① ドライバー業編

レーシック後のコントラスト低下による仕事の支障ですが、第一に
影響が考えられるのは「夜間運転をする人」です。

職種で言うと、タクシーやバス、トラックの運転手、バイクなどを
使う配達員。その他普通のサラリーマンであっても夜間運転を
する人には厳しい後遺症になります。

 

レーシック被害者の会から夜間の見え方の画像を拝借します。

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レーシック難民を救う会「見え方の質の低下」より

https://lasikmutualjapan.jimdofree.com/%E8%A6%8B%E3%81%88%E6%96%B9%E3%81%AE%E8%B3%AA-%E3%81%AE%E4%BD%8E%E4%B8%8B/

 

サラリーマンの人々は電車で通勤可能な地域に住んでいれば電車通勤に変更も可能かもしれないですが、街灯などが少ない地域だと
仕事にかなり支障が出ると思います。

雨の高速道路の運転とか、あの世を身近に感じられますよ。

 

コントラスト低下による仕事への支障② デザイン業編

このコントラスト低下は、カメラマンやデザイン系など
「画像を扱う職種」の人にとっても、かなり厳しい後遺症です。

 

例えばカメラマンだと夜の撮影の機械もとてもありますが、
光量の少ない場面だとピントを合わせるのも辛くなったり
してしまいます。

光学ズームなどを使って拡大すれば少しはマシになりますが、
動かない対象ならまだしも、動く被写体へのピント合わせは
一体どうすればいいのでしょうか?

 

それから、デザイン系だと取引先の相手と何度も画像を見て
意見をすり合わせていくことになります。
相手の診ている画像と自分の見ている画像が異なっていたら、
自信をもって指示を出したり、仕事を受けたりできると思います?

 

今の自分の立場から言わせてもらうと、
デザイン系の仕事ができるとは思えないです。
液晶モニターを見ると目が痛いから画面だって見てられないし。
不可能。

 

レーシックによるコントラスト感度の低下は今のところ治療法も無く
メガネを使っても元の見え方には戻らない難しい後遺症なのです。

 

レーシック難民でもできる仕事とは…

そんなわけで夜間運転やデザイン系の仕事はコントラスト感度が
低下したレーシック難民にはかなり難しい印象を受けています。

 

運転の仕事は自分だけが死ぬならまだしも、他人を傷つけては
恐ろしいですし、デザイン系の中でも特にカメラマンの仕事は、
「ピント合わせ」が難易度が高く、レーシック被害者には
厳しいのではないかと思われます。

 

とは言いながらも、好きな仕事を諦めるのって本当に辛いですよね。

 

レーシック後遺症でコントラスト感度が低下してしまった人は、
相手に「こういう物を作ってくれ」と相談された場合はやりとりが
難しいかもしれないけど、“自分がデザインし終わった物”のみを
その後全く変えない状態で販売するのであれば、問題がそれほど
生じないかもしれないです。

 

カメラマンも同じ発想でPIXTAなどで“撮影済みの写真”を人に
買っていただくことは可能だと思います。

 

ドライバーも、人の命がかかっているので安易に言えないのですが
まだ昼間は問題なく運転できる程度のコントラスト低下ならば、
夜は運転せずに、昼間は天気用法をチェックして雨の日は絶対
運転しないなどの対策をすれば良いかもしれません。

 

でもいずれにせよ「後遺症を持っていない人」と競争しないと
いけないので、大変ではありますよね…。

 

最後に…

長々と書いたんですけど、一番いいのはコントラストが低下するような度数でレーシックを受けないことだと思います。

 

日本眼科学会のガイドラインでもわざわざ「基本は6Dまで」と
書いてあるのですが、レーシックも後遺症の評判や裁判で
レーシックを受ける人が10分の1以下になってしまい、
手術件数欲しさにリスクの説明が足りないクリニックが
今もあります。

 

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10D越えの患者をレーシックに誘うクリニック



https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10177733620?__ysp=6KeS6Iac5by36Z2t5YyW

 

この「品川近視クリニック」は、集団訴訟にもなっています。

 

屈折矯正手術の業界では、医師が患者に伝えると都合が悪い
情報を言わなかったり、最悪嘘をついて手術に誘導してくる事も
あるので、注意が必要です。


特に、美容外科がやっているような眼科は、美容外科にありがちな
「裁判になっても元が取れるならそれでいい」という考え方を
しており、避けるべきです。

 

レーシックやICLなどを受ける場合は、まずお近くの
「レーシックをやっていない眼科」で、自分にレーシックが
適するか質問されるのが良いと思います。

 

レーシックをやっていない眼科であれば、
正直に答えてくれる場合が多いでしょう。

 

しかしまれにレーシックをやっている眼科に患者を回して、
紹介料を懐に入れるような眼科も存在します。

 

何件か回って話を聞いてみてくださいね!