LASIK術前術後に眼位検査とサイプレジンでの潜伏遠視の検査をしてほしい

元一部上場企業のOLがレーシック後遺症で失職、視覚障がい者になるブログです

強度近視の人がレーシックしちゃいけない理由★の巻

こんにちは!レンコンです。

安全にレーシック手術を受けるための情報を集めて紹介するブログ「レーシックは土曜日に」で、元品川錦糸クリニックでバイトして、そのお金で病院を開業した眼科専門医さん達のお名前が見れるようになっているみたいです。

 


品川近視クリニックが訴えられても、すでにがっぽりお金を稼いでホクホク顔の品川レーシック医師たち - レーシックは土曜日に

 

その中に強度近視で適応外のレンコンを、そんな説明一言もなしで手術したお医者さんも掲載されてて、感慨深く見つめちゃいました★

 

レーシッククリニックでガイドライン違反の患者をインフォームドコンセントなしで手術して、後遺症が出ても全く取り合わないお医者さんが人の生き血で立てた病院ながこんなにいっぱいあるんですね!

 

ちなみに一応手元にある医療事故のカジュアルな法律の本だと、手術したお医者さんがアルバイトであろうとも、アルバイトと病院の両方に対して責任を追及することができるって書いてあるんですけどね♪

 

さて、今日はどうして強度近視の人がレーシックしちゃ駄目なのかということを逐一説明させていただきますね。

 

1、そもそも強度近視の人は過矯正になる確立が高い。

下のグラフを見てください。

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このグラフは山王病院というこれからどうもICL=眼内レンズを押していこうとする病院が出した、レーシックとICLの精度を比較するグラフなんです。

たぶんこの病院ICLを売り出すことに決めたから、レーシックのデメリットがこんなさわやかにかけるんだろうな・・・。

 

左のオレンジの丸が書いてあるグラフがICL、右の水色の丸が書いてあるグラフがレーシックです。

左下から右上に走っている線が、屈折異常の強さを表していると考えてくださいね。

つまり、右上に行くほど屈折異常が大きい人に対する施術ってことなんです。

 

長くなるのでもう一回入れときますね。

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これを見ると左のグラフは右上にに行っても左下から右上に引かれた線の中央部分を通っているのがわかると思います。

つまりICLは屈折異常が強い人に施術しても、そんなに誤差が出ないってことなんです!

 

これに対し、レーシックは、右上に行くほど結果を表す水色の点は過矯正側に傾いていきます。しかもかなりその傾向が顕著です。

要するにレーシックは強度近視の人には過矯正になる可能性が大きい手術なんですよね・・・。

 

あっ、ちなみに強度近視の人ほどか矯正になりやすいという情報は、レンコンが手術を受けた2000年代後半には既に日本の医学書には登場していたんですよね!だから道の後遺症でもなんでもなく、まあレーシックをする医者なら常識レベルの知識だと思いますよ★

 

それからレーシックと比較してよいように見えるICLでもどうも被害者は出ているようです。屈折矯正手術は全体的に今の段階では人柱段階で医者も責任とるつもりがまるでない人が多いので、受けたい人はその点よく考えたほうがいいと思いますよ。

 

2、強度近視の場合、角膜を削る量が多くなる=見え方の質が低下する

見え方の質の低下については、被害者の会のHPに図解があったのでそちらをご覧になっていただいた方がいいかもしれません。

 

レーシックで1D変化させるためには、大体ものすごーく少なく見積もって11ミクロン、多いと14ミクロンくらい削る必要があります。

日本人の角膜の厚みは520-540ミクロンくらいだから、ここから引く必要があるわけですね。ちなみにフラップも除いて残さなければいけない角膜の厚みは250ミクロン(国際基準)です。

角膜が薄かったり強度近視の人の場合別の手術法を薦められたりしますがそれは、削りすぎると角膜の強度や見え方の質が低下するからなんですね。

 

にもかかわらず何の告知もなく普通にレーシックされちゃったレンコンです。

見え方の質は結構低下しましたよ。

 

まず、夜間コントラストが悪くなり、コントラスト視力表の半分から下が判別できなくなりました。白線がまるで見えないので夜の運転は超危険です。

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画像提供:レーシック被害者の会

 

それから、前にも書きましたけど右目と左目で見たときの景色の色が違うんです。なんというか、多く削られた方はそうではないほうに比べて

・ちょっと画像が荒い

・全体的に少し赤みがかかっているように思う

という違いがあります。

レーシック後のコントラスト低下について詳しいことはこの記事をご覧ください。


レーシックで削りすぎるとコントラストが落ちるは本当だったよ★の巻 - LASIK術前術後に眼位検査とサイプレジンでの潜伏遠視の検査をしてほしい

 

3、一度目の手術で角膜を削りすぎた結果、後遺症患者になっても再手術ができなくなる場合がある

 

これ全くレンコンがそのとおりですけど、強度近視の場合最初の手術で角膜をかなり削っているので、例えば遠視落としたり低矯正を治したりだのの再手術するには角膜の残存厚が足りない場合もあるんですよ。

視力下がってるのがわかったときに術後診察の医者に「あなたは一度目の手術で角膜を削りすぎているので再手術はできません」って言われたときは、本当に衝撃でしたよ。だってその前に入れられた待合室のビデオでは、「お望みの視力にならなかった場合は再手術で追加矯正することができます」って流れてるんだもの。だから「何かあっても再手術できるのか」と思って手術を受けたのに、術後本当に再手術が必要そうな状況になって初めて「あなたの場合はできません」って言われるんだもの。

 

ただでさえリスクがあって、しかも再手術が必要になるかもしれない重度近視の患者であれば、それこそ最初から説明すべきではありませんか?リスクがこんなにあるとわかっていたら、被害者の会にいるほかのガイドライン違反の患者も手術という選択はなかったでしょう。重大なインフォームドコンセント義務違反だと思います。

 

4、コンタクトレンズのベースカーブも合うものがなくなった場合、コンタクトレンズでの治療の道が閉ざされる

レーシック難民の場合コンタクトレンズでの治療が必要になる場合もあるんですが、レーシックで角膜を削れれていて角膜が平たくなっていると、コンタクトレンズが装用できなくなるんです。人の目は球面なのでそれにあわせてコンタクトレンズは作られているんですが、それはレーシック後の平たい角膜には合わないからです。

 

これもよろしければ以前に書いた記事をご参照ください。


レーシック後のコンタクトレンズ!の巻 - LASIK術前術後に眼位検査とサイプレジンでの潜伏遠視の検査をしてほしい

 

5、削りすぎたことが原因で角膜の強度が低下し、ケラトエクタジアと言う失明につながる医原性の病が発生する恐れがある。

 

何で角膜ベッドの厚みが250ミクロン守るように国際基準になってるかというと、円錐角膜=ケラトエクタジアという眼圧にレーシックで削った角膜の薄い部分が負けてそこだけ膨らんでくる病気を防ぐためなんですよね。この病気は最終的に失明につながることもあるんです。

 

しかし錦糸眼科はどんなに他のクリニックで断られたあり得ないくらい高ディオプトリーの近視患者さんにも手術してたようです。


実は眼科専門医でない錦糸眼科の矢作先生のガイドライン違反は激しすぎ!!☆の巻 - LASIK術前術後に眼位検査とサイプレジンでの潜伏遠視の検査をしてほしい

 

 

そんな感じでまとめるとこうです。

・強度近視の患者は過矯正になる可能性が高い

強度近視の患者は、角膜を削る量も多いので見え方の質が低下する場合もある

・こういうリスクの高い強度近視の患者さらに最初の手術で削られすぎているため、後遺症を抜け出す最後の望みかもしれない再手術を受けられない場合がある。

強度近視の患者は、角膜が平たくなっているためにコンタクトレンズでの治療もできない場合がある

強度近視の患者は、角膜を多く削ったことにより角膜の強度が低下し、失明につながる医原性のケラトエクタジアを発症する場合がある。

 

最後に

・大手クリニックでは強度近視の患者に対してこのような説明は一切行われず、それどころか制限を越えていることを心配する患者に対して「うちは大丈夫です」と説明する例さえあった。

 

以下被害者の会にあった体験談を引用させていただきますね!

■事前のリスク説明の内容。現在のような状態になるという説明はあったか?
 
手術前のコンタクトレンズ生活でも困っていた事は一切なかったので、
レーシック以外の術式の選択肢も提示されていない上に、
しなくていい手術をすることになった。
また、現在抱えている不具合についての説明も事前に無かった。
自分の屈折度数が、屈折矯正手術ガイドラインに書かれている制限値を
超えていることに不安を感じ、術前カウンセリングで医師に確認しても
問題ないと言われた。 
他のリスクの照射ズレやエクタジアは、K眼科では起きないように
していると説明していた。 

 

 レンコンのような重度近視の患者さんが目の見えたさに間違った選択を取らないことを祈ってますよ。