LASIK術前術後に眼位検査とサイプレジンでの潜伏遠視の検査をしてほしい

元一部上場企業のOLがレーシック後遺症で失職、視覚障がい者になるブログです

品川近視クリニックはいかにして和解条項を守らなかったか?

こんにちは!レンコンです。

最近日差しが強くなってきたけど、皆様いかにお過ごしですか?

 

 

レンコンは最近、複視がマジきつくて、ヨロヨロしてます。

遠視矯正度数を強くした新しいレンズにしたらば、何か目が疲れるなぁと思ったら、また水平方向にダブルビジョンなってきたんですよ~

動くものを見ると、超きつい( ;∀;)

 

 

仕方ないからまたフレネル購入ですわ。

ハイ8000円!

領収書はきちんと取っておきます。

 

 

さて本題。

そんなこんなで4月も終わりかけですが、残念なお知らせを一発。

レーシック集団提訴で患者側が勝利的和解したのに、

品川近視クリニックは要望書の期限の2018年4月22日になっても、和解条項第3項を守りませんでした!!!!!!

 

裁判関連の記事は以下の通りです。

lasikganni.hatenablog.com

 

lasikganni.hatenablog.com

 

 

それにしても、患者がクリニックに勝利的和解したのに、

品川近視クリニックが和解条項を守ってくれないって

具体的にどういう事でしょう?

 

 

以下、医療問題弁護団が2018年3月22日付で品川近視に送付した「要望書」の内容を引用します。

今回の裁判では和解に当たり和解条項という「和解に際しての約束事」が取り決めらました。そこには賠償などについても書いてあったのですが、再発防止を望むドライアイの原告グループは第3項に以下の条項を入れたのですね。

 

すなわち

3 被告は,原告らに対し,今後より一層,レーシック手術の合併症について,その時の知見に従い,患者に対し適切な説明を行うことに努めるとともに,ウェブサイト,患者に交付する同意書及びその他術前説明に関する資料の記載について,本件紛争上指摘された問題点を踏まえ,患者に誤解を与えないように努めることを約束する。

http://www.iryo-bengo.com/general/press/pdf/55/press01.pdf

 

 

私が数日前から「品川近視が和解条項守んねーよ!!」と吠えてるのは、この和解条項第3項のことなんです。

 

まず、裁判前

の品川がドライアイに関しウェブサイトでどのように記述していたのか?

以下のように記述しとりました。


【レーシック一般(添付資料1の1)】
(1)「後遺症が出ないか?」という「よくあるご質問」に対する回答として「ドライアイなどが考えられますが、ほとんどの場合時間の経過とともに改善されます。」との記載。
(2)「ドライアイの発生率」について、「4%」で残りは「正常」との内容を示している図が示され、「当院のレーシックでは、角膜への物理侵襲が非常に少ない優れた方法でフラップを作成しますので、角膜への負担が非常に少なく、ドライアイの発生率を抑え、術後の回復も大変優れています。(※ドライアイは時間の経過とともに改善します)」との記載。
【老眼治療=リーディングアイ=カメラインレーシック(添付資料1の2)】
(ドライアイ等合併症の記載一切なし)

http://www.iryo-bengo.com/general/press/pdf/55/press02.pdf

 

 

これに対して医療問題弁護団は「要望書」にて以下のように改善要請を出しました。

要するに「こう書き直せや?」ってことですね。

 

次の内容を記載して修正((2)は全面削除。)。

①ドライアイはレーシック手術の実施に伴って不可避的に発症する合併症であること

②ドライアイはQOLに影響を及ぼし経済負担を生じさせる眼疾患であること

③ドライアイが重症化・遷延化する可能性があり、その場合自己血清点眼や涙点プラグ挿入などの治療を要すること、それらの治療によって改善されない例もあること

④カメラインレーシックの場合にはそれらの合併症が発症しやすいこと

http://www.iryo-bengo.com/general/press/pdf/55/press02.pdf

 

 

医療問題弁護団の要望書での裁判所でのやり取りを見ていると、特にカメラレーシック(老眼レーシック、アキュフォーカス、リーディングアイともいわれる)は通常のレーシックとやり方がいささか異なり、通常のレーシックよりもよりドライアイになりやすい術式のようです。

 

でも、ものすごく致命的なことに、そのドライアイのリスクがレーシックよりむしろお高いカメラレーシックで、品川近視ではドライアイの説明が無かった~('Д')

 

んで、これが本日2018年4月29日の品川近視の「よくある質問」の画像

 

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2018年4月29日午前9時ごろ撮影

 

Q&A(予約方法、費用、期間、年齢など)|レーシック手術で視力回復/品川近視クリニック【公式】

 

 

これ見てわかることは

「品川近視クリニックは和解条項通り

リスクの説明を行うどころか、

ドライアイに関する記述全体を消した('Д')」

ってことなんですね。

 

実際この「よくある質問」ページで「ドライアイ」の記述があるところは、以下の部分だけ。

f:id:rennconn:20180429091245p:plain

Q&A(予約方法、費用、期間、年齢など)|レーシック手術で視力回復/品川近視クリニック【公式】

 

うーん、すごいな。

和解条項が締結されたというのに、ドライアイがレーシック手術により起こることや悪化することについてはびた一文も触れておりません。

要望書読んでないだろうよ、これ。

 

 

 

感想:

レンコンにとっては、何というか、いろいろ学ぶところの多いドライアイの患者側勝利的和解の判例でした。

 

確実なことは、

「品川近視は和解条項なんか守らない」

裁判って難しいですよね。

和解して、相手が約束守ってくれるならいいが、品川近視クリニックみたいな極悪眼科が相手だと、裁判所に仲介していただいても約束守られないので。

 

 

それと、医療裁判って、アメリカでは億もらえたりするけど、日本では医療訴訟の賠償金は雀の涙です。

レンコンは雀の涙程度だったらどうしようもないくらいの後遺症のレベルなので、少額和解で、しかも和解条項が守られないんだったなぁ…と今回の品川近視クリニックの和解条項破りを見て思いました。