7月1日、ウォールストリートジャーナルが角膜神経痛の記事を報道しました
ICL被害者のブログ「ICL手術で失敗しました」がなかなか表示されにくいのでウチのブログにリンク張っておきますね。
レーシックも最悪の手術だったけど、ICL手術に失敗されると一体どうなるのかわかるICL希望者は必見のブログです。
http://blog.livedoor.jp/maetel_m-icl/
さて、アメリカからまたレーシックのリスクのニュースが来ました。レーシック先進国のアメリカでは2018年末にFOXニュースのお天気キャスターがレーシック後に自殺されて以来、レーシックに関するリスク報道が相次いでいます。
アメリカで最近注目されているレーシックの後遺症は「角膜神経痛」。これはレーシックした後から角膜表面が何をしても痛い状態になってしまい、治らないという残念な後遺症です。
日本の眼科では「心因性」「不適応症候群」と判断され、精神科受診を勧められていましたが、レーシック先進国のアメリカではレーシック後の合併症として認められつつあり、ついに世界的な経済紙、ウォールストリートジャーナルの2019年7月1日付で記事が出ました。
https://www.wsj.com/articles/when-routine-eye-surgery-leads-to-debilitating-pain-11562008367
冒頭のみ翻訳ソフトの手を借りて翻訳いたします。
タイトル:日常的な眼手術が衰弱性疼痛につながる場合
まれに、レーシック手術や白内障手術の合併症により、患者さんの目にガラスの破片が入っているかのような感覚が残ることがあります。研究者らは神経障害性角膜痛として知られるこの疾患の治療に取り組んでいます。
Betsy McKay記述
2019年7月1日4:08 PM (米国東部標準時)
カイリー・パターソンさんはレーシック手術を受けた翌朝、右目に鋭い痛みを感じて目を覚ましました。彼女は顔の片側に鈍い痛みを感じました。
心配になったパターソンさんは、その後数週間の間に何度か外科医とかかりつけの眼科医を訪ねました。彼らは何度も彼女に、「全て正常に見える」と言ったと、彼女は言います。しかし、ほんの少しのこと、空気の流れや光線が、彼女の頭に耐えがたい痛みをもたらすのです。
「私は苦しんでいましたが誰も助けてくれませんでした」と33歳の精神保健カウンセラーは言いました。
https://www.wsj.com/articles/when-routine-eye-surgery-leads-to-debilitating-pain-11562008367
角膜神経痛のような症状で苦しんでいる方は日本のレーシック被害者にも多いので、アメリカの研究者が研究するという話は、明るいニュースかもしれませんね。
しかし、日本のレーシック研究者や、日本眼科学会はいったいどうするつもりなんでしょうね。
と言うのは、この類のレーシックの後遺症に関しては、10年くらい前から被害者が学会や眼科医に訴えていたのですが、彼らは心因性と決めつけたり、被害者の会のレポートを10年間ほど無視して被害を拡大させてきたので、もはや「未知の後遺症」と言う言葉では弁解の余地も効かないのではないかと思います。
レーシック先進国、アメリカのレーシック被害状況は、ますます盛り上がりを見せているようなので、日本のレーシック被害者もこれを見守りつつ裁判に勤しみたいと思います。
新しいレーシック被害者の体験談が被害者の会にUPされました。
こんにちは!レンコンです。
レーシック被害者の皆様はいかにお過ごしでしょうか?
でもまぁ、レーシックの被害者が考えてることなんてただ一つですよね。
「今日をどう生き延びるか」
眼科専門医が「安全ですよ!!」と勧める手術で15分に1回目薬が必要になったり、角膜移植が必要になったり、眼精疲労で失職したりとか、だれが想像したでしょう?
そんなら最初から
「我が国の眼科専門医は、美容整形と同じ倫理感なんです!
危険です!!」
と宣伝して欲しかったですよ。
ま、日本眼科学会が「レーシックは安全な手術です!!」って宣伝してたからこそ、「誰のせいだ?」ってなった時に「ハイ、あんたのせい!!」と責任の追及ができるんだけれども。
被害者は日本眼科学会が言うとおり、後遺症が怖くてほとんど眼科専門医から受けてますよ。
さて、新しいニュースなんですが、気がついたらレーシック被害者の会の体験談がまた増えていたんです。
この体験談がすごいのは、この人が被害を受けたSクリニックの術後の態度が結構詳しく書いてあることです。
引用します。
名古屋のSクリニックでの対応は、「ここはレーシックする所で、レーシック後の眼の治療を行う所ではない。 一般の眼科に行くように」 と言われて、眼鏡屋での検査程度しかしてもらえなかった。 それでも明らかに左目が二重に見えるので、泣きついてお願いしたら、しぶしぶ精密検査をしてもらえた。 そこでは「異常無し」「他の人よりもむしろ状態は良い」 と言われた。 その後、悪化してきて再度検査をお願いしたら、代表電話(東京)での電話予約の時点で名古屋のSクリニックに断固として拒絶され た。 そこの医者はレーシック後の異常については全く興味を持っていないようであった。
Sクリニックって、広告でこれでもかと「万全のアフターケア」と書いてあるのに、実際に行ったら「ここはレーシックするところで後遺症を治すところじゃない」とか言うんだ…
レーシック後の眼精疲労や痛み苦しみをなんとかしたいご相談へのお返事
※どうもKKアイクリニックのICL(永久コンタクト)の被害者さんのブログが検索しにくい状況にあるようです。
レンコンのブログでも微力ですが拡散させていただきます。
http://blog.livedoor.jp/maetel_m-icl/archives/17109199.html
「ホリエモンが宣伝したり
AKB指原莉乃さんが手術した
ICL(永久コンタクトレンズ)が
当のKKアイクリニックによって
失敗されて被害者が出てる」
って非常に重要な情報だと思うのですが、
検索順位もっと上がってほしいものです。
さてさて皆さま、こんにちは。
レーシック被害者のレンコンです。
こんな私のブログにコメント寄せて下さる方がいらっしゃったのでご紹介+ご返信させていただきますね。
コメント書いてくださった方、本当に有難うございます。
レンコンさんこんにちは。 ▲と申します。
私は〇年前に○○クリニックでレーシックを受けました。それ以後、強い眼精疲労、軽い羞明感、それにともなう自律神経失調症に悩まされています。
遠視用メガネやサングラスをかけると逆に見えずらくなり、調子がむしろ悪くなるので、普段は裸眼で過ごしています。
デパス服用すると、ほぼ症状はなくなるですが、耐性がついて量が増えるのと、デパス飲むことによる負の影響(眠気やぼんやり感など)があり、連用することも出来ません。
何かデパスの代わりになるような薬や方法があれば、教えていただきたく。
以上、よろしくお願いいたします。
5月半ばのコメントより
なるほどです~。
- レーシック以後、強い眼精疲労、軽い羞明感、それにともなう自律神経失調症に悩まされている
- 遠視用メガネやサングラスをかけると逆に見えずらくなり、調子がむしろ悪くなるので、普段は裸眼。
- デパス服用すると、ほぼ症状はなくなるですが、耐性がついて量が増えるのと、デパス飲むことによる負の影響(眠気やぼんやり感など)があり、連用が怖い。
-
何かデパスの代わりになるような薬や方法があれば、教えていただきたく。
しかしレンコンがこのご質問に答えることはかなり難しいかも。
質問者様に申し訳ないのですが、かなり的外れな回答になるであろうことを覚悟してお返事させていただきます。
まず第一にレンコンは目が痛くても薬とかは全然飲まなくて、メガネの度数変えたりフレネルの度数変えたり、サングラスしたり、ガムをかんだり、それでもどうしようもない時は「耐える」と言うパターンの人間なんです。
だから「デパスの代わりになるような薬」はまずもってご紹介が不可能であります。
眼科はものすごい定期的に通ってますけれど、まずもって眼科とメガネ代にすごいお金かかり、かつ受診のお時間もかかるので、その他の科を受診する気力も時間も財力もない感じです。
ちなみに「デパス」に関しては以下新聞記事群がかなり考えさせるところがあったのでちょっと引用します。
こういう状況だと毎回お医者さんからお薬処方されるたびに医療従事者用の情報わざわざググらなきゃいけないと思うのだが、どうなってるんだ日本の薬剤処方事情は…!!!
乱用や依存の恐れがある処方薬の規制は、国際的に行われてきた。国連は1971年、「向精神薬に関する条約」を採択(日本は90年批准)。88年には「麻薬及び向精神薬の不正取引の防止に関する国際連合条約」を採択(日本は92年批准)し、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬や抗不安薬の多くを規制対象とした。
ところが、ベンゾ系薬剤と同等の作用を持つエチゾラムは規制対象とはならなかった。日本以外に販売している国は少なく、国際的な規制の優先度が低かったためだ。日本独自に向精神薬指定を行うことはできたが、エチゾラムの依存性は過小評価され、長く放置されてきた。
中でも、もっとも乱用が多かったのがデパスなどに含まれるエチゾラムという成分だ。デパス以外にも複数の薬に含まれ重複処方になりやすい。
エチゾラムは神経活動を抑えるが、飲み続けていると抑えた状態が普通になり、薬を減らすと今度は興奮してしまう。そのため、徐々に飲む量が増えて依存症になってしまうのだという。
「デパス」に代表されるベンゾジアゼピン系はレーシックの被害者でも依存症になってしまった人がレンコンが存じ上げてるだけで数人いらっしゃり、しかも人間的にとても御尊敬申し上げるような素敵な方でもその離脱にはかなり苦しまれるので、根性なしのレンコンは手を出すこと自体が恐ろしいです。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
ですので、「薬に頼らない方法は何か?」と言う話になってくるのですが…
これに関しては
- 「メガネ、コンタクト、フレネル膜、サングラス、目薬、眼科医学書など装備を充実させる」
- 「LEDなどを多用する大型店舗に足を踏み入れない」「液晶モニターやスマホなど、LED関連商品には絶対に近寄らない」「テレビがついている部屋には入らない」「細かいものを読まない」「カーテンを済めた薄暗い室内で目を使わないように過ごす」「車とか電車とか動く乗り物には乗らない」
- 「運動する」「ガムをかむ」「風呂に入る」
- 睡眠はたっぷり取る
そういう次元になってしまうのです。
要するに、「レーシック難民がやってる実に普通なこと」ですね。
以下、もう質問者様はされていらっしゃるかもしれませんけれど、この「レーシック難民では普通」と思うことに関して説明します。
1、メガネ・コンタクト・サングラス、眼科医学書などの装備の充実
これに関しては眼鏡やフレネル膜などの実際に装備を充実させることも対症状的には重要なんだけど、同時に「こんだけ装備があれば、遠視やプリズムが多少変動しても対応できるだろう」心理的な安心感も大きいような気がします。
2、「LEDなどを多用する大型店舗に足を踏み入れない」「テレビがついている部屋には入らない」「細かいものを読まない」「カーテンを済めた薄暗い室内で目を使わないように過ごす」「車とか電車とか動く乗り物には乗らない」
自分の場合、どういうときに目が痛くなるのかはもう分っているので、あらかじめ近づかないようにしています。
実際これで破壊的な状況は結構防げます。
3、「運動する」「ガムをかむ」「風呂に入る」
自分の場合はこの3つは気休め以上には確実に効きます。
4、睡眠はたっぷり取る
人間、寝ないとすぐにダメになってしまうので、夜どんなにやりたいことがあっても睡眠時間に捧げるようにします。
レーシック難民は目の痛みなどで睡眠に障害をきたす場合が多いので、どーしても眠れない時のために睡眠薬を処方してもらって、「もうどうしても眠れんぞ」と言う緊急避難時だけ飲む覚悟で枕元に置いておくといいかもと思います。その「安心感」があるだけでもちょっと違うと思います。
ちなみに、睡眠薬でも依存や耐性はあるので容量は守りましょう。
最後にですが、
「それでもどうしてもデパスっぽいものを飲まないとそもそも生きていくことが困難なのだ!」
というくらい追い詰められた場合ですが、代わりの薬はずいぶん探したんだけど、それを書くことは憚られました。
だって自分が薬を使っていないのに「これなんて安全そうだし、どう?」っていうのはちょっと人の道に外れているのではないかと…
勿論検索すると「デパスの代わりに使えそうな薬はこれ」と書いてあるサイトもありますよ。でも、それは「書いてある」だけであってレンコンが実際に試したわけじゃないので、何とも言えないのです。
レンコンは、レンコンをこんな状態にしたレーシック医や、アフィリエイターのようなことはしたくないので、そこは書けません。
でも、一個だけ言えるとすると、知り合いの方にお薬を使われている方もいらっしゃると思うので、そういう方に感想を聞いたり、様子を見させていただいたりして考えたりするのがいいのかなと思います。
それと、安くてもいいので最新の薬剤師向けのポケット薬剤辞典を買う事、それに、薬を処方してもらう前にあらかじめ目をつけておいた薬の薬剤添付文書(医療者向け)を全部読んで、その薬を飲んだ人がどうなってるか掲示板などで目を皿のようにして探すのがいいのかなと。
少なくともレンコン自身が薬を処方していただくのなら、そのようにするのかなと思っています。
今日はそんな感じでした。
レーシック被害者の皆様、どうかご体調にお気を付け下さいね。
品川近視クリニック裁判その後とコメントのお返し 後編「コメントのお返し」
こんにちは!レンコンです。
前半の品川近視クリニックと被害者裁判での被害者の勝利的和解の話題に対し、公判では今回はコメントのお返しをさせていただこうと思います。
前半はこちらですよ。
さて、以前のブログで同じレーシック被害者の方からこんなコメントをいただいていたレンコンです。
複視の治療ですが、確かに多くの方が試みられていますが、私はこちらもやはり躊躇があります。なぜなら、レーシック前に顕在化していなかった複視がなぜレーシック後に出てくるのか不詳だからです。
なぜなら、レーシック前に顕在化していなかった複視がなぜレーシック後に出てくるのか不詳だからです。そもそも触った部分は角膜で、外眼筋は触っていないのに、なぜ外眼筋による複視が顕在化してくるのかがよくわからないからです。
うーん、ホントによくわかんないですよね。レーシックすると、どうして一定数の人は眼位がずれてしまうのか。
ちなみに、この「屈折矯正手術後の眼位ずれ」ですが
レーシックじゃなくて、ホールICLでもずれるようです。
それもTクリニックとかで使ってるインド製のわけわからないレンズではなくて、ちゃんとしたS社様の正規のやつですよW。しかも数十プリズム単位で。
だからレンコン的には、斜視弱視系の医者しか屈折矯正手術には手を出せないようにして欲しいんですよね。
だって屈折矯正医って、こういう屈折矯正後の眼位ずれには無力と言うか、そもそもプリズムが何かすら理解できてない人が多いから、病院でも眼位検査無くて、斜視手術が必要なくらいズレてる人に対しても「心因性です」「神経質」とか面白いコメントをくださるんですよ。
こんな人たちでも「眼科専門医」なんだから、専門医制度ってつくづくいいなと思います。ゆるくて。
で、話が戻るけど、
レンコンは今、斜視手術を躊躇してますね。
まず、普通に「手術」と言うものがどういうものかわかってしまったから怖いという気持ちがあります。
レーシックの時は「簡単な手術ですよ~」「万全のアフターケアですよ~」と言われ、実際コレ( ゚Д゚)だったわけだから、眼科医療への不信感が半端ないんですよね。
医療の怖いところって、レンコンは手術からしてマズイ手術だったけれども、医者が自信満々で「成功です」と言ったとしても、それが患者にとって成功とは限らないという面にあると思うんです。
例えばレーシックでドライアイになって目薬・涙点プラグ生活になってしまっても、レーシック医からすると「近視治ったでしょ?成功!」となってしまうし…。
それと、
屈折矯正手術後、眼位ずれ発生して斜視手術躊躇してる人の中に、
「プリズム値の変動が激しすぎて手術の目標値が決められない」
…って人はそれなりの数いると思います。
レーシック後の眼位異常って、変動が激しいんですよ。
普通の眼位位異常ってある程度固定されてると思うんだけど、レーシック後の眼位異常は「変動激しいです」としか言いようがないんですよ。30超えたり1桁に戻ったりで。だからその日にフレネル膜や眼鏡に付け替える生活なんです。
こうなると外斜位の苦しみと同じ位に内斜位の苦しみも良くわかってるんで、手術で間違って内斜位になってしまった時のことを考えると身の毛もよだちます。車の運転とか地獄ですよ。
ちなみにコメントくださった方に質問ですが、
①プリズムの変動はあるでしょうか?
②変動があるとすると、どういうときに変動するのか教えていただけるととてもありがたく思います。
今日はこんなところかな。
それではまた!
レンコンでした
品川近視クリニック裁判その後とコメントのお返し 前編「和解条項」
※コメントくださった方々へ
コメント本当にどうもありがとうございます。励みになります!!
次回の記事でコメント返しさせていただきますので、
どうかしばらくお待ちいただければ幸いです。
こんにちは。レンコンです
最近夜が明けるの早くなってきて羞明のレンコンは
「ちょっとでも明るいと目が覚めちまうので助けてくれ」と
思ってますけど、皆さまはお元気ですか?
最近使ってる命綱のアイマスクがほつれてヤバいので、
新しいのが欲しいけど、レンコンの使ってるやつは遮光面積が
広いので数千円と高いから、買うの迷ってます。
100円ショップの面積少ないアイマスクだと光が入って
眠れないんですよね~。
さて、前半は先日の品川近視クリニックの過矯正裁判の、
患者側勝利的和解のネタから。
被害者側の勝利的和解に終わった画像を張り付けておきますね。
記事はこっちです。
しかし、被害者側が勝利的和解したものの、
「正直喜んでいられないな」とレンコンは思ってます。
何故かと言うと、
この品川近視クリニックと言う最悪眼科は、
和解条項を全然守ってくれないんですわ。
前の記事(↑)に書いたけど、
レーシックの被害では、2018年3月に被害者が勝訴的和解した裁判で、和解条項に以下の文章が入ってます。
3 被告は,原告らに対し,今後より一層,レーシック手術の合併症について,その時の知見に従い,患者に対し適切な説明を行うことに努めるとともに,ウェブサイト,患者に交付する同意書及びその他術前説明に関する資料の記載について,本件紛争上指摘された問題点を踏まえ,患者に誤解を与えないように努めることを約束する。
んで、2019年3月13日の品川近視クリニックのHPの記載がこれ。
「なにこれ和解条項守る気ある?」って
聞きたいですよね。
だってドライアイの裁判で問題になったのは、
「ドライアイはレーシックするとほぼ100%発生する」のに
それを「4%」とか嘘八百書いてたから、
被害者側としてはドライアイのリスク表記をちゃんと書いて、
しかも「重篤化すると永続化する」と書いてくださいね…
と言う話だったのに、
そもそも「ドライアイ」の記述そのものを
消しちゃってます。
それとも被害者に
「俺ら和解条項不履行裁判で、もう1ラウンドやりたいんだぜ!!」
とでも発信しているのだろうか。
今回勝利的和解した「過矯正」の裁判でも
同様の「再発防止事項」が和解条項に入ってるけど、
ドライアイがこの様子じゃ、もはや「品川近視と話しても無駄」と
判断して、別の手段取った方がいいのではと思えてきました。
続きます。
【速報】品川近視クリニック対象レーシック被害裁判「過矯正」 勝利的和解!
こんにちは。レーシック被害者のレンコンです。
本日、2019年3月7日レーシック業界にとってかなり大きなニュースが飛び込んできました。
翔友会品川近視クリニックを対象としたレーシックの集団提訴で、「過矯正」のグループが患者側の勝利的和解しました。
●原告「デメリットの説明は一切なかった」
近視レーシックの手術には、視力1.2~1.5以上を目指す「完全矯正」とやや近視よりの視力0.8~1.0程度を目指す「低矯正」の2種類がある。個人の角膜の状態によって切除率は異なるが、完全矯正を目指した場合、結果的に過矯正となり「術後遠視」を引き起こすリスクもある。
遠視は網膜よりも後に焦点を結んでしまう状態で、近視と違い、遠くのものも近くのものもはっきりと見ることができない。その結果、眼精疲労や頭痛、めまい、吐き気などの症状を引き起こすこともある。
レーシック被害対策弁護団団長の梶浦明裕弁護士によると、和解条項には法人側が遺憾の意を表明した上で、レーシック手術について、年齢やライフスタイル、術前の視力を考慮し、デメリットについても患者に適切な説明を行うことなどが盛り込まれた。
原告の一人である吉岡さんは「痛みやぼやけは1日中発生し、日光やライトが眩しくて目が開けない人もいる。デメリットの説明は一切なく、ベルトコンベヤー式に手術を受けてしまった。法的な解決はなされたけれど、私たちの体は目を含めて完治しているわけではない」と話した。
梶浦弁護士は「メガネとコンタクトと違い、一度角膜を削ると元には戻せない。今の日本はレーシック手術の合併症に関する治療が不十分。被害を受けた人の真の被害回復の必要性を、学会や医師に訴えていきたい」と話した。
品川近視クリニック対象のレーシック集団提訴グループは
- 「ドライアイ」グループ→患者側勝利的和解(2018年3月)
- 「網膜裂孔にレーシックして術後患者網膜剥離で視力不良」→患者が地裁勝訴(2018年9月)、その後高裁で和解
なので、過矯正もこの流れに続いて「患者側勝訴的和解」で嬉しい限りです。
(被害者総数1位の品川近視クリニックは被害者が多く
後遺症の種類も分かれているので集団提訴の裁判群がいくつかある)
翔友会品川近視クリニック、裁判の記事はブログ内の以下記事でもご紹介しています。
裁判のポイント
過矯正グループの裁判は
- 屈折矯正量の設定義務違反
- 説明義務違反
という事が争点になりました。
「屈折矯正量の設定義務違反」の内容。
レーシックはそれなりの確率で「近視の戻り」が起きる手術です。
つまりせっかくレーシックで遠くが良く見えるようになっても、
段々屈折度数が変わってきて近視に戻ってしまう方が、
それなりの割合いらっしゃるのです。
この近視戻りは「リグレッション」と言われており、
レーシック医さん達でも何故リグレッションが起こるのか、
どうして起こらない人と起こる人がいるのかまだわかっていません。
この「近視戻り」のことを考えて、集団提訴された品川近視では
患者の角膜を削るときに、
- 近視戻りのことなどを全く説明しないで
- 「わざと」強めに、遠視気味に削る
ようにしていました。
老眼年齢に近い30代後半の方が、術前にわざわざ
「近くが見やすいように近視を少し残してください」と
術前に頼んでいるような場合でも、過矯正に手術していました。
ところが…
この「近視戻り」が起こる人もかなりの割合でいるのですが、
「近視戻りが全く起こらない人」もそれなりの割合いるのです。
その方たちの中で症状が重い方たちはどうなったのかと言うと…
こういう生活になりました。
「メガネ、コンタクトから解放される手術」であるはずの
レーシックなのに、一体どうして?
実は、近視の方はあまり知らない場合が多いのですが、
このようにレーシックで矯正しすぎることにより生じる「遠視」は
以下の症状を併発する場合があります。
そして、ここが問題なのですが、
レーシック原因で生じた遠視(=過矯正)は
眼位異常などを併発している場合も多く、
眼鏡コンタクトを使っても仕事はおろか、
日常生活すら困難になるくらい
強烈な場合もありました。
光が眼に突き刺さるようで、会議の際のプロジェクターを観ることすらできません。
家の中でも大きな黒いサングラスをかけて生活していました。
ほんの少しの風が眼にあたると、しゃがみこむほどの激痛です。
気まぐれに突風がふきつける地下鉄が恐ろしくなり、遠回りをしてバスで移動するようになりました。
…1日が終わるころには、激しい頭痛・肩こり・全身の痛みで嘔吐。
痛みどめなどの薬を飲んでも、全く効き目がありません。
実際この記事を書いている私も、
レーシック後に+2D超える遠視にされ、眼位異常も併発し、
モニターを見ると以上に目が痛くなるようになり、
IT企業を失職しています
治療中ですが、状態がなかなか安定せず、
液晶PCモニターを使うことができ無いのは勿論、
テレビすら見れず、再就職が難しい状況です。
品川近視クリニック「説明義務違反」の内容
もう一つの争点になった「説明義務違反」。
レーシックはこのような「術後遠視」「過矯正」と言う症状で
苦しまないように、ライフスタイルに合った見え方になるように
「リスク」や「デメリット」の部分も説明すべきでした。
術後よく見えるようにはなりましたが、
屈折度数は左目+2近く、右目+1の遠視になりました。
術後しばらくは見えすぎて「少しきついな」と感じるくらいだったのですが、1年、2年と経過する内に
目の周りの筋肉、首、肩の異常な凝り、辛い日は痛みで
朦朧とし、鬱のような症状になりました。
PCを多用する仕事だったのですが、
裸眼で過ごしたいと思ってレーシックを受けたのに、
目の痛み(特に目と目の間の鼻の付け根)や眼精疲労で
「裸眼では生活できない」状況になったのです。
施術クリニックからは現在のような状態になるという
説明は全くありませんでした。
手術で失敗したら最悪どうなるか?と私はわざわざ術前に聞いたのですが、
「そんなことがあるならこんなに人が来ませんよ?」と回答され、それを信じて手術を受けてしまったのです。
和解の評価
裁判は「和解」と言う形で終わりましたが、
「勝利的和解」と評価しています。
和解案は金額は非公開ですが、
品川近視クリニックにレーシック被害の再発の要望策を講じる
「再発防止条項」が入り、
患者側には「口外禁止条項」が入りませんでした。
これはどういうことかと言うと、
「品川近視クリニックは今回の被害を受け
再発防止に努めなければならない。
被害者側は自分が被害を受けた経緯や
加害者の品川近視クリニックの名前等、
情報発信が今後も可能である」
という事です。
以上、裁判の速報になります。
読んでくださった皆様、どうもありがとうございました!!
KKアイクリニックのICL被害者さんのブログに引用していただきました。
こんにちは。レンコンです。
レーシック被害者の会のメールに今日もレーシック難民からお問い合わせが入る昨今、皆様はいかにお過ごしですか?
レンコンは相変わらず目が痛いです。
角膜神経痛のレーシック難民の方は「目の表面が痛い」っておっしゃる方が多いんだけど、
遠視両眼視機能異常系のレンコンの目の痛みは起きて目を使ってる限り筋肉が変な風に引っ張られたり目の奥がカッカして、寝るのに支障をきたしそうな痛みですね。
車なんぞ運転した日には、吐きそうなくらい辛いです。
そんな生活ですが、最近嬉しいニュースがあったので書きますね。
嬉しいニュース:フェイキックICL失敗ブログ「ICL手術で失敗しました」で取り上げられました。
このブログ、内容的にこれからICL(永久コンタクトレンズ)受けたい人にはものすごい貴重な資料なんです。
例えばこの記事とか。
実際問題、ネット上でICLの摘出手術に関する情報はほとんどありません。
Yahoo知恵袋で一つ二つ質問があるくらいです。
なので手術を受けたクリニックのHPを再確認します。
そこには「元の状態に戻すことが可能です」と記載されています。
↓(手術を受けたクリニックHPから抜粋)
しかし、ICL手術の同意書にはこう書かれてあります。
「必ずしも元の状態に戻るとは限りませんが、レンズを取り除く手術を行うことで手術前に近い状態に戻すことは可能です」
↓(同意書の写真)
・・・これは詐欺ではないでしょうか?
宣伝のときは元の状態に戻せると謳っておきながら、いざ手術となったら元には戻らないかもしれません、って。ホームページの記載は明らかに誇大広告に当たると考えられます。
もはやクリニックを信じられません。
でも摘出するなら、やはり手術を受けたクリニックでないとダメでしょう。
ここは同意書にサインするしかありませんでした。
(追記)
この件は不当表示として消費者庁に通報しました。
事態の変化があればまた報告します。
しかし、この貴重な記事が、北沢さんが書かれるとおり、グーグルで検索しても微妙に探しにくくなっているのです。
これではまた、レーシックと同じことが繰り返されてしまうかもしれません。
そこで、「レーシック被害者の会」のツイッターアカウントの固定ツイートに張り付けていただきました。
北沢さん、どうもありがとう。
記事を書いてくださって本当に感謝です!
最近は、レーシックの件数は減っているんですけど、ICLの方は多くの方が「新しい手術って、レーシックよりいいんでしょ?」とノーガードなので、このブログを読んでいただいてICLのリスクが多くの方に認知されればいいなと思っています。
ちなみにレンコンが今までに書いたICLのリスク記事は以下になります。
それでは皆様、今日も良い視生活を!